たまたま見たテレビで大徹さんが出ていて、どういうわけか子供たちの「ダイテツー」という黄色い声援がありました。珍しいなあと見ていると、大徹さんはころりと負けてしまって、力が入ったんだなと、人の良さにいっぺんに好きになったことがありました。熱心なフォロワーではなかったけれど、それからずっと応援していました。
名大関の清国、琴櫻、大麒麟あと3人の大関が6人の時代がありました。琴櫻はのちに横綱になってしまうのですが、大麒麟さんと清国さんは大関のままでした。
2人は、上がいなければ、たぶん大鵬、北の富士、玉の海などがいなければ横綱になれたのかもしれないけれど、上が詰まっていて、とうとう頂点までたどりつけなかった。
私は、大麒麟さんをひいきにしていたと思われますが、それもあやしいです。でも、とにかく千秋楽の日に三役……ふみが行われると、ああ、これでお相撲もしばらくお休みか、なんだかさびしいなと思うと同時に、ひいき力士さんの最後の姿を目にとどめておこうとしたり、なんだかソワソワしたものでした。
若貴時代、今から十数年前でしょうか、あのころ相撲界はものすごい人気だったけれど、私はもうすっかり相撲から興味を失っていました。まだ千代の富士の黄金時代まではよかったのに、そこから曙、武蔵丸のハワイ力士、その後のモンゴル旋風で、現在は相撲界はすべてモンゴルの人たちに牛耳られています。ヨーロッパの人たちはあっさりと退いて、日本人の力士もみんな伸び悩んで、何のための国技なのやらわからなくなっています。
残念なことです。それでも、千秋楽に3人の力士が上がっているのを見たら、顔ぶれを確認しないではいられないのは、三つ子の魂……ですね。
◇ 次の空欄に、相撲に関する適当な言葉を答えなさい。
7【( い)踏(ぶ)み】……ふさわしい場面に必要な役者・人間が集結すること。
8【満員御( )】……定員数に達したことを案内・感謝すること。
9【( )をすえる】……一つ所に落ち着く。どっしりと○をかまえて物事を行う。
10【( つ)に組む】……両者が堂々と勝負する。「――つに組んだ議論」
11【( )入り】……休憩すること。「ここらで――にしよう」「――が入る」
12【( )が上がる】……勝利が確定する。
【(○○)を上げる】……勝敗を決める。判定を下す。
13【ここ一( )】……特に区切り・転換点となる重要な事柄・状態。
【○狂わせ】……勝負事などで予想外のことが起き、意外な結果になること。
[ヒント]
7・力士たちが土俵に上がり、四股(しこ)を踏むこと。当然、この人たちはその「時の主役たち」でなければお客は承知しません。優勝争いをする者同士があっさり戦い始めるよりも、今からいい所を見せますよとアピールして、少し気をもたせてからじっくり始めてもらうと、お客はうれしいのであります。
8・感謝半分、うれしさ半分でこの垂れ幕はさがるのでしょうか? いいプレー、いい役者だけですぐ満員になるとは限らないし、お客さんも参加する気持ちが必要!
9・「寄り切り」「押し出し」などで勝負が決まる時の、理想的な低重心姿勢。
10・力士それぞれが両手を差し合って組む。両者の力が拮抗(きっこう)している段階。
11・組み合ったままで勝負がつかず、双方(そうほう)の力士ともに疲れたとき、一時引き分けて休息させること。 →塩ではありません。
12・行司(ぎょうじ)が、勝者の方角を○○うちわで指し示し勝敗を判断することから。
13・能、狂言、囲碁、将棋などで、演目・試合を数えるときの単位は?
[答え]
7・揃(そろ) 8・礼(れい) 9・腰
10・四(よ) 11・水 12・軍配(ぐんばい)
13・番
名大関の清国、琴櫻、大麒麟あと3人の大関が6人の時代がありました。琴櫻はのちに横綱になってしまうのですが、大麒麟さんと清国さんは大関のままでした。
2人は、上がいなければ、たぶん大鵬、北の富士、玉の海などがいなければ横綱になれたのかもしれないけれど、上が詰まっていて、とうとう頂点までたどりつけなかった。
私は、大麒麟さんをひいきにしていたと思われますが、それもあやしいです。でも、とにかく千秋楽の日に三役……ふみが行われると、ああ、これでお相撲もしばらくお休みか、なんだかさびしいなと思うと同時に、ひいき力士さんの最後の姿を目にとどめておこうとしたり、なんだかソワソワしたものでした。
若貴時代、今から十数年前でしょうか、あのころ相撲界はものすごい人気だったけれど、私はもうすっかり相撲から興味を失っていました。まだ千代の富士の黄金時代まではよかったのに、そこから曙、武蔵丸のハワイ力士、その後のモンゴル旋風で、現在は相撲界はすべてモンゴルの人たちに牛耳られています。ヨーロッパの人たちはあっさりと退いて、日本人の力士もみんな伸び悩んで、何のための国技なのやらわからなくなっています。
残念なことです。それでも、千秋楽に3人の力士が上がっているのを見たら、顔ぶれを確認しないではいられないのは、三つ子の魂……ですね。
◇ 次の空欄に、相撲に関する適当な言葉を答えなさい。
7【( い)踏(ぶ)み】……ふさわしい場面に必要な役者・人間が集結すること。
8【満員御( )】……定員数に達したことを案内・感謝すること。
9【( )をすえる】……一つ所に落ち着く。どっしりと○をかまえて物事を行う。
10【( つ)に組む】……両者が堂々と勝負する。「――つに組んだ議論」
11【( )入り】……休憩すること。「ここらで――にしよう」「――が入る」
12【( )が上がる】……勝利が確定する。
【(○○)を上げる】……勝敗を決める。判定を下す。
13【ここ一( )】……特に区切り・転換点となる重要な事柄・状態。
【○狂わせ】……勝負事などで予想外のことが起き、意外な結果になること。
[ヒント]
7・力士たちが土俵に上がり、四股(しこ)を踏むこと。当然、この人たちはその「時の主役たち」でなければお客は承知しません。優勝争いをする者同士があっさり戦い始めるよりも、今からいい所を見せますよとアピールして、少し気をもたせてからじっくり始めてもらうと、お客はうれしいのであります。
8・感謝半分、うれしさ半分でこの垂れ幕はさがるのでしょうか? いいプレー、いい役者だけですぐ満員になるとは限らないし、お客さんも参加する気持ちが必要!
9・「寄り切り」「押し出し」などで勝負が決まる時の、理想的な低重心姿勢。
10・力士それぞれが両手を差し合って組む。両者の力が拮抗(きっこう)している段階。
11・組み合ったままで勝負がつかず、双方(そうほう)の力士ともに疲れたとき、一時引き分けて休息させること。 →塩ではありません。
12・行司(ぎょうじ)が、勝者の方角を○○うちわで指し示し勝敗を判断することから。
13・能、狂言、囲碁、将棋などで、演目・試合を数えるときの単位は?
[答え]
7・揃(そろ) 8・礼(れい) 9・腰
10・四(よ) 11・水 12・軍配(ぐんばい)
13・番