夢*想*花

人生○○年!!今までは家族のために頑張った。
これからは、自分のために楽しい、好き、糧になるを目標に過ごしたい。

* 読書 *

2013-12-19 21:46:06 | 読書
今年も、とうとう100冊読破が叶いませんでした。
80冊は読んだと思いますが?(読み聞かせの絵本を合わせると150冊には成ると思います。)
来年こそ、100冊を目指そうと思っています。

パソコンに、購入図書の案内が来ます。主人の名義で10冊、私の名義で10冊予約図書をしています。
お陰さまで、次から次へと新しい本が借りられます。

垣根涼介著「光秀の定理(レンマ)」
を読みました。

信長・天下布武の闘いの初手である六角氏攻め。光秀が攻めるのは難敵・長光寺城。
その山城に至る山道は四本。うち三本には伏兵が潜む。
光秀は二つの道は見極めた。残るはひとつ。
だがその確率は、本当に五〇パーセントか?(裏表紙から)

(光秀が信長に召し抱えられて、初めての武勲を立てるべき戦。道の選択に光秀は迷います。
その時、愚息が路上で賭をして、四つの器の一つに石を入れて、客に選ばせます。
初めに入っていない二つを除外し、二つから選ばせます。確率は50㌫。のはずなのに、
なぜか愚息がだんだん勝って行きます。この謎を誰も解けません。
で、光秀は敵がいない道を選ぶのに、愚息の知恵を借りて、兵を一人も失うことなく長光寺城を攻め落とします。)

かって、これほどに美しい「ベイズの定理」の応用例が存在しただろうか。
”確率論から読み解く歴史”という、前人未到の領野を切り拓く画期的小説である。
                                  斎藤環氏(精神科医・評論家)(帯封から)

細川藤孝に奇遇していた、若き日の光秀が出逢った、乞食坊主「愚息」と浪人新九郎との交際が描かれています。
信長に仕えた後も、付かず離れずの三人の生きざま・物事の考え方に深く感銘します。
信長亡き後、光秀に少し政権を任せたら歴史はどう動いただろう?との果てなき思いもいたします。

私は「ベイズの定理」の謎解きが理解できませんでした。
一年後くらいに、もう一度読んでみたい本です。とにかく面白い。
興味のある方は、一読をお勧めいたします。

私の手元には、三冊の予約図書が有りますが、この本の余韻に浸りながら、今年の本の読み納めにします。
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