リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

どうやら嵐は去ったけど

2017年04月09日 | 日々の風の吹くまま
4月8日(土曜日)。しとしと雨。きのうと打って変わって無風状態。あんなに気合を入れて吹
きまくったら、さすがのマザーネイチャーだって息切れするだろうな。けさはフェリーも運航
再開して、始発から満員で増発しても2便待ってやっと乗れるかどうか。電車とは違うから
込んでいるときは2時間も3時間も待つことになる。昔カレシの仕事でビクトリアに引っ越し
てたった6ヵ月で逃げ帰って来た背景にはこんな要素もあったな。あれはもう38年も前の話。
当時のビクトリアは退屈すぎたし、今のバンクーバーのように賃貸の空室率がほぼゼロで
半地下のおんぼろアパートしかなかったのが直接の理由だったけど。

もしもまともなアパートに住めていたらビクトリアにしばらく腰を落ち着けていたかと聞かれ
ると、いや、やっぱり1年もいられなかったと思うな。何しろ生まれて初めてホームシックに
かかって、カレシをおいてひとりでバンクーバーに帰る!と駄々をこねていたワタシ。州の
財務省にいたカレシの省内での転職が決まってバンクーバーに帰れることになり、引越しト
ラックが去った後、カレシを迎えに行き、送別ランチで酔っ払ったカレシを助手席に乗せて、
フェリーのターミナルまでスピード違反を承知でぶっ飛ばしたワタシ。ジョージア海峡を北東
へ2時間半。遠くにタワッセンのターミナルが見えたときはうれし涙がぽろぽろ・・・。

ラジオを聞きながら掃除をしていたら、3月はマンションの売れ行きが良かったと言うニュー
ス。需要に供給が追いつかなくて、優良物件には複数の買いオファーが来るくらいなんだそ
うな。ほほお、こういうニュースに心理的に煽られて飛び付く人はけっこういるから、真上の
部屋もわりと早く売れるかもしれないな。水曜日に大いに乗り気になっていた人が買うのか、
それとも他の人がもっと高い買値を提示して来て競り合いになるのか、そこはオーナーの
欲の皮の厚さしだいだけど。

不動産サイトに載っていた写真を見たら、リビングとダイニングとデンはインテリア雑誌のよ
うな設えで生活臭ゼロだから、不動産屋がよくやる「ステージング」であることは一目瞭然。
子供部屋の写真は1枚だけで、おもちゃや遊び道具は影も形もない。幼児の存在を匂わせ
るものを隠したってことは、持ち家を売った資金で即金で買える中高年のダウンサイズ組の
ような特定の購買層を意識しているということか。思惑通りに行けばいいけどなあ。