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8月16日、日曜日。散歩。

ただいま、朝4時45分。

4時ごろ目が覚めてしまった。

もう一度寝ようと思ったが、急に9月中旬から下旬にかけて締め切りのある3本の原稿のことが気になり、寝つけず。

一つは、教科書。

一つは、連載最終回。

一つは、紀要。

教科書の締切が最も早いので、改定前の執筆者(S教授)のコピーをスウェーデンで読む予定であったが、コ

ピーを自宅に忘れる。

連載最終回は、アイデアがまとまらず。

紀要は、アイデアが決まっているが、作業が捗らず。

 

日本にいると散歩する時間がない。

というか時間は確かにあるのだけれども、散歩する気分的なゆとりがない。

そんなこんなで頭が一杯だが、ここはストックホルム。

日曜の午後、散歩に出る。

今泊まっているホテルはこれで3回目であるが、散歩するのは初めて。

 

ホテルから3分ぐらい歩くと、スウェーデンで3番目に大きいメーラレン湖の東部の<リッダーフィヨルド

>に到着する。

リッダーフィヨルド沿いに散歩コースがあり、コースに沿って色々なレストランが立ち並ぶ。

船上レストランが3つあった。

 

リッダーフィヨルドの直角の角になっているところには、そこそこの広さの公園がある。そして芝生になっ

ている。

そこで多くの人々が、

日光浴をしている。

スウェーデンの夏はやけに短いし、日本の真夏のような灼熱の暑さは、本当に珍しいこと。

太陽としっかり向き合っている。

 

水着を着て寝そべっている女性や男性も多い。

誠にセクシーな光景だと推測する。

 

私はスーツを着て、手にはデジカメを持っている。

<完全に浮いているという自覚はある>

怪しいものではないのだが、一般市民に通報されては日本の恥なので、

散歩道の両側に広がるセクシーゾーンは、視線を遠く前方に向け脇目を振ることなく<超競歩!>で駆け抜

ける。

 

僕は、来年発売する予定の単著の表紙に入れる写真を撮りたいだけなのだ。

心穏やかではなかったので、実はあまり良い写真が撮れなかった。

まだまだこの灼熱の暑さが続きそうなので、心穏やかでない状態は続くのだが、再チャレンジして、佳い写

真を撮りたいと思う。

 

 

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