今年の夏、ほとんどテレビを見ませんでした。どこにも行かないし、何もしなかったけれど、テレビも見ていない。
何をしていたんだろう。
本当に、「暑い、暑い」と不平を言いつつ、何もしなかったかもしれない。ああ、こんなでは天の神様にも見放されますね。何かをしなきゃいけなかったのに、考えてみると、何もしていない。
ただ、不備はあるだろうけど、原稿をまとめなきゃと、「日本の自然とことば」を何十年ぶりかで完成させつつありました。今は、内容そのものはできたけれど、ことばの索引を作らなきゃと、1ページから86ベージまでことばを拾いつつ打ち込みましたが、あと50ページほど、1日必死に取り組んでも、すぐに飽きてきたり、眠くなったりして挫折してしまいます。もうしばらくコツコツ眠気と戦うしかないのか……。
そんなつまらないことはしたんですね。
ハイ、つまらないことといえば、「中国の歴史とことば」ですけど、三国志の時代まで行きたいと思ってたのに、なかなか行けなくて、とりあえず春秋の呉越時代までまとめておこうと、記事の配列やら、内容の不適切なところとか見直して、順番を決めて、編成しなおして、今のところ、最後の方がもたもたして、うまくまとまっていませんけど、これも百数十ページくらいになりそうです。
この夏、私らしいつまらないことしていたんじゃないですか!
どこにも行かないで、パソコンに向き合ってたんですね。
まあ、そうかもしれないけど、何だかなぁ、という感じです。
日々大したことはできないのだから、少しでも何か、自分で時間を見つけてコソコソと、何かをやらかす。それしかないのかもしれません。
今までかつて経験したことがない台風10号が来るということですけど、今は9月の6日・日曜の朝だけれど、奄美大島のあたりを抜けたくらいでしょうか。そのまま北上して、東シナ海を抜けたら、また朝鮮半島までたどり着くのかもしれません。
はるか南西にある台風なのに、その影響を受けて、昨夜の20時に散歩した時には星たちも見えていたのに、23時には大雨になって、今朝がたは止んでましたけど、今7:34am、猛然と降ってきました。
これから明日まで、ずっと台風の行方を気にしながら、時にニュースを見たりしつつ、家に閉じこもることでしょう。家族で引きこもりなんて、もう何か月もやってきたことですからね。慣れたもんです。
東シナ海といえば、対馬丸は、沖縄の子どもたちを乗せて疎開させようとしたんでしたっけ。それが撃沈され、子どもたちは海にのまれてしまった。
戦争末期の4月、戦艦大和が最後のあがきということで、戦闘機の護衛もなく、南へ進んでいき、沖縄戦線にたどり着けずに、鹿児島県の西側のあたりで沈んでしまった。それも東シナ海でしたっけ。
オッチャンの私は、台風10号の予想ルートを見ながら、ここを行き来した船たちもあったのだ、と思っています。
それらはみんな海の底に消えて、茫漠とした広大な地中海が広がっています。遣唐使の船は東西に行ったり来たりでしたけど、戦争の時は南北に行き来したらしい。
そこを10号はゆっくりと成長しながら進んでいるらしい。
遠くの三重県でも、狂おしい雨が降り続いています。
海のことばの残りでも見てもらおうかな。
21【乗りかかった( )】……やり始めた以上、途中でやめるわけにはいかないというたとえ。
→航海に出たら途中で下船できないので、覚悟を決める! とにかく、港に着くまではじっと我慢しなければならないわけです。
22【波( )を呼ぶ】……様々に影響が広がっていく様子。
→静かな水面に波が広がっていく様子かな。ということは、海ではそういうことって、あまり起こらない気がする。湖かもしれない。池かもしれない。
23【波( )万丈】……波があったり、風があったり、さまざまな苦労があって現在の成功・安定があるたとえ。
→「乱」を書く時もあるけど、波がたくさんという意味になるんでしょうか。
24【待てば海路の( )あり】……落ち着いて待っていればよい時機がくる。石の上にも三年。果報は寝て待て。
→「太陽」に「なごむ」と書いて「ひ〇〇」と読ませるやさしい日本語を書いてください!
25【( )の一角】…物事の一部だけしか表面に現れていないこと。
→海面に浮かんでいる部分は、全体の七分の一に過ぎず、大半は隠れているもの!
→海面に浮かんでいる部分は、全体の七分の一に過ぎず、大半は隠れているもの!
26【( )の東西を問わず】……世界中で同じような現象が起こるときの決まり文句。
→世界は陸でできているような気分に、私たち人間はなっていますが、それよりもはるかに大きなものが存在して、2つ合わせて地球なんですけどね。
27【寄る( )波】……このことばが使われる時には、高齢化して思うようにいかないという流れになります。
→さて、どんな波で高齢化するの?
★ 答え 21・船 22・紋 23・瀾
24・日和(ひより) 25・氷山 26・洋 27・年