★ 両生類と爬虫類のことば です! よろしくお願いします。
……空欄に適当な生物の名前を答えなさい。
1【井の中の( )】……世間の事情を知らないこと。自己の狭い見識・情報にとらわれ、一人よがりの行動をとる。〈荘子〉 「――大海を知らず」
これ、荘子さんのことばでした。ビックリです。まあ、たいてい私たちは、こんなもんだと思われます。1人で分かった気になっています。気を付けなくちゃ!
2a【鬼が出るか( )が出るか】……次にどんな事態が起こるのか予想が全くつかないこと。
人々の「こわいもの見たさ」を刺激するため、人形芝居の人寄せが考案した口上・誘い文句のようです。ああ、どうしてそういうのを見てしまうのかなあ?
2b【( 〃 )の道は蛇】……同類の者は互いのすることがよくわかる。また、互いの事情に通じていること。その道のプロにまかせよという諺で「餅は餅屋」ということばもあります。
日本語って、繰り返しの妙があります。同じ漢字が入るのに、どうして読み方を変えるんだろう。変ですね。
3a【( )の子は( )】……ⅰ凡人の子はやはり凡人であることのたとえ。 ⅱ何事も子は親に似るものであることのたとえ。
空欄には同じ生物が入ります。次も同じです。
3b【( 〃 )の面に小便】……どんな扱いをうけてもケロリとしている様子。
これはお下劣版で、お上品版は「つらに水」です。どっちにしろ平気らしいです。本当はとてもナイーブで、小心で、繊細なんだけど、大きいタイプはみんなしんどそうにノタノタ動いてますね。
4【( )の甲より年の功】……年長者の経験は尊重すべきであるということ。
【( 〃 )裂が入る】……人間関係などにひびが入って、うまく行かなくなること。
甲羅が何より大切で、そこに経験や人間関係のあやも詰まっている。昔の中国では、そこに文字を書き付けて占いまでしました。
5【( )足】……余計なつけたし。無駄なもの。
また、中国の歴史と言葉で取り上げたいと思います。戦国策ですね。
6【月と( )】……二つのものがあまりに違いすぎること。
丸い形をしているという点では似ているけれども、実は非常に違いがある、ということでしょうか。
7【( )のしっぽ切り】……身分・地位の高い人が助かろうとして、自分の 部下を犠牲にすること。
そこが再生する生き物は? 漢字で書くと「蜥蜴」「石竜子」になります。
8a【( )に睨(にら)まれた蛙】……強大な敵の前で、恐ろしさのために身動きがとれないでいる状態。
8b【( 〃 )の生殺し】……物事を不徹底のままにし、少しずつ苦しめるために、わざと決着をつけないでおくこと。
8c【薮( 〃 )】……「薮をつついて○を出す」の略で、しなくてもよいことをしてかえって災いを受けること。
藪から出てくる怖い生き物って何ですか? コウモリではありませんよ。ダニも怖いけれど、目に見えないから怖さが感じるチャンスがすくないです。ヒルは怖いけれど、私は幸か不幸か出会ったことはありません。山登りをすると、出会うことがあるんでしょうね。
答え 1・カワズ 2・じゃ(蛇) 2b「じゃのみちはへび」
3・カエル 4・亀 5・だ(蛇)
6・スッポン 7・トカゲ 8・へび(蛇)