西光院で「御衣黄(ぎょいこう)」が咲いていました。咲き始めは白みがかった黄緑で、ピンクの筋が出始め咲き終わり近くなるとピンク色が濃くなります。まさに「色にいでにけりわが恋!!」です。名前の由来は平安貴族の衣装の色からとったものだそうです
私が、この桜を最初に見たのは、20数年前友人と高尾駅の近くにある林業試験場「多摩森林科学園」に行った時です。ここは、日本全国の桜250種1800本が植えてあります。日本の桜が絶えないよう「桜の見本林・保存林」の役目を担ってます。
4月初旬、沖縄の「寒緋桜」から始まり、下旬の各種の「八重桜」まで、桜一色となります。駅から8分の近いところにあるので、訪れてみるのも良いでしょう。
そのころは、御衣黄はここと「多摩御陵」で見られました。「多摩御陵」の木はまだ小さい木でしたが、あれから20年結構大きくなっているでしょう。本当に珍しい色合いといい、名前といい高貴な気品を感じる花で感激したものでした。
此のごろでは、あちこちで見られるようになりました。先日行った市川の「弘法寺」にもありました。かなりの大きさでした。ここ「西光院」に有るなんて知りませんでした。牡丹はまだでしたが、桜はピンクの八重桜と小ぶりですが薄いピンクの一重の桜が咲いていました
ミツマタも藤も蕾が膨らんでいましたから、牡丹と一緒に見られそうです。花のお寺で私にとって楽しみの所ですが、家から歩いて40分はちょっと毎日って訳はいきません。残念至極!!