今年も、奥さんはアサガオを植えていました。別のところで養成してたのもあったのかな。とにかく、縁側の前に竹竿と網でアサガオの上がってきやすいネットを張って、いくつか伸びたものを上に巻き付かせてあげました。
今年は、例年になくいい加減で、台風が来ないからいいようなものの、台風が来たら吹き飛ばされそうなアサガオ棚です。でも、いいや、何だかタイミング外してしまったし、もうよそのアサガオからは遅れているし、なるようになるだろうといい加減なままです。
とても太陽光線を遮るくらいの、元気なアサガオの壁にはなれない感じです。ゴーヤだってあるみたいだけど、とても結実できそうにない感じです。よそではみんな元気なゴーヤーも、うちではヘロヘロです。タイミングのせい? それとも、土に栄養がないから? 何だか、こんな風にしようと仕組んだものはズッコケて、知らないままに勝手に伸びたものが元気で、いつもチグハグなうちの庭です。
だから、勝手に伸びてるルドベキアの元気なこと!
ちょっと前なら、リクニスという花がこれまた勝手に出てきて、ビックリするくらいだったんですけど、これはと思って仕組んだから、時期を逃しているなんて、何だか先が見えてないのかな。取り組みが遅いのか。
ですから、ネットを張ったのも遅いのです。アサガオたちは地面でくたびれていました。今さら、上に登ってけ! と言われたって、もう元気ないよという感じで、ちっとも伸びていく気配はありませんでした。
待ってたよ! グングン! そういう時もあったけれど、今年はダメでした。
そして、少しだけ伸びた茎には、ギッシリと変な虫たちが並んでいました。どうやら、元気のないアサガオの精気を吸い取っているような感じでした。もう、切ろうが、水をかけようが、ゾウムシたちはスルスルと上がってきて、それぞれ動かないで、チューッと朝顔から何か吸い取っている感じでした。
ボクなら、ああ、変な虫、やだな、ということで終わってしまいます。
けれども、アサガオのプロデューサーのうちの奥さんは、やはり紫色の花を見つける楽しみみたいなのを期待しているから、この突然発生したムシたちを退治しなくてはならない、ということであれこれ検索したみたいです。
水に落とすと30分で溺れるとか、カメムシ退治みたいにガムテープで一つ一つはぎとるとか、割りばしにガムテープを巻き付けて、蜘蛛の巣を取るみたいに虫をくっつける、それをさっき試してみたみたいで、たくさんくっついて、肢をばたつかさせていました。ああ、ゲッソリ!
でも、ボクも明日から、ゾウムシ退治に協力します。えーい、みんなくっつけてしまえ!
* ゾウムシと書きましたが、そうではないみたいで、彼女が調べたら、ホウズキカメムシというんだそうです。ゾウムシではなかったのか! でも、やっつけなきゃいけないのは確かなのかな。