今朝、3時に目が覚めました。ラグビーを見ようと思ったのではなく、ただのいつもの浅い眠りになってたんでしょう。でも、実は見る気もあった……。
テレビをつけてみたら、4時から試合は始まるというではないですか。それなのに、1時間前から中継はありますよ、という予告をNHKさんに見させられていました。そうなのか、テレビのだましによって、私はもう3時から起きる気分になっていました。もし、目覚まし時計をセットしていたとしたら、とんでもないことでした。1時間も前から起こしてどうするつもりだったんだろう。
仕方がないのでもうしばらく大人しくしていたら、4時くらいになって、それではと、ほとんど音声なしでラグビーを見ることにしました。
(NHKの実況は豊原さんでしたが、日本がギリギリのプレーをしていても、余裕があるとか、日本はまだまだいけるみたいな、ひいきしまくりの放送でした。まあ、ずっとNHKさんは国威発揚を指示されてますから、そんなふうに言わなきゃいけないんでしょう。MLBなんかは、大谷くんは今シーズンは出ないから、カブスにするのか、ツインズにするのか、メッツにするのか、ポイントが見つからなくなりました。)
イングランドは、アルゼンチンには勝ったけれど、トライは取れていなかった。得点はすべてプレースキックで3点ずつ小刻みに取ってアルゼンチンに競り勝ちました。キックを多用して、陣地を前に広げる作戦で対処していました。
試合は、相手によって変えるのは当たり前で、今日の試合は、キックを前に蹴りだすのではなく、自分たちの方でボールを回して、そのまま突進していく作戦で対処していました。日本だってディフェンスはしっかりしているし、バックスは展開力もあるし、フォワードも体重等で少しだけ少なかったけれど、ほとんどの場面においては負けていなかった。
けれどもそれも、イングランドがフォワードで押すよりも、自分たちがオーソドックスに前に持ち込んで行けば、チャンスはあると見ていたからでしょうか。
前半は日本はノートライでキック3本で9点、向こうはトライもあって12点でしたか。後半の勝負というところで、相変わらずの展開だし、日本がうまくボールをまわし、トライにたどりつけそうな、得点する空気も生まれたりしましたが、肝心なところでつながらず、逆に自分たちのピンチのところでうまく相手に得点され、痛かったのはもう少しでトライを取られるというピンチで、相手がノッコン(前にボールを落とす反則)をしたと判断して、気が緩んだ所を、しっかり最後までプレーしてトライまでしていた選手のアピール通りに、見直しの再生で、今のはノッコンではなく、アクシデントで頭に当たっただけであり、プレーを続行していてOK、とぎれずトライした選手を認められ、一気に7点を突き放され、ここからは自ら切り開くこともできなくなってしまいました。
あれは、後半のまん中くらい、ということは、残りの20分程度は、一進一退するけれど、チャンスはなかった、というとこでした。
ランキングが上の相手を倒すには、ミスがあってはいけないし、いつも以上に果敢に挑まなければならないけれど、そういう気持ちがうまく出せていなかった。過去に10連敗していて、今回も、それを覆すことができなかった。
割と納得して、負ける時はこんなものだと思えました。見ていて、あれ、どうしたんだろう、どうしてこんなにうまく行くんだろう、という意外感がなかった。
正々堂々戦うのだけれど、何となくミスをし、大きく攻め込まれたり、相手にズタズタに守備を切り裂かれたわけではないのに、何となく差は開いている、そんな結果になりました。
これが決勝トーナメントで再び対戦するとか、そういう場面が来れば、今日の体験は生かされるんだけど、そこに至るまで、次のサモア、アルゼンチンに勝てるかどうか、私は何となく不安です。でも、期待して見ていきたいです。