甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

季語のよみを答えて 4か月ぶり!

2017年08月25日 04時42分48秒 | 自然とことば


11 杜若(か       )濡鼠(ぬれねずみ)の子叱(しか)り抱き 川端芽舎
……これはなかなか上手な作品です。子どもを叱りながら、抱きしめる。いや、抱きしめながら叱っているということかな、こういうこと、はるか昔にあったはずですけど、私はそんなことちゃんとできたかなあ。少し心配になります。子どもって、どうしたら育ってくれるのかなあ。知らない間に育つものなのかもしれないけど、私んちは苦労しています。


12 白(はく)牡丹(はく      )といふといへども紅ほのか  高浜虚子
……これ、前回にもあった気がする。まちがっているのかなあ。

13 紫陽花(        )の末一色となりにけり       小林一茶
……この句はなかなかいいですね。一茶さんにこんな作品があったなんて、何だか新鮮です。そして、しみじみとした情趣があるではありませんか。たいしたものだ。

 たいていのこの花は、梅雨の終わりには花が色あせて、先端を切り落とされたりしているこのごろですが、手入れのされていない庭に、夏の終わりなのにまだ花の部分が残ってたりすると、ああ、こんなに色あせてしまっていると、しみじみ夏の終わりを感じさせてくれます。




14 向日葵(        )の眼は洞然と西方に        川端芽舎
……近ごろは何事も前倒しでつんのめることが多いのです。稲刈りも8月までにしてしまう。今年の梅雨明け宣言も、東海地方などはまともに梅雨にもならなかったのに、しばらく雨が降らないと梅雨明けを宣言してしまったけれど、それからモゾモゾと不順な天候はつづいています。

 野菜も採れない。サンマも来ない。サケはどうなる。ウナギはもちろん来ない。なんだか温暖化のせいで、この花も今ではしおれているのがあったりしますが、それなりに咲いているものもあるみたい。



15 地について曲り延びたる長茄子(      )        松本 長
……私はつけものが好きです。焼いてもいいかも。


16 石鹸籠(せつけんかご)さげ朝市の胡瓜(       )買ふ  豊原青波
……こんな風流なことができたら、そりゃ俳句でも作りたくなります。朝市が近くにあるなんて、うらやましいなあ。温泉に行ったんだろうか。

17 川音と土堤を隔てて花西瓜(     )           橋本花風
……食べる「西瓜」は秋の句になります! 地面につるをのばしてこんがらがっている状態は夏なんですね。カボチャかな、ヘチマかな。

18 山路行くや木苺(        )取つて食ひながら     村上鬼城
……これまた風流な山歩きです。私はこういうことになじんでないから、おっかなびっくりです。たぶん、今の若い人はもっとそうかもしれない。そうです。野草に関して、今の私たちは「怖さ」が先に立ちますね。それか無謀に手を出すかのどっちかです。

19 走り出て紫蘇(    )一二枚欠きにけり          富安風生
……走っていて、道ばたの葉っぱを蹴散らしたということなのかなあ。

20 乳牛のめをほそめては薔薇(    )を嗅ぐ         飯田蛇笏
……この花は、初夏だと思っていましたが、管理をすれば、何度か咲くことができるようです。2か月後にふたたび花をつけるみたいです。でも、何だか人間に飼いならされているみたいで、イヤかもしれないな。

21 九時過ぎてなほ明るしや合歓(    )の花         加藤楸邨
……夜にこの花を見ることがあれば、それなりに感じることはあるのかもしれません。自宅に植えなきゃいけないな。私は好きなんですけどね。



22 百日紅(        )園児ねむりの刻来る        飯田龍太
……真夏のとんでもない暑さの中で負けないで咲いてくれていて、本当にありがたい木だと思います。妻の実家にありました。お母さんが植えたということでした。

           


答え  11・かきつばた   12・ぼたん     13・あじさい   14・ひまわり   15・なすび 16・きゅうり    17・すいか      18・きいちご   19・しそ      20・ばら      21・ねむ      22・さるすべり ……以上夏の句


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