Nさんの写真。サザンカ
朝からすごい雨、今日は6年生最後の「読み聞かせ」でした。篠つくような雨の中を歩いて15分。
2組合同60人位の生徒さんが、一堂に会して待っていて呉れました。
最後だから、何を読もうかと散々迷った末、平の敦盛と熊谷次郎直実の「青葉の笛」を読むことにしました。
16歳の若武者敦盛が熊谷直実に打たれる場面、何度読んでも涙が出ます。
今の6年生に「敵に後ろを見せない」「一番乗りをする」武士道や、戦の前に名笛「さ枝」を吹いて、今生に別れを告げる心情・使ってある言葉など、理解できるか考えましたが、限られた15分間によりインパクトのある本を読む。これが難しい。
小説などは、とても時間内に読み切れない。絵本も幼稚な内容だと関心を持って呉れない。本当に本の選択には毎回悩みます。
何冊もの本を何度も読み直し、1冊の候補を決めます。
決めたら、時間を計りながら、本の山場を何処に持って行くかなど、自分なりに決めます。
今回は、卒業に当たって、何か贈る言葉はないかと詩を探しましたが、適当なものが見つからず、とにかく「本を沢山読んで欲しい」中学生になったら「新聞を読んで欲しい」とお願いをしました。
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