松阪駅を南に数百メートル行くと、7月の松阪の祇園祭のメイン会場となる四つ角があります。ここに右くまのみち、ひだり参宮みちという道標があります。参宮道はあと20キロあまりで、大きな川を2つ越えたら、もう伊勢の町です。わりともうすぐです。ところが、右くまのみちというので、右に入ってしまったら、もう延々と長い熊野古道です。
歩けども、歩けども変化はなくて、心細い山の中の道が続きます。突然海が見えたら、熊野のとっかかりですが、そこからは山また山で、峠をいくつも越えて、海を左手に見ながら、ずっと南をめざさなくてはいけない。
今なら松阪から新宮まで、クルマで2時間足らずで行けるかもしれません(高速が整備されたんです!)。けれども、何度ここを走っても、熊野を理解したことにはならなくて、一度こちらで台風に出会うとか、大雨に降られるとか、熊野の花火を見上げるとか、3つのお社を参拝するとか、とにかく自分から関わりを持たないと、古ぼけた田舎だから、つまらないということになります。
確かにふるぼけているのかもしれないけれど、人々のパワーを味わわないと、熊野に来たことにはなりません。ただ通っただけじゃ、たぶんつまらない。
ヘトヘトになって熊野古道を1日歩くのもよし。マグロを求めて勝浦に行くのもよし。街を歩いているお姉さんに声をかけるのもよし(この場合、たいていお姉さんがパワーの持ち主なので、よっぽど根性を据えてからでないと、とんでもないことになりますね)。
そうした熊野の世界のとっかかり、松阪市の近鉄道路の南に、道路計画からはずれた昔の街並みがそのまま残されています。
うちは、ここの和菓子屋さんが大好きで、ここの桜餅がものすごく好きです。息子さんが新たにお店を設けていろんなパンも焼いていて、これまたおいしい。だから、近所のホームセンターに寄ったついでに、少しだけ歩いて、ここを妻と散歩します。夏みかんの季節がなかなかいい感じです。
201404 参宮街道・大黒田
6月になると、いばらまんじゅうに変わるという話でした。もう季節に合わせて、扱う商品が違うんですね。
そんなの当たり前なんだけど、ここで食べられるのが、ある時期限定なので、一度シーズンを過ぎたら、1年は食べられないわけですから、もし食べられたら、すごく有り難みがありますね。
★ 2015年の6月、いばらまんじゅうも食べました。おいしかった。みなさんも、ぜひ散歩に来てください。真夏はダメですけど、秋か、冬か、いつまでも歩いていられる時にぜひ!
歩けども、歩けども変化はなくて、心細い山の中の道が続きます。突然海が見えたら、熊野のとっかかりですが、そこからは山また山で、峠をいくつも越えて、海を左手に見ながら、ずっと南をめざさなくてはいけない。
今なら松阪から新宮まで、クルマで2時間足らずで行けるかもしれません(高速が整備されたんです!)。けれども、何度ここを走っても、熊野を理解したことにはならなくて、一度こちらで台風に出会うとか、大雨に降られるとか、熊野の花火を見上げるとか、3つのお社を参拝するとか、とにかく自分から関わりを持たないと、古ぼけた田舎だから、つまらないということになります。
確かにふるぼけているのかもしれないけれど、人々のパワーを味わわないと、熊野に来たことにはなりません。ただ通っただけじゃ、たぶんつまらない。
ヘトヘトになって熊野古道を1日歩くのもよし。マグロを求めて勝浦に行くのもよし。街を歩いているお姉さんに声をかけるのもよし(この場合、たいていお姉さんがパワーの持ち主なので、よっぽど根性を据えてからでないと、とんでもないことになりますね)。
そうした熊野の世界のとっかかり、松阪市の近鉄道路の南に、道路計画からはずれた昔の街並みがそのまま残されています。
うちは、ここの和菓子屋さんが大好きで、ここの桜餅がものすごく好きです。息子さんが新たにお店を設けていろんなパンも焼いていて、これまたおいしい。だから、近所のホームセンターに寄ったついでに、少しだけ歩いて、ここを妻と散歩します。夏みかんの季節がなかなかいい感じです。
201404 参宮街道・大黒田
6月になると、いばらまんじゅうに変わるという話でした。もう季節に合わせて、扱う商品が違うんですね。
そんなの当たり前なんだけど、ここで食べられるのが、ある時期限定なので、一度シーズンを過ぎたら、1年は食べられないわけですから、もし食べられたら、すごく有り難みがありますね。
★ 2015年の6月、いばらまんじゅうも食べました。おいしかった。みなさんも、ぜひ散歩に来てください。真夏はダメですけど、秋か、冬か、いつまでも歩いていられる時にぜひ!