夏の花がもう終わりかけです。
だから、夏の間ずっとハラハラドキドキして見ていた花たちも、「もう、夏が終わるね」と何となく教えてくれている感じです。
はっきりとしたコトバはありません、もちろん。ただ、ずっと頑張って来たけど、この寒いのとものすごく暑いのが交互に来ると疲れるね、という感じの咲き方です。
みんな元気がないのです。一番はルドベキアで、この夏もこの花たちにはひいきしまくりでした。「さあ、ここに咲いてね。お願いします」とスペースに植え替えたり、何だかシャキッと立てない株があったら、つっかえ棒に支える麻ひも作戦で台風が来なかった今年の夏を乗り切りました。幸い、豪雨もなくて、どうにかルドベキアたちは夏の終わりを迎えている。
いちまでも立ち続けるのもかわいそうかなと、もう下から若い葉が出てきた茎は切り取ってみたりしていますが、あと少し楽しみたい感じです。
秋の花なのか、今まで全く気にもとめなかったレウコフィルムという木がたくさん花をつけています。今年こんなに咲くのなら、来年はもう少し大きくなるし、隣の敷地にまで伸びそうで、それが怖いけれど、お隣りさんもこりゃ変わった花だなと感心してくれているかな。
光がある時はまた別の色合いだし、写真で見るより本物がいいかもしれません。来年なら、もう少し目の高さくらいにまでなるだろうから、さらに鑑賞する楽しみがありますね。
新しいカメラで、うちの庭の新しい花たちを撮ってみました。ニラの花もきれいでした。何にも役に立たなくて、スイセンと同じところに咲くから、毒のあるスイセンを食べるわけにはいかないし、せっかく出てくるニラは、ただの鑑賞用です。
それがもったいないけど、小さな花なのにこんなにたくさんの世界を抱えていて、そりゃ、虫たちも、トカゲたちも、何だか頼もしいねえ、とかなんとか、思ってるんじゃないかな。食べないのは人間様だけです。オバカなことです。でも、うちらしいかな。
キンモクセイも二輪ほど咲きました。でも、すぐにダウンしてしまった。ムクゲは夏にちっとも盛りにならなくて、五月雨式の開花で、せっかちな私どもは、もう枝をかなり切り捨ててしまいました。
もう、冬に向かう気持ちもあるんです。だから、切り取った枝は、こまかく切って根元に敷いてみました。
そして、ここ何日も見た月は、今日もたぶん出てくると思うんですが、もう見に行きません。今日はもう今から寝る算段です。横になって本でも読んでたら、数分で寝てしまうでしょう。怖いくらい。
こうして、私の秋は深まっていくんですね。実は、もうヒガンバナもいくつか見てしまいました。そんな、早すぎるやないの! と思うけれど、台風に急かされるように、いくつか咲いてみるんでしょう。それもよし。それも秋なのか。
私は、何が秋? まあ、やっと三回目のワクチン接種が明日です。やっとこ秋になれるのかな。