甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

中山道・高宮宿から彦根へ?

2018年09月04日 10時26分49秒 | 街道を歩こう!

 中山道の高宮宿から歩こうとしています。でも、どこまで行くつもりなんだろう。最初の計画から、ズッコケていますし、初志貫徹ができていない。

 最初は、近江鉄道で鳥居本宿まで行き、そこから5.7kmを歩いて高宮宿まで行くという計画でした。でも、彦根の駅についてみたら、電車は1時間に1本くらいで、彦根で30分待たねばならなかった。余裕のない私は、5分後にやって来る貴生川行に乗ることにしたのでした。

 いつも通りの無計画な行動です。私って旅に出ていると基本はせっかちで、とりあえず出たとこ勝負でやっている、そんな感じです、いつも。



 さて、高宮に着きました。電車は出て行きました。駅員さんはいない。せっかくキップを買ったのに、渡す相手がおらず、何だかガックリです。こんなことなら、若い人はキップを買わないんじゃないか。いや、みんな真面目に買うのかしら……。普通は買うんですね!

 とにかく、ここからブックオフに行ったり、街道を歩いてみたり、何かを探さなくてはなりません。

 テーマは、古いものと、昔の雰囲気です。それらしいものが見つかればいいのです。城跡があるということでしたから、そちらにも行きたいし、本陣みたいなのを見つけられたらいいし、そちらで誰かと交流できたら、旅気分にも浸れるでしょう。とにかく、街道を見つけなくては!

 中山道は、駅の西側を通っているはずですから、そちらに出なくてはいけない。いや、それともこの古めかしい駅前通りも中山道の一部なんだろうか。

 看板では、中山道まで250mとあります。そうか、まだここは中山道ではないようです。



 鳥居が見えました。これは多賀大社への入口を示す鳥居です。ということは、あの鳥居に出れば中山道になるらしい。信号にもなっているみたいだから、中山道をクルマも走っているのかも……。

 そりゃ、観光客のために昔のまま街道をキープしてくれるわけがありません。宿場町も時代に合わせて変えていかなきゃいけないし、クルマが走らないことには、人々の生活が成り立たない。



 滋賀県名物の飛び出しくんも、女の子版になってたりします。

 街道は、クルマが走り、古くからのお店があり、どれもそのまんまなので、クルマを止めるところがありません。クルマはここをすり抜けていくだけです。びっしりと家が連なっているのに、歩いている人はおらず、クルマだけが上下している。どのクルマも通り抜けていくだけなんだろうか。だったらバイパスを作り、街道はもう一度再生して、歩く人優先という形にできないものだろうか。ほんの少しの間でいいんだけど、そういう指定にもいろいろな思惑がからんで、すんなりと決まらないんでしょうね。

 何しろ、バイパスを作るとなると、大きな費用が要るし、そこまでして残すものなのか、そういう声も出るでしょう。かくして古い街道は、なにもされないままどんどん古びていくのでしょう。

 歩こうとする人も、クルマをよけながら歩かねばならないし、あまり楽しめないかもしれない。

 とりあえず、私は街道の南の端まで行きました。そこに犬上川というのが流れていて、橋が架かっていて、名付けて「無賃橋」というそうです。街道が川にぶつかると、それを渡る作業が必要で、お金のかかった橋などは、通行料が必要になります。それを地元の篤志家が、「いいや、お金を取らなくても」と太っ腹で決めて、かくして名前が付きました。



 ここが宿場の南端になるらしい。次の愛知川(えちがわ)までは8キロもあるらしい。こんなにクルマが走っているのなら、今度はクルマで来てもいいかなという感じです。歩かないで、クルマで走ろうという魂胆ですね。



 南まで来たので、北上しなくてはならない。帰りは、鳥居本は無理でも、彦根から電車に乗らなきゃ帰れないし、近江鉄道はもう乗らなくてもいいし、彦根であわよくばお城の見学もしようという甘い考えも出てまいります。

 とりあえず歩いたけれど、ちっとも宿場の雰囲気は味わえていません。お菓子屋さんにも、お寺にも、城跡にも行っていない。鳥居の向こうの多賀大社は以前に行ったので、もう行かなくていいし、とにかく北に向けて歩くことにしました。


★ 表紙は、大好きなホーロー看板のサビサビ版です。高宮宿にもコカコーラの看板があった。いろんなところにコカコーラは浸透していたんですね。それくらい飲み物としての位置が確立された時代があったんですね。50年くらい昔なんでしょうか。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
高宮宿 (FUSA)
2018-09-04 10:57:54
25年ほど前に住んでいた高宮の風景を懐かしく拝見いたしました。ありがとうございます!
鳥居本には今でも知人が住んでおりますが、上品寺は歌舞伎の法界坊や、近年話題の「山名屋浦里」の原話の花魁、花扇ゆかりの寺でお勧めです)^o^(
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ひょっとして…… (甘い生活)
2018-09-04 21:20:40
コメント、ありがとうございます。

街道を歩いていて、いろんな会社の名前が出ていて、ひょっとしてと思っておりました。

以前、長浜にも行かれたとお聞きしていたので、私は興味本位でしか行ってないですけど、お仕事で来られてたのかなと思っていました。

関ケ原や、残念な宿場町があるみたいだから、少しずつ歩いて、どうしたらこうした過去の財産を生かしていけるか考えたいんです。簡単ではないけど、私の1つのテーマだと思っています。

高宮は、多賀大社にお参りした時スルーしてたのが残念でリベンジのつもりでした。
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