サッカー・ワールドカップ・アジア最終予選が始まるというのは、今日になって知りました。今までまるで忘れていましたし、いつ始まるのか、イマイチぼんやりしていました(私の危機感はあまりありませんでした)。
テレビをつけたら、前半15分くらいのところでした。ボールはおもしろいように回るし、いつでも点が取れそうな雰囲気はなんとなくありました。まだどちらにも点は入っていませんでした。
しばらく見ていると、海外でそれなりに試合に出ている日本の選手たちが、何だか一つになれていない気はしました。まあ、いつもサッと集まって、サッとチームとしてやっていくという、海外組と国内組とをミックスさせてチームをその場で作っていかざるを得ない事情ではあったんでしょうか。今日見たチームも、合宿とかしたはずなんですけどね。
そして、ついこの間までオリンピックでかなりの選手たちが別のチームで活動していました。監督の森安さんは、オリンピックも指揮して、それが終わったらすぐにアジア最終予選に切り替えなきゃいけなかったし、今日見た限りでは、チームとしてのまとまりをどれだけ作れていたかなあと、少し心配にもなりました。まあ、何とかなるだろうとお風呂に入り、後半勝負と思いました。
生意気なことを書いています。ただのオッサンのくせに!
相手のオマーンは2ヶ月ほど合宿して、チームとしてどんなふうに動くのか、お互いの連携・戦略はしっかりできていたようです。
守備はいろんなこと(悪質ファールとか、ギリギリのところでボールと人とを混同して蹴ってしまうとか)をしてとにかく守ってくるし、日本の選手たちにスキを与えませんでした。
攻撃は、守備をする中から2、3人でボールを相手陣内に持ち込み、ギリギリのところでゴール前にけり出して、それを得点につなげようというシンプルな作戦でした。それほど怖さは感じないけれど、ひたむきさはものすごくありました。一瞬でピンチからチャンスを少ない人数で作れる形を持っていました。
私は後半の0-0から落ち着いて見ましたけど、ずっとオマーンの攻撃はシンプルに何度も何度も行われていました。日本は、後半はチャンスさえ作れなくなっていました。決め手がなかったし、何をしたいんだという全員のイメージがないように感じました。今もって、相手からどのようにして得点するのか、戦略があったとは思えないです。今までのアジア予選で楽をし過ぎていて、厳しい戦いがなかったというのも良くなかったかなあ。
「日本のボール回しについていけなくなります。後半はバテバテになるでしょう」なんていう、日本に都合のいい希望ばかリを言う解説の人たちに、ついつい乗せられてしまうんだけど、どうも、試合ではうまくいけてないなというのは見ていて感じる所もありました。
たくさんの選手たちが相手陣内に入り込み、日本の得意技であるパス回しはしています。でも、肝心のゴールをねらうシュートはほとんどありませんでした。それくらい相手にいいところを消されていたというのもあるのでしょう。
せっかく人数をかけてボールを持ち込んでも、すぐに跳ね返されてしまうし、いい形もできないし、くたびれていたのは日本のメンバーたちかもしれませんでした。
結局、オマーンの選手たちはくたびれないで、最後までよく走り、後半の残り何分というところ、「引き分けのまま終わってしまうのか?」という考えが、何人かの心に浮かんでた時、ものすごい執念でボールを追いかけてこの試合唯一の得点をもぎ取ってしまう。
そこからは、残り8分くらいあったのかもしれませんが、もう日本チームに1点をもぎ取るという執念とアイデアと冷静さを持つ人はおらず、相手の余裕のディフェンスでそのまま終わってしまいました。
もうこうなったら、アウェーの時に、オマーンに勝つしかありませんが、そのためには原点に戻り、選手たちもガムシャラな気持ちをもう一度起こして、とにかくやられてしまった分を取り返そうという気持ちでやってもらいたいし、私たちもコロナを忘れて、取り返せるように気持ちを作り直していかなきゃなと思いました。
そう、おしりに火が付いたから、やる気になると思うんです。何だか横綱相撲しようとしていた気がします。そうじゃなくて、チャレンジャーとしての気持ちを忘れちゃいけないです。
すべて、私に降りかかってきます。私も、すぐへこたれてしまうし、もうこれくらいが限度と手を抜いてしまうし、「まあ、こんなもんだろう」精神が湧いてきます。
それでいいならいいけど、そんなんじゃいやだ、自分が泣いてるぜ、と思えたら、やり返す算段をしなきゃね。私は横綱ではありません。でも、チャレンジャーだったろうか。それも違う気がする。とにかく、私はへこたれる人間ではありますね。
へこたれたままでいいの? ずっと引っ込んでいるの?
いえ、時には前面に出たいです。何において出るかは考えてないけど、オッチャンになっても、何かで負けない何かを持ちたいです。
今度から、日本代表のサッカーをちゃんと見ていきます! 日本の勝つ形、得点の形を見つけてほしいです。どんな相手からでも、がむしゃらに点を取ってもらいたい! これからが本当の闘いなんだもんな。