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私は小遣い生活者なので、二回も宴会があったら、小遣いはなくなります。もうあと二千円くらいしかありません。とてもキビシイ。
でも、この二回、それぞれに味のあるものだったような気がします。
火曜日の宴会は、現在の所属のメンバーだけの宴会で、例によって私は黙々とお酒を飲んで、たらふく食べて、家に帰ると気持ち悪くなって、家族には怒られ、自分はしんどく、何のための宴会なのか、こんなにお酒は弱いのに、意味があるのか?
そんな気分にもなりましたが、それぞれのキャラをお互いに改めて知り合うことができて、これからあと何か月かを乗り切れるような気がしてきました。若い人が多いので、私は上から二番目でそこそこなんだけど、話をしてあげることがなくて、頭がカラッポで、本当に申し訳ないなと思います。
ブログだと饒舌なのに(ムダな記述ばかりできるのに?)、どういうわけか実際に話となると、スイッチが入りません。カラッポです。奥さんに対してもカラッポだし、家族と向き合ってもカラッポだし、ああ、どんどん私の中の空洞は広がっています。怖いくらいです。
かくして夜もそうだったけれど、普段の仕事場でも、たいしたお仕事もせず、たいした言葉も発せず、黙々と何かをしているだけになってしまう。確かに何かはしている。でも、それと同時にあれこれこなすのが今風というのか、何かをしながらでも切り替えて他のことに対応できなきゃいけないのです。でも、それができていないなあ。
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仕事のこととなると、反省ばかりしてしまいます。
昨夜の宴会は、もう少しお上品というのか、みんな古い仲間同士の集まりで、ここでも私は二番目の年寄りで、しかも幹事でした。
お上品中華で、小分けにしてもらった料理を少しずつ食べていくうちにお腹いっぱいになりました。最初がフカヒレスープで、こんな時しか食べられない、不思議な食べ物でした。あまり口には合わなかったような気がする。
というか、高級食材を食べるような私ではないのです。私は普段味噌汁さえ食べない、汁っ気のない男でした。カラカラでペソペソ(奥さんによく言われます。何がペソペソなんだ? 頭か、肩のあたりか、全体か、とにかくそうらしい)なのです。
さあ、フカヒレスープから始まり、コース料理が出てきます。それをありがたくいただき、中国風のお酒も飲んで、それなりにヨタっていくのでありました。
昨夜の宴会は、長年の仲間が引退して、それを後輩たちが送るハナムケの会でした。幹事の私は二人へのお花を用意してもらい、それであとは適当にみんなにおしゃべりしてもらうものだと思っていました。
すると、リーダー的存在の人が、集まったメンバーそれぞれが送られる二人にハナムケのことばを送ろうと提案して、まずは幹事の私からということになり、私はそれなりに古いので、お二人との出会いを語り、すぐにまわりのみなさんが突っ込んでくれて、何もない私の話はすぐに終わりました。
今さらながら思うのは、私は突っ込み役にはなかなかなれなくて、いつもそのボケ役でしかやっていられない。困りましたね。もう天性のボケは、さらに日常のボケへと進化している気がする。
メンバーは指名ではなく、話したいと思ったら話すというスタイルになってしまい(幹事が私ですから、仕切り役がなくて、ナーナーで進んでいくのです。みんな仕切り役はできるんだけど、幹事の私を立ててみんな控えていたんです)。
円卓で8人のメンバーが、2人について語ります。(奥さんが起きてきました。あと少しなのに……)
そう、まるで村上春樹さんの『七番目の男』みたいだ。こうしたおしゃべりの場って、楽しいんだと思ってたら、店員さんに21時で閉店ですと言われ、あわててお別れセレモニーをしたのでした。
みんながおふたりのことを語り、おふたりもそれぞれにコメントを述べ、私たちみんなの緩やかな連帯を感じる場となりました。話は尽きないし、もっと徹夜でもして話し、お酒をみんなで飲めたらよかったけど、それはできませんでした。
またどこかで、みんなが集い、おしゃべりできる日を夢見て、明日に向かっていきたいと思います。私はおしゃべりする努力をしていきたいです。正真正銘のボケにならないために!