福井県敦賀市の金崎宮(かねがさきぐう)というところにお参りしてきました。先日の鳥取の名和神社といい、なんだか南朝関係十五神社に少しずつお参りしていますね。なかなか簡単には集まらなくて、気の長いことですけど、こんなに暑いのに、ヘロヘロになりながら、Tシャツに汗しみが出るくらい汗かいて歩いてきました。
冷静に考えると、とても一般社会人がすることではないし、そんなに遠くならタクシーを使うとか、別の時期に行くとか、考えようもあると思うけど、アホのおやじは思いついたら突進するみたいです。
そもそも、私は南朝方に味方していなくて、どちらかというと、足利尊氏さんの方が好きです。というか、ちゃんと時代の流れをつかんでいるような気がします。
南朝方は、リーダーの後醍醐天皇さまが「王政復古」を掲げる人なのだから、時代錯誤ではあるのです。どうして今さら天皇親政みたいなことをされるんだよ。天皇に指導性があるとは思えないし、古代ならいざ知らず、中世はすでに地域密着の武士たちの時代ではあったのです。
どうして地方分権の時代に、中央集権で、天皇の号令のもとで人々を支配していこうだなんて、間違っていたのです。でも、実際に実験したかったんでしょう。そうして壮大な実験で、たくさんの犠牲者を出して、室町時代から戦国という混乱期が続いてしまったんです。
それなのに、御朱印集めなんて、おかしいと思うんですけど、楠木正成さんは好きだから、最初に湊川神社に行かせてもらって、それからずっと御朱印集めをしているんですね。あといくつあるの、行っていないところは?
あと八つです。半分近くは来ました。あと七年くらいしたら、全部お参りで着てるだろうかなあ。コツコツいきたいです。
表紙のお獅子さんは、金崎宮の駐車場にポツンと置かれていた、割と新しいお獅子さんです。持っていけそうだったけど、そんなバチあたりなことをする人はいませんよね。たぶん、石にくっついていると思うな。