伊勢市や、このあたりでも古いおうちは、正月飾りを一年中下げているところがあります。 どうしていつまでもこんななんだろう。そして、この「蘇民将来」って、何だろう。もう二十年以上は何だろうなって、思ってきたんでした。 手元にある辞書には、「疫病よけのお守りとして書く、神の名」が一番目、「福徳を祈る、六角柱状の護符。長野県上田市国分寺のが有名」とあります。岩波国語辞典・第四版(1986)では、そんなこ . . . 本文を読む
先日、できたばかりの新しいトンネルをいくつか抜けることがありました。そこにたどり着くまでにも、いくつもトンネルがあったので、新しさは一目瞭然でした。 新しいトンネルはきれいで、壁もツルツルしているように見えました。前にタンクローリーがずっと邪魔していたけれど、まあ、こんな一本道だし、まあ、この後について行こう、そう思ったんでしたね。 まあ、私は運転していないので、トンネルの写真を撮っただけです。 . . . 本文を読む
この赤い扉と黒い壁、うちの母の好みの配色ですけど、こうした倉庫が何棟か建っています。 昔は、私立の博物館でしたが、建てた財団が管理しきれなくて、鳥羽市に移管した博物館でした。おそらく、貴重な資料もあるのだと思われます。けれども、たいていは雑然と置かれていて、展示もそんなに変えられなくて、いろいろと古びてはきているはずです。 せっかく珍しい博物館があるのに、建てた側も見る方もうまく利用できていない . . . 本文を読む
ずっと気になっていました。今もやり残した感じがあるので、もう少しちゃんと準備をして訪ねたいと思っています。 三重県の南から、国道1号線に乗り、滋賀方面に出ようという時、昔の伊勢別街道をもとにした道路を走りました。でも、最近は滋賀県にも行ってませんし、新名神道ができて、滋賀県にはあっという間に行けるようです。 昔のメインストリート、江戸につながる東海道は、三重県を通っていました(ヤマトタケルさんの . . . 本文を読む
ヤマトタケルという方がいたということになっています。実在したのか、それはわかりません。立場によっては、「実在された方であります」とシレッとおっしゃる方もいるでしょうけど……。 でも、お墓はありますし、公園だって整備されています。 誰のお墓なのか、そもそも日本という国はどのようにしてできてきたのか、そこのところがイマイチはっきり分かりません。考古学的なこと、文献的なこと . . . 本文を読む
毎年行かせてもらう菖蒲園、今年も行ってみました。まだ5月末なんですけど、近所の庭自慢のおうちのお花畑を見てみたら、もう咲いていたので、菖蒲も紫陽花も咲いてるだろうと、ノホホンとドライブに行きました。 ここは何しろきな粉餅が名物です。真っ先に買いに行き、ちゃんとゲットしてから菖蒲を見に行きました。 2014年に行かせてもらった時は、こんなふうにハスが満開でした。でも、これは6月末だったのだから、1 . . . 本文を読む
先月、仕事の帰りにたまたま寄った駅近く、電車が来るまでしばらく、行ったこともない神社にお参りしてみようと思いました。 道に面した鳥居のそばには、「郷社・川添神社」という碑が立っていました。 社務所の方に会釈して、「今からでもお参りしていいですか?」と訊ねてみました。そしたら、「どうぞ、お参りください」ということだったので、少し進んでみたら、なんと、お社は川を隔てた向こうの丘にあるのが見えました。 . . . 本文を読む
昨日だったか、道沿いに梨の花が咲いているのが見えました。クルマを運転しているし、止められるところではなかったし、こんなところに梨の畑(ブドウのように棚になっています)があったなんて、というそれだけで驚きでした。 どこか、よそのクルマを止められそうなところはないか、と探してみましたが、いざ探すとなると、なかなか見つかりません。栽培用ではなくて、大きな木になっている梨の木の花、これもなかなかの壮観な . . . 本文を読む
いつも撮りに行くサクラ、木曜日の夕方に、1時間くらいかけて見に行きました。 ホントに好きですね。ありきたりの、いつも通りの写真しか撮れないのに。そして、もうみんながこのサクラに会いたいとあちらこちらから集まってきているというのに。 だから、津市美杉の淡墨桜は、もう私は卒業かなとは思うんです。でも、ただ年に一回だけだし、ソメイヨシノでみんながガチャガチャする前の、静かな春を味わうために、行ったんだ . . . 本文を読む
過去に貼り付けたかもしれない写真を、もう一度取り込んでみました。 伊勢から、熊野をめざす道が細々と続いていて、いよいよ熊野の世界に入って行こうか(まだまだ序の口ですけど)というところに峠があって、その名も恐ろしい女鬼峠(めきとうげ)というのがあります。 そこを越えたら、櫛田川沿いの谷間から、宮川沿いの谷間に降りていくことになって、そのまま川を遡ると、南に向かう道があります。 そんなに南に行かなく . . . 本文を読む
ここ何年か、この時期になると落ち着かなくなって、何度もこのサクラを見に行きます。 この前の日曜日、奥さんを誘って見に行ってみたけれど、まだ二分から三分というところなのに、気の早いお客さんが見に来ていました。 うわさを聞き付けた人がいて、滋賀、大阪、名古屋といった県外ナンバーが、こんな山奥に何台かありました。少し驚きでした。まだ殺到するというほどではないけど、それなりにお客さんは来ているようでした . . . 本文を読む
この歌碑の写真を撮ってから何年経ったんでしょう。七年くらい経ったのかな。それだけ年を取ったんですけど、ちっとも賢くならないし、お腹は……、ダメなところがどんどん目立っています。 もちろん、まるで記憶がないのです。でも、ちゃんと上田三四二(みよじ)さんだから、中身は見なくても、とりあえず撮っておこうと思えたはずです。 上田さんはもう何十年も前からお名前だけは知っていまし . . . 本文を読む
二見にお参りに行きました。つい最近も行ったばかりなのに、今年の初日の出を逃した悔しさに、せめてめでたい夫婦岩を見に行こう! 海に太陽の光が差してるところをパチリ! みたいな甘い考えでしたが、何だかズタボロで、ションボリして帰ってきたんですよ。 なんとまあ、デジカメでは夫婦岩さえ撮らず、お参りしただけでした。スマホでは撮ってみたけれど、波は荒いし、風も強いし、思ったような写真は撮れませんでした。企 . . . 本文を読む
私たちは、よほどのことがない限りロープウェーには乗らないのです。 私だって、もう二年くらい乗っていない。今年は特別だったけれど、自由に旅ができてた去年の今頃でも、ロープウエーにわざわざ乗ろうとは思いませんでした。 三重県だったら、御在所岳にあります。でも、もう十数年は乗ってないかも。他には、三重県にはもうありません。滋賀県だったら、比叡山とか、琵琶湖バレイとかあるのかな。よそにどれくらいあるのか . . . 本文を読む
昔の絵地図とかを見ていると、それはもう見てるだけで楽しくなります。何となく、中学生の頃の時刻表遊びと似た楽しみかな……。 時刻表は、数字と地名とを見ながら、この電車に乗り、ここで乗り換えて、ここでしばらく待って、どんなところを観光して、次はどこをめざして、どれくらいの時間がかかって……、そんな旅のイメージをふくらませることができました。駅ご . . . 本文を読む