甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

リュウゼツランの花が咲いた! テキーラつくる?

2022年07月08日 04時54分33秒 | 草にうずもれて

 近所の農業公園に行って、いつものようにイングリッシュガーデンなるところへ行きました。バラのシーズンは終わっていたし、朝も夜も雨でしたので、台風四号もやって来るからか、お客さんは誰もいませんでした。

 私たちの思うつぼでした。

 私たちは、ゴキブリのように、人がいない時にゴソゴソ動いて、自分たちの気に入ったものを見つけてくる習性です。人がいないからバラも自分たちで独占しました。前に来た時はもうお客さんがあちらこちらから来ている感じで、それでウンザリしてバラどころではありませんでした。

 誰もいないバラ園は、それこそバラの香りがほのかにして、こんなに香っているよ、と奥さんに訴えたら、時間差で奥さんも匂って来たみたいで、それでホッとして二人で楽しみました。

 彼女は、バラの咲き方にも興味があるらしく、「こういうのは珍しい」「これは好き」なんて教えてくれます。残念ながら、私にはバラはたくさんで咲いていると、それを見ようという気持ちが起きないようで、「ああ、バラだなあ」と見ているだけでした。

 そんな私も、空にクッと一筋伸びたバラに心惹かれる時もあるんですけど、あまりに多いと、気持ちが散ってしまいます。残念でしたね。


 表紙にも載せたリュウゼツラン、数十年に一回咲くというサボテンの花です。この公園では八年前に一度咲いたということでした。それが八年ぶりに花をつけた。これはサービスのし過ぎだけど、花にも事情があるんでしょう。咲かねばならない何かがあったみたいです。

 下の方のとんがった細長い葉の茂みから、突然一本の茎が出てきて、たくさんの手を出してそこに花をつけていました。不安定な形ではあるので、強風などがあれば折れてしまうこともある、ということでしたし、その時は台風四号がどれくらいのものか分からなかったので、折角の花も折れはしないかなと、不安になったものでした。

 リュウゼツランというのは、作業している職員さんに教えてもらったことで、八年前に咲いたというのも教わりました。残念ながら、その時は私たちは何も知りませんでした。すぐ近くにあるのに、そんなことが起きていたなんて、それはずっとそばにいてあげた人がコメントできることでした。

 職員さんも、私たちがあまりに珍しくて騒いでいたし、お客さんは他にはいなかったから、ついつい教えてあげようという気になったのかもしれません。

 たまたま波長が合いましたね。こういう機微って大事です。それがうまくつかめると、人との関係ってうまくいくんでしょうね。私はいいオッチャンなのに、機微は上手くありません。オッカナビックリでやってるせいですか? いや、怠け者だから、進んで人との関係をどうこうするということがないんでしょう。ダメですけど、まあそんなところです。


 そして、大きな芙蓉の花。パラボラアンテナがいくつも開いていて、これはキャッチーな感じでした。私なんかは簡単に吸い寄せられました。でも、うちの奥さんは味わいがないからか、どこにでもある花なのか、素通りでした。

 こんなに立派で、きれいな赤なのに、違う色もあったけれど、彼女の心にはまるで引っかからなかった。

 そんなこんなで、しずかな公園のお庭を出て、家に帰ったら、それからはずっと雨でした。それは、土曜日でしたか、とにかく何日か前でした。

 そして、昨日は? はい、睡魔に負けて寝てしまいました。ああ、ザンネンでした。

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