近ごろ、改めて気づいたことがあります。
私はクルマ酔いには無縁というか、一切関係がないと思っていましたけど、それは今までの仮の姿であり、これからはクルマ酔いすることもあるのだ、それも頭に入れてやっていかなきゃと思ったのです。
昔、知り合いの人で、人に乗せてもらったクルマでは酔うけれど、自分が運転したら全く酔わないという人もいましたけど、それほどに自分のリズムでクルマに揺られることってすごく大事なのだとつくづく感じました。
4月から通勤のルートが少し変わって、静かな山道を走ることが多くなりました。前は、山の中も走りましたけど、たいていはぶっ飛ばすこともあったし、強弱があり、抜け道があり、追い越し車線があり、自分のリズムがとれなかったら、短気にどこか違う道を走れました。
今は、十数分一本道を走ります。そこで遅い車に前をふさがれたら、穏やかに運転できてる時もあるんだけど、ひどい時は気分が悪くなります。これもイライラや、ブレーキの加減や、前の車の遅さに合わせなくてはならなかったり、カンが狂うというこがあるからでしょうか。
実際に吐きそうになったこともありました。その時は軽トラではなくて、細長い荷物を積んで、お尻のところに赤い警告ひもをぶら下げて、フラフラ走っているトラックの後になりました。走るうちに、その赤い紐に気を取られているうちに、何だか気分が悪くなりました。最悪のところまではいかなかったけれど、信号のない十分足らずを延々とひもが揺られるのを見て、変な気分になったものでした。危なかった。
今日の帰りも、二台前にそんな軽トラが走っていて、その後ろの乗用車も気持ちが悪かったことでしょう。私は、その後ろにいました。一つに他の車があることで、緩衝材になるのか、気持ちは悪くならなかった。
それで、抜け道に出られる信号のところに来たので、軽トラと違う道を前の車と私のクルマは逃げていきました。でも、前の車は、相当堪えていたのか、眠くなっていたのか、左折してしばらくフラフラして、歩道の堰堤にタイヤをこすらせ、パニックになり、それからは猛スピードで走りだしたけれど、しばらくしたらごく普通に信号待ちしていて、やっと普通に戻れたのか、そこからは危なくなくなったけれど、怪しい魔物に魅入られていたのかなと、思いました。
そこからしばらく走ったら、こんなところでどうして正面衝突しているの? という二台の車がありましたけど、おそらく、自分を失ったどちらかが、反対車線に飛び出て、そのままぶつかってしまったのだと思われます。
私たちは、自分のリズム、自分らしい生き方でしか生きられないし、他人のリズムがとても不快で、イライラして、自分の勢いをとめどなく落ち込ませ、吐きそうになるくらい、もうどうにでもしてくれ、みたいな気分にさせられること、あるのかもしれません。
だったら、そこから抜け出して、不快な空間から自分を引っこ抜いて、いつもの自分の流れのところに自分を持って行ってあげなくちゃいけない。
それは、他人がしてくれたり、自分が気づいてやれたり、たまたま抜け出せたり、いろいろなんだろうけど、自分というのは、タフな時もあるはずなんだけど、意外ともろいし、自分でいいところに吹き流してあげないと、とんでもないことが起きたりします。
私はエラそうなこと書いてるけど、これから、ちゃんとうまく生きて行けるのか、少し心配です。たったの十分かそこらで、もう吐きそうになってしまうのだから、とてももろくなっている部分もあるらしい。私も金属疲労みたいなのするんでしょう。つねに鉄の男なんかではありませんでした。
私は、あまりに無力で、誰の役も立てていないし、つまらないボヤキを書いて、ネット社会に流されていくだけです。誰かの役に立ちたいのに、とても弱いです。
でも、仕方がない。明日も夜になったら、つまらないこと書きます。今日は何書いたんでしたっけ? 私は弱いということ、今まで以上に弱くなったと書きたかったんでしょう。ちゃんと体を鍛えたいです。心がけます! みんなのそばに行って、歌だって歌いますよ。我流のドラ猫になります!