「珍布峠」と書いて、「めずらしとうげ」と読むそうです。R166の飯高道の駅というところから歩いて30分ほどのところにあります。
もう少し低いところに道を作ればいいのに、ここが道として開かれ、山は切通しになりました。どうして山を削って道を作らなくてはならなかったのか、いろんな事情があったんでしょうね。
いつもなら、水がにじみ出ている岩の壁だったのですが、冬の切通しは、染み出す水はありませんでした。
そこはおもしろかったけれど、まわりの植物がもう湿り気を失って、少ししんどそうでした。
もう、何日も雨が降ってませんでした。時々パラつくことはあったけれど、冬の太平洋側なので、何日も雨が降っていない。
川もカラカラだし、水が流れていなかった。小さな滝もありましたけど、ほんの少しだけでした。馬に水を飲ませる水飲み場も、何も流れていなかった。
そうですか。そんなさびしい道を、私は歩いていました。もう少しおもしろそうな植物あるかなと思ってたけれど、それは何もなかった。
でも、何度か訪れて、ようやく気付いたことがあったので、明日書くことにして、本当は松が植えられてた街道が、戦時中だかにすべて切り払われて、燃料になり、今はただの杉山で、そこがまた魅力を失ってるとこだよなと思ってました。
帰りに、改めて季節外れの冬のさくらを撮りました。
12月も下旬というのに、サクラが咲くなんてね。そう、花びらもかなり落ちてたけれど、春の始まりだと勘違いしたのかなあ。いや、冬に咲くのが好きなひねくれサクラだったのかも。