今日、いつものように信楽に行きました。1年ぶりかな。とにかく久しぶりな感じです。
町のあちらこちらにタヌキさんがいます。これはお約束で、そこから先に何を生み出すか、それが個々の作家さんの持ち味です。そして、同じ作家さんでも、流行りすたりがあったり、本人の中のブームがあったり、いろいろするようです。
13時くらいに信楽に着いたでしょうか。2時間くらいかかりました。高速を使えばいいのに、貧乏だから、ずっと下道で来ました。まあ、私たちらしい移動の仕方です。
それから、会場行きのバスが出ていますが、もう陶器市であれこれ選んで買う気持ちはありませんでした。2週間前に伊賀焼まつりに出かけても、お酒のカップ一つでした。うちの奥さんも同じようなのを一つだけ。そんなシブチンの二人ですから、何も買わないのだってアリです。
会場に行かず、国道からどんどん山手の方に歩いていきました。こちらにたくさんの窯元があるというのは知っていて、何年か前にも来たことがありました。その時、会場でワチャワチャ探すよりも、じっくりいろんなものに手に取りながら、窯元さんとも話したりして、好きなものが見つかることがありそうでした。
その中で、この卯山窯というところ、ここはなかなかステキで、欲しいものがいくつかありました。でも、買えなかった。奥さんもあれこれ欲しいものがあったようです。でも、また今度見に来るチャンスがあれば買うという、恐ろしく気の長い話で、今度いつ来られるのかわからないけど、今度来たら、訪れることができたら、何か買おうと思いました。雰囲気もいいし、作品もみんなよかった。簡単に買えるものではないところもよかった。
じっくり考えて、また来てみて、欲しくなったら、清水の舞台から飛ぶつもりで買うんですよ。ああ、シブチン、ああ、みみっちい。こんなんじゃビジネスはできないな。
古い登り窯も見つけました。実は、あちらこちらで登り窯を見つけることができた。本当ならそれで焼いて欲しいけれど、今はガスで焼くのが主流らしくて、たいてい産業遺産になってたりします。
大津絵の大きなカメも見つけたり、
新宮神社の陶器の狛犬さんも見つけられたり、
つまらない街歩きをしました。これがなんとも楽しい。
最後の方で、陶器市の会場、いつもと場所が変わっていて、信楽駅の奥のロータリーが会場になっていました。ここに滞在したのは10分くらいだったかな。若いやる気のある方たちが、猛然と欲しい品物を探しておられましたが、私たちにはそれはできなかった。
それで、クルマを止めてある信楽小学校に戻って、ここのマスコットキャラを初めて見つけて、それで私たちはとうとう何も買わないで帰ってきたのでした。