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クレーマー。

何かを欲しいと叫んでいる人の話ではない。

何かを<クレー>とわめいている人の話ではない。

 

こちらは、もうすぐ朝の6時。

日本は、もうすぐお昼の休憩が終わる13時だ。

日本の方が、スウェーデンより7時間早く、<世界が始まる> 

つまり<セカハジ>。

 

今から3時間半前の話。

あまりの寒さに目を覚ます。

寝ようとするが寒さで寝られない。

 

理由ははっきりしている。

ここは、ヨーテボリ中央駅から歩いて2分のところにあるホテル<スカンディックユーロッパ>

部屋の中、窓側近くに、4つの長方形の穴が開いていて、そこから冷たい空気が出ているからである。

 

夜中の2時半。

フロントに電話する。

<寒くて寝られんけん、窓の近くの穴の冷たい空気ば、止めてくんしゃい!>

 

するとフロントの女性が、

<お客様が何をおっしゃっているのか分かりませんが、数分でスタッフーをお部屋に向かわせますので、お待

ちください>と。

真夜中の話なので、部屋番号を2回確認された。

 

すると、確かに3分ほどで、<ごっついクレーマー処理員>が正装で現れる。喧嘩が強そうでR.

<窓が壊れているそうですが?>

 

ん?

 

<ちゃいまんがな。窓は壊れてないばってん、穴ば4つあるとよ。そこから、寒い風が出ると。>

すると、

クレーマーブロックマン氏が、

<この送風は、中央でコントロールしているので、止められません>と。

 

続けて、

<私に良い考えがあります。しばらくお待ちください>と。

3分待つ。

 

ブロック氏が、右肩に何かを載せてやってきた。

そう、<ヒーター!!>でR。

 

真夏の夜の<ヒーター生活>

なかなかできない経験でR.

 

家庭内では、ノン・クレーマー27年。

家庭の外では、たまに<しっかりしたクレーマー>

 

クレームをして問題解決することは<ほぼない>が、今回は問題解決できた。

スウェーデンと韓国と台湾では、<クレーマー実践者>になり続けるであろう。

 

このホテル、バスタブもあり、朝食のメニューがおそらく55種類あり、部屋も広く、値段もお手頃。

<送風4穴>がなければ、100点満点。

4穴が気にならない方は(僕のように4穴を気にする人は1パーミル程度)、是非、このホテルを!!

 

 

 

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スウェーデン、2日目。ホームヘルパー、ホームヘルプサービス利用者、市長にインタビュー。

ハリーダ市にお世話になっている。

市役所の高齢者ケア課職員にもインタビューするが、

今日は、ホームヘルパー、ホームヘルプサービス利用者、市長にインタビューすることができた。

ホームヘルパーは、正規職員になって13年目の<若いお兄さん>

男性のホームヘルパーさんは珍しい。

色々うかがったが、時間が不足したので、メアドを教えてもらう。

 

その若いお兄さんがヘルプに行っている男性高齢者のご自宅まで車で連れていっていただく。

87歳の男性。毎日のモーニングケアと週1回のシャワー、同じく週1回の散歩サービスを利用している。

もう少し、身体ケアを受けている利用者のご自宅を訪問したかったが、不可能であった。

ホームヘルパーのヴィカーリエにでもならなければ、身体ケアの直接を拝見することはできない。

お昼を挟んで、午後からMARにインタビュー調査。

 

MARを日本語にするのは難しいが、医療責任リハビリテーション?か。

MAS(医療責任看護師)とSAS(社会サービス責任社会福祉士?)にもインタビュー調査を申し込んだが、夏

休み中でお目にかかれず。

 

そして最後に、社会委員会の委員長へのインタビュー調査を申し込んだところ、市長様であることが分か

り、市長に、同市の高齢者ケア関連施策に関して、70分ほどインタビュー調査する。

とてもユーモア力のある素晴らしい方であった。

 

スウェーデンの高齢者ケアに関して最も大きな影響を及ぼしているLOV(自由選択法)の評価についてお話を

うかがえたのが、大きな収穫であった。

 

 

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