第1楽章 何度も確かめながら 「行ってきゃーす」と妻に言う(ナンダソリャ!)。右の靴をしっかり履いたら、エンジンをかける。左の靴は、脱げそうな感じ。どうしてこんなにだらしない? それは、だらしないのといい加減なのと……。そんなんでいいのか、気にならない? わりと、気にならなくて、そのうち何とかなると思っている。 ゆっくりと左右左して、通りに出る。まだ、早いからどちらから . . . 本文を読む
私は、こんなオッチャンになっても、トボトボと『論語』を読ませてもらっています。若いときからすると、とても考えられないことでした。 若いとき、もちろん『論語』なんて、なんとも思ってなかったし、そんなもの、あまり役に立つとは思えませんでした。教科書なんかで取り上げられているところは、わざとらしくて、教訓的で、孔子先生を感じることもできないし、何しろテストでいい点を取らなくてはなりませんでした。でも、 . . . 本文を読む
★ 里仁の父と母子曰、「事父母幾諫。 子の曰わく、父母に事(つか)ふるには幾(ようや)くに諫(いさ)め、 先生が言われた。「父母に仕えてその悪いところを認めた時にはおだやかに諫め、見志不從、又敬而不違、 志(こころざし)の従わざるを見ては、又(また)敬(けい)して違(たがは)わず、 その心が従いそうにないとわかれば、さらに慎み深くしてさからわず、労而不怨。」 労(ろう)して怨(うら)みず。〈里仁・ . . . 本文を読む
今日、サッと仕事を切り上げて、フツーに帰ればいいものを、いつものスケベ心で、どこか、誰も知らないところ、行けないかなと、前々から気になっていた山の中に入ってみました。 本当は、そんなに山の中に入りたいわけではなかったんですけど、そちらの道に入りこんだら、どんどん坂を上らされたんです。 このまま行くと、峠越えみたいなのをしなきゃいけないの? と、少し怖くなったところで、トンネルにぶつかって、山越え . . . 本文を読む
古い写真です。でも、こんなところにボクと母とで、初日の出を拝みに行きましたっけ。のん気なものでした。 恐ろしいくらいに大隅半島から出てくる朝日はキレイだった。 もうわざわざキレイねえ、とか、そんなありふれたことは言わなくてもいいくらいに、圧倒的な朝の光でした。出てきたと思ったら、もうみんな照らされまくってました。 あの年、何かいいことあったかな。 とりたてていいことはなかったけれど、その年の終わ . . . 本文を読む
昨日、チラッと見るつもりが、後半は一生懸命に見てしまった「映像の世紀」。テレビはダメですね、見たら、見てしまう。逃げられない。 もう、そんなの見たくないんだよ。そんなの見るより、どこかに行きたいんだけど、どこにも行けないしな。お金もないしな。ハラ減るだけだし、ムダなんだよ、何もしたくないよ。 そんなダラけてていいの? ハイ、いけないです。でも、助走で、ボブ・ディラン的になりたかったんです。 と . . . 本文を読む
二週間、みんなが家に閉じこもっていたら、コロナ・ウイルスは落ち着くそうですけど、残念ながら、人間は同じところにじっとしていられないことになっています。 だから、ウイルスも喜んでしまう。お互い持ちつ持たれつ、らしいのです。 誰か偉いお方が一声、「みんな、家に二週間閉じこもれ!」と命令しても、人間って、抜け穴を見つけてコソコソ外に出たがるものなんだろうな。 仕方がない。自衛しながら、コソコソしよう。 . . . 本文を読む
判じ物みたいで、何度読んでもわかりません。先生は何が言いたいんだろう。 1 子曰「可與(与)共學(学) 未可與適道 子曰く「与(とも)に共に学ぶべきも、未(いま)だ与に道に適(ゆ)くべからず、2 可與適道 未可與立 与に道に適くべきも、未だ与に立つべからず3 可與立 未可與權(権)」 与に立つべきも 未だ与に権(はか)るべからず」 子罕第九1 孔子先生がおっしゃいました。「共に学ぶ友人と、同 . . . 本文を読む
今朝も5時に起きてしまいました。それはいいことではありますが、目が覚めた時、ものすごく一生懸命に呼吸している自分を見つけます。 「はあ、こんなに呼吸して、しんどかったらしい。心臓もハアハア言っている。やはり、呼吸が直前まで止まってたのか……」と思うのです。 夜中に何度も呼吸が止まっている、というのは妻から聞いたことがあります。おそらくその間だけは、無呼吸でウーンとか言 . . . 本文を読む
昨日、久しぶりに夜の散歩に出てみました。近所をグルっと回るだけです。 誰にも会わないし、ネコだっていません。犬の散歩にも出くわさなかった。 近ごろ、近所の若者たち、スケボーしてるんだろうか。夜にはしてたのに。 抑えたトーンで、思いついたことを、とりとめもなく妻とおしゃべりしたと思います。 いや、ボクは何か話すことあったかなあ。そう、昨日はあったと思う。 一昨日は、帰りが少し遅くなりました。 それ . . . 本文を読む
ボクがいいなあと思うテレビのタレントさん(女性)は、ちやほやされる時期はとても短くて、売れなくなったら、すぐに転落して行ったり、とんでもない男につかまったり、危ない道に進んで行ったり、見ていてホッとする人はあまりいませんでした。いつも転落するのを悲しい気持ちで見ることが多かった。 ボクがいいなあと思ってた人で、はすっぱな道に行かなかった人といったら、菊池桃子ちゃんくらいでしょうか。でも、彼女はあ . . . 本文を読む
うちの父はカラスの行水でした。小さいころ、たまに父と風呂屋さんに行くと、「あれ、もうお父さん、出てしまうの?」と、不思議な感じがしたものでした。 父は、会社から帰ってくると、いつもホカホカのお風呂帰りみたいな感じだったし、ヘアトニックとかつけてたのか、ムンムン匂わせながら家に帰って来たものでした。 父が帰ってくる時間というのは三通りあって、朝の七時ごろと、お昼の二時ごろと、夜の九時ご . . . 本文を読む
元気は、もちろんありません。ションボリしています。 ですから、せめてブログの中ではカラ元気になりたい。 となると、元気になれる刺激が必要です。 ということで、身のまわりの元気をくれるものを貼り付けてみます。 紙ねんどの座る人、平野神社のリス、みどりのキャラ、これらは愛着のあるものです。こういう小物に囲まれて、ボクはほんわかしている。 上から見てると、タンポポはあまりに遠い存在だけど、これくらい低 . . . 本文を読む
私は三重県に住んでますから、山の中に入って行くと(外に出るには山を越えないと出られません)、どこかからの街道に出会います。ずっと南の方の熊野古道だったり、紀州のお殿様が大名行列をした和歌山街道、伊賀と伊勢をつなぐいくつもの峠道、滋賀県には鈴鹿峠を越えて行かなくてはならない東海道、そこからいくつか派生する道、関西線が走ってる亀山と伊賀をつなぐ道、三重県の北西側には鈴鹿山脈ががっちりそびえているので . . . 本文を読む
(こちらは昨日の春谷寺のサクラと夕暮れです) 二年前、うわさで聞いていた松阪市飯南町の春谷寺(しゅんこくじ)のエゾヒガンザクラというのを見に行きました。お客さんがいっぱいで、クルマを止めるところもないし、にぎわっているけど、サクラそのものは、折れてしまって少し残念な感じもしたけれど、まわりにたくさんの仲間がいて、みんなで盛り上げてたから、ひそやかな名所として存在するんだなと記憶していました。 昨日 . . . 本文を読む