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スカンジナビア・エアライン(SAS)のいい加減さにうんざり。

スウェーデンでの留学生活1年間で、数多くのミスの犠牲になったことはこれまでにもこのブログで紹介してきた。

今でも忘れられないのが、身体機能が不全の歌手<レーナ・マリア>との2ショット写真をインターネットを通じて現像に出したのだが、戻ってこなかったことだ。

地元リンショーピングで現像に出せばよかったのだが、日本に比べて、べらぼうに高い。

 

今回のスウェーデン出張は、いつも以上に収穫があり(たぶん)、そのまとめを日曜日以降やろうと意気込んでいるところだ。

2月27日、午後3時40分に、実のあるリサーチ、楽しい食事の思い出を抱えて、コペンハーゲン・カストロップ空港から成田に向かう

ハズデアッタ・・・・

乗客は、SASに乗り込み、シートベルトをして、いつ発進するのか待つばかり。

待つ。

待つ。

待つ。

いくら待っても飛び立つ気配がない。

 

40分ほどして、機長によるアナウンス。緊急時に天井から下りてくる<酸素マスク>の酸素ボンベが必要数装備されていないため、しばらくこのまま待っていただきますと。

 

はあ???

酸素ボンベの本数ぐらい小学生でもできる作業だ。

数10分して、酸素ボンベを2本持ったオッサンが、通路をダッシュで走り、最後尾まで持って行った。

やれやれ、これでボンベ問題も片付き、しばらくすれば飛び立つであろう。

 

また40分ほどして、また機長が何か語り始めた。

機体整備部門とやり取りをする書類上に不備があったので、もう少しお待ちくださいと。

 

書類の不備なら、しばらくすれば飛び立つであろう。

しかし飛び立てない。

 

また40分ほどして、今度は機長が<深刻な保守点検上の不備>が見つかったので、このまま、

飛び立たず、ゲートに戻りますと・・・

 

ナヌ???

でも、ゲートに戻ることもなく、停止したままだ。

 

さては、機体の腰がくだけたか。

 

こんな不運に遭遇するのは、レーナ・マリア現像フィルム紛失され事件以来だ。

 

数10分して、機長が今度は、やっぱり、このまま成田に向かいますと・・・。

 

 深刻な保守点検上の不備問題は、どう解決できたのだ?

肝心なところは、機長もそれを日本語で伝えるキャビンスタッフも、全く説明しない。

 

説明責任という概念はSASにはないようだ。

何故ゲートに戻ると我々に伝えたのか。何故いきなり離陸することに決めたのか。

 

分かりやすく乗客に説明すべきであろう。

 

離陸した時、この飛行機は墜落するかもしれないと本当に怖くなった。

私は、55年間辛い時も楽しい時もあって、そこそこ人生を満喫してきたので、これで命が尽きても

しょうがないと観念したが、すぐ前のバルクヘッドにいる赤ちゃんや周りのヤングはこれからという時なので、可哀想に思った。

 

ふらふらしながら、着陸予定時間を3時間ほど超過して成田についた。

飛行機の中に14時間近くも閉じ込められていた。もうこりごり。

 

機内アナウンスで、「またのご利用をお待ちしております」と。

誰が、利用するもんか!

 

スカンジナビア・エアラインさん、

ええ加減にしなはれや!

 

 

 

 

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