甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

耕運機キャラバン 大野岳へ行く!

2015年01月07日 19時10分16秒 | 中学生までのこと
★ ボツになった原稿を取り上げるのは、何だか気が引けますが、どうぞお許しください。


 鹿児島県の南さつま市の大野岳。ここが私のこころの中にポツンと残っている風景です。

 私は大阪育ちですが、生まれは鹿児島県の指宿市です。父の実家は私が幼稚園の頃には誰もいなくなり、そのまま空き地になっていました。けれども、母方の故郷には、何年かに1回は行くことがあり、大阪に住む私たち家族にとって、帰省するといえば、この母方の伯父の所になっていました。そこは指宿市の北部で、今は巨大な鹿児島市に接している山あいの集落です。

 私が小学校低学年のころ、私たち家族が帰省すると、その歓迎のため、ご近所の皆さんと誘い合わせて合同ドライブを行うことになりました。

 ドライブとはいっても、乗り物は耕運機でした。荷台に私たち家族は乗せてもらいました。母方の伯父夫婦とその家族、ご近所の耕運機も何台かあって、そこにみんなが思い思いに乗り込んで、いくつもの集落を駆け抜けていきます。竹藪・石垣・田畑・森林など、薩摩半島のみどりの風景の中をゆっくりゆっくり通り過ぎていきました。

 全く未知の土地で、地名も知らず、めぼしい風景もない中、知らない集落の人たちが、どこへ行くのかと声を掛け、こちらが大野岳までと答えると、耕運機で遠くまで行くのだね、頑張って行っておいで、というような早口の鹿児島弁の会話があったような気がします。

 詳しくは憶えてはいないのですが、まるでマラソンランナーが沿道の人々から声援を受けるみたいにして、耕運機の上の私たちはトコトコとすり抜けていったのでした。今思うと、とてものどかな風景でした。

 時間をたっぷりかけて大野岳にたどりつくと、白い展望台があって、そこでお弁当を食べ、記念撮影をして、また時間をかけて帰ったという、ただそれだけのドライブでした。展望台からどんな景色を見たのか憶えていません。ただ白い展望台と、撮った写真の中のみんなの笑顔と、沿道の人々の温かい声援と、それらが合わさった私のおぼろげな思い出です。

 いつか機会があれば、その道を走ってみたいのですが、なかなかチャンスは訪れません。正平さん、きっと沿道の人たちは、それはもうほがらかな、底抜けに明るい人たちだったと思うので、ぜひ大野岳まで走り抜けてください!

 そうすると、きっとほっこりできそうな気がするので、もしチャンスがあればよろしくお願いします。四年目の旅、どうぞご無事でご走破ください。いつも楽しく見ています!



★ そんな旅でした。実家で写真を借りてきたので、貼り付けてみます。




★ 「こころ旅」の5年目がいよいよ明日から始まります。本来なら明日から三重県の旅の取材をしていることでしょう。三重県のどこを走ってくれるのか、とても楽しみにしています。

 明日は、和歌山のハイライトで、来週が三重県の旅です。もちろん私は投稿しました。もちろん私の原稿はボツになるでしょう。それは仕方のないことです。採用して欲しいけど、採用してもらわなくても、ブログに貼り付けられるので、それはそれでいいやという気持ちです。

 みんなで「こころ旅」を支えているんだよ、というのが伝われば、それでいいです。

 でも、こわれた録画機をなんとかしなくてはいけません。ブルーレイを買いましたが、BSが撮れなくて、何のための録画機なのか、わからなくなっています。とにかくもう一台、そのために買おうかな。何という大人買い!?



★ 2016年1月、こころ旅の5年目が終了して、こころ旅ロスになっています。もちろん録画機もないので、とりためたものを見る機会もありません。ちかごろ、少しあの方法をマネして、一般の視聴者の手紙・文章を借りてロケする手法をよく見るようになりました。テレビって、すぐにまねっこをして、お互いをつぶし合う業界なのだとつくづく思います。

 もう5年も見せてもらったから、正平さんは今年は走らないと宣言してもらってもいいのかなと思います。でも、心のどこかでまた走ってくれるだろうという気もしています。ああ、複雑な気分。

 正平さんも半々な気分でしょうね。毎日毎日自転車で走るのはしんどいと思います。でも、仕事だから走らなきゃいかんし、走ったら、それなりに普通の人とは違う役者人生が送れるし、なんともいえない達成感があるでしょうね。

 5年で500日走ったそうです。6年目で600日にするのか、きりのいいところでやめるのか、真央ちゃんの競技人生の行方となんとなく似てるかなあ。私は、似てる気がします。



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