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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
研究者っぽいセンスのゼミ3年生男子。
現在のゼミの数は、昨年度より随分と減った。
就活が心配だという人、ゼミ活動はもうたっぷりやったという人、
資格の勉強に集中したい人・・・等、は<卒業>していった。
今は、ソーシャルディスタンスが十分取れる人数で50人の教室を
使って<対面ゼミ>。
その中に、頭きっれきれの男子学生がいる。
彼の研究発表が先週あった。
ゼミ生全員1つのコメントをしてもらう。それがうちの習わし。
最後は、わたしからのコメントタイム。
まず、伝えたのは、<学年を伏せていれば、大学院生のレジュメ
としても通用するよ。>のコメント。
コメントすべきことが多かったが、チャイムがなったので、
続きのコメントは1週間後。
私は、この3月に<日韓の介護保険とケアマネジメントの比較分析>
について論文を書いた。
ゼミ生には、manaba を通じて、配付している。
私はその論文の中で、日韓の介護保険法の根拠思想が違うことを論じた。
先行研究の金教授(慶南大学)の論文を引用しつつ。
仮にここで、<A モデル><B モデル>としておこう。
彼は、私のこの2つのモデルに準拠しながら、日本と韓国の老人福祉法
の根拠思想が違うことを<見事に>論じた。
キレッキレのセンス。
彼は韓国語が得意なので、韓国の老人福祉法も読めてしまう。羨ましい!
ただ大学の授業が良く理解できて、GPAのポイントが高い学生は存在するが、
そしてうちのゼミにもいたが、
<研究者の卵>のような3年生は、彼が初めてである。
今台湾について研究論文を書いているが、来年度、韓国の高齢者介護に関する
論文を書くときには、彼のゼミ論文
(12月提出)を一つ引用させてもらうことになる。
今年は本当に<禍>の年だ。
韓国短期ゼミ研修旅行ができないからだ。
彼がお酒好きだということは自己紹介文に書いてあったし(他にもお酒好きの
ゼミ生が数名)、
私の細やかな希望は、ゼミコンパ開催のみ!
広めの居酒屋で、忘年会か新年会はやりたい。