先日の雨でアグロステンマギダコという、なでしこ系の花が少しずつ咲いてきました。背が高くて風にそよいでいます。この時期をめざしてこの花たちは寒い冬に耐え、背を伸ばしてきていたんですね。 よくぞ、咲いてくれたという気持ちです。一緒にヤグルマギクとか、野生のポピーみたいなのも咲いていますが、ついついうっとり見てしまうのはこちらです。花には差なんてないのに、こちらの別格扱いって、何だろうな。アホみたいな . . . 本文を読む
卯月というくらいだから、四月には卯の花は咲くと思うのですが、今日はまだ旧暦だと弥生の四日ということですから、まだだいぶ早いのです。そして、ホトトギスだって遠いのです。あと一ヶ月は先かなあ。 何のことかというと、佐々木信綱さんの『夏は来ぬ』でしたね。作曲は小山作之助さんという方で、1896年に発表されたそうです。1 卯の花の 匂う垣根に 時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて 忍音(しのびね)もらす . . . 本文を読む
楽しいことって、何だろう。 遠いところに向かって夜中の高速を走っていること。眠気が怖いけれど、そんなことはめったにないので、興奮していて、仮眠しようとサービスエリアに止まっても、ちっとも眠れないです。それであきらめて、もういいや、行けるとこまで走ってしまえと、どんどん行ってしまう。でも、そのうちにエネルギーが切れてきて、どこかで寝なきゃと休憩するけれど、やはり眠れない。 そう、このいつになったら . . . 本文を読む
今、図鑑を見てやっと名前がわかりました。マツバウンランという花だそうです。 北アメリカ原産。線路沿い、芝生周辺などで群生するそうです。 ゴマノハグサ科(そんなのがあるんですね!)の植物です。国立環境研究所の「侵入生物データベース」にも載っているとか。帰化植物でした。 最大の特徴は、繁殖力が強いということだそうで、花の見た目はかわいいけれど、タフな雑草ということらしい。 繁殖力が強い原因には、花が . . . 本文を読む
別のことを考えていました。でも、私の部屋のパソコンを開こうとしたら、ものすごく匂っていて、そちらを書かなくてはならないと切り替え、ついでにつまらない絵も描いて、今日の記事に合わせてみました。 その前に、噂通りに今日はすごい黄砂でした。お昼にほんの少し外に出ただけで鼻水が出てきました。これはヒノキ花粉ではなくて、どうやら化学物質入りの黄砂の影響だろうと思いました。カーッと暑くなるような、拒否反応的 . . . 本文を読む
この表紙の花は、この秋から冬グングンとまっすぐ上に伸びてきたブルーベリーの枝についてたつぼみです。 去年、初めてうちのブルーベリーは実を結ぶようになりました。ここに来るまで何年くらい経過したでしょう。数年はかかっています。でも、うちの庭にしてみたら成績のいい方です。うちの庭はたいてい挫折して枯れてしまうのがとても多いです。 レモン、カリン、グミ、ブドウなど、実を収穫しようとたくらんだ木々はみんな . . . 本文を読む
うちにはビワの地植えしたのが五つ、鉢植えが六つあります。全部タネを庭に放り投げて芽が出てきたものです。小さいのやら、数十センチになったのなど、いろいろありますけど、いったいいつになったら実ができるのやら、できないのやら……。 そう言えば、これまた放り出し芽がそのまま伸びたアボカドがありますけど、ミノムシをつけたまま冬を過ぎて、今は軒下ですけど、この夏には屋根を通り越す . . . 本文を読む
1923とその前年に生まれた司馬遼太郎さんとドナルド キーンさんの対談の本を読みました。中央公論の嶋中鵬二さんという人にそそのかされて、五十代のお二人があれこれと話をされるというものでした。 私はおもしろかった。でも、例によって何にも頭に定着しないのです。すべて流されてしまう。だから、あわてて思いついたところをメモして、メモしたとたんに忘れてしまうけれど、何かのとっかかりにはなるだろうって、ブロ . . . 本文を読む
今日、三重県でも積雪10cmと朝から言われていました。うちの前は、それほどでもなかったけれど、パリパリに凍っていました。朝からクルマで出かける人は見なかったけれど、道路にはたくさん歩いている人たちがいて、どうやらお仕事先に歩いて向かっているようでした。 傍若無人の暴走高校生はおらず、みんな歩いているようでした。オバサンも、オッチャンも、若い人も。冬用タイヤの私は、ゆっくり走れば大丈夫と、チンタラ . . . 本文を読む
申し訳ないですけど、もうしばらくしたら奥さんと落葉拾いにいきます。彼女は、落ち葉を使って何か飾りつけとか、作品作りとか、あれこれするみたいです。 私は、写真撮って、何となくそれらしい気分になって、ああ、優雅な秋の日みたいな感じになるのでしょうか。 私のことですから、シャカシャカ変なことしているでしょう。とにかくビックリだったのは、おとといは電車通勤で1万歩以上歩き、昨日はクルマ通勤で千歩ほどでし . . . 本文を読む
内田樹さんと釈徹宗(しゃく・てっしゅう)さんの『聖地巡礼』2013 東京書籍、という本を読みました。大阪と京都と奈良の聖地を、若い人たちとこのお二人でめぐり(巡礼部と称するバスツアー)、あれこれその時の話をまとめた本のようです。 大阪は、聖なるもの・宗教性・霊性をもみ消してしまった町、京都はあちらこちらにそうした場所がひっそりと行かされている町、ちゃんと計算されている。奈良は、田園の中にちゃんと . . . 本文を読む
昨日の続きを書くつもりで帰ってきました。でも、やはり一日空くとテンションが下がっていました。私の書くものって、それほどにこじつけで、でっち上げで、中身のないものなのか、簡単に書く気がなくなるのはどうしてなんだろう。 そもそも私自身が移り気で、落ち着かない人間だからだと思います。私には信念みたいなのはなくて、ただフラフラ思ったところへ浮遊するだけです。 何人かの方々が期待してくださるというのに、い . . . 本文を読む
夏の花がもう終わりかけです。 だから、夏の間ずっとハラハラドキドキして見ていた花たちも、「もう、夏が終わるね」と何となく教えてくれている感じです。 はっきりとしたコトバはありません、もちろん。ただ、ずっと頑張って来たけど、この寒いのとものすごく暑いのが交互に来ると疲れるね、という感じの咲き方です。 みんな元気がないのです。一番はルドベキアで、この夏もこの花たちにはひいきしまくりでした。「さあ、こ . . . 本文を読む
いい加減なことではダメだと、竹内浩三さんの作品集をあちらこちら見てみましたが、そういう事実はありませんでした。 たぶん、テレビの特別番組で、竹内浩三さんが、セミがコロッと死んでしまっているのを、「これが、セミコロンだよね。おもしろいね」と無邪気に笑った、というのを見たのだと思います。それは、誰の証言によるのか、誰かの創作なのか、浩三さんらしいエピソードをお姉さんが語ったのか、とにかく、そういう場 . . . 本文を読む
とっかえひっかえ本を取り出してて、一つをずっとしっかり読むということができていません。何だか落ち着かなく本を読んでいます。長い間電車に乗るとか、嫌でもじっとしてないといけない状況なら、もう少し読めるはずなんですけど……。 水上勉さんの『足もとと提灯』という70年代のエッセイ集を取り出してきました。こんなことが書いてありました。 この稿を書いているのは七月十六日。新盆だ . . . 本文を読む