別のことを考えていました。でも、私の部屋のパソコンを開こうとしたら、ものすごく匂っていて、そちらを書かなくてはならないと切り替え、ついでにつまらない絵も描いて、今日の記事に合わせてみました。
その前に、噂通りに今日はすごい黄砂でした。お昼にほんの少し外に出ただけで鼻水が出てきました。これはヒノキ花粉ではなくて、どうやら化学物質入りの黄砂の影響だろうと思いました。カーッと暑くなるような、拒否反応的な体の嫌がり方でした。あまり外に出てはいけないのだと、すぐに引っ込みましたが、でも、頭やら服やらクルマやら、たくさん浴びました。土日は雨というから、ぜひたくさん降って、街にあふれる黄砂を洗い流してもらいたい。
でも、そうなると、海が汚染されますね。何もかも海に流していいものか。たぶん、よくないと思うけど、もう私たちは海の汚染までは考えられなくなっていますね。大気汚染のひどい中国では、もっと大変な黄砂の様子でした。
あんな空気の中にいる北京の人たちは、巨大な建物の奥に潜んでいるだろうけれど、それでも、きれいに空気のところで生きていきたい。そのためには、まず電気の自動車の普及であるというのは、割とまっとうな考え方で、クルマのすべてをEVにしてしまおうなんて、強引だけど、今の中国でならそれは可能です。すべてのガソリン車を中国から追放する、強引だけど、それはやってもらいたい社会実験です。そして、黄砂はどうなるのか? その結果がわかる時まで私はこの世にいるのかどうか? もう、そんなの知らなくていいけど、日本においても、黄砂のないところで生きていけたら、それが願いですね。
というわけで、家に帰ったら、お酒とお風呂が楽しみでしたね。寝るのはそんなに楽しみではなくなりました。「ああ、今から寝れる。しあわせ!」というのは、最近ないのです。これも年を取ったからでしょうか。
お酒は、適当に少し飲んだら酔っぱらいます。気分で何でも飲みます。寒い時はずっとホットなんちゃらでしたが、もう最近はホットは飲みません。のどごしのなんちゃらも飲まないです。何を飲んでいるのやら、わけのわからないものを飲んでいるんでしょう。
お風呂は、それはもう必ず何かのお湯です。十年ほど前にお勤めしていたところには、霊泉が湧くところがあって、そこにチャンスがあればくみにいったんですけど、なかなか混んでたり、先客があったり、帰りが遅くなったりで、一年に一回汲めたらいい方でした。そのお湯は効能がある感じがしたんだけど、もうそういうチャンスもないですね。
だから、せっせと庭から出たものでお風呂にしています。昔は、ハーブに凝って、カモミール、ミント、オーデコロンミント、ローズマリー、よもぎなどを収穫していました。でも、これらは採れる量が少なかった。
もともとお茶にもできると知ってたウラジロガシとローリエ、これらは木ですから、大きくなるし、葉っぱもたくさん取れました。それらを煮込んでお風呂に入れる。
何にもなしのお湯もたまにはあるけど、もう毎日が何かのお湯というのに慣れているので、それがないと落ち着かなくなりました。
そして、とうとう禁断の植物、スギナとドクダミに手を出しました。ドクダミはきれいに洗ってお茶で飲むという奥さんがいるので、それは花の咲くころということだから、まだ早い時期の出始めたばかりのドクダミ、スギナはあたり一面にあるので、一本ずつ丁寧にカットして、乾燥させることにしました。
アイデアとしては悪くありません。スギナは雑草ですけど、お茶として売られてたりします。飲めるはずです。乾燥したら、もう少ししっとりするんだろうと三束くらい私のまわりに干してあります。
でも、何だか変な感じ。海藻のような、海苔のような、日向のような、枯れた草のような、お線香のような、匂いがします。もっと枯れた感じになってほしいのに、何だかなまめかしい香りがします。こんなの煮込んだらどんな匂いになるのだろう。楽しみなような、少し怖いような、不思議な毒液ができそうで、こわいなあと思うんです。