リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

梱包作業が終わって、家財搬出の準備が完了

2024年11月30日 | 日々の風の吹くまま
11月28日(木曜日)。⛅☀⛅。何だか寝足りない気分だけど、8時前に起床。ちょうど日の出の時間で、朝方に冷え込んだらしく、フレーザー川に沿って低く霧の流れる風景はなかなか壮観。段ボール箱の山に囲まれて朝ご飯。カレシが「5時に目が冷めちゃってさ、いろいろガーデニングのことを考えて、プランターの数を減らそうと思うんだよね」。へえ。たしかに必要以上にあるという感じだけどね。「自分でめんどうをみられる以上に手を広げ過ぎたんだ。欲張り過ぎ。どれも雑草ばっかりになってよけいにやる気がなくなってさ、意味ないだろ?だから、自分の手に負える範囲で野菜を作ろうと思うんだ」。へえ。ヘンな時にヘンなことを考えているんだね。



梱包チームが来たのは9時ちょっと過ぎ。今日も若い男1人、女4人で。女性1人を除いてきのうとは違う顔ぶれ。あっという間に箱詰めを終えて、今度は家具をビニールシートでぐるぐる巻きにして、保護マットに包んでまたビニールシートでぐるぐる巻き。このあたりが普通の引っ越しと違うところで、一時的に倉庫に保管するのが目的だから、紛失や損傷が起きないように持ち主の名前と番号ステッカーで細かく管理するわけなんだな。保険会社が寄こした運送業者なんだけど、手際の良さだけじゃなくて、訓練が行き届いているという感じで、こういう引越しを専門にしているんだろうな。




マルコからは「土曜日の朝9時に床を剥がしに行くからね」。うはっ。そのうちに保険会社の査定士ラマンからマルコ宛の「修復工事の見積もりを送ってください。注:来週は不在です」というメールのコピー。うはっ。でも、来週1週間は工事がないということで、手術後1週間の大事な回復期は少し落ち着いて静かに過ごせるかな。そうだといいね。その間リビングとダイニングの床はコンクリートむき出しのままになるわけだけど、キッチンは手つかずだし、オフィスも寝室もバスルームもそのままなので、3ヵ月以上かかって一時はキッチンを解体してまったく使えなくなった改装の時に比べたら、あっ、そうと言う感じ。

梱包チームが帰る頃にはリビングもダイニングも積み上げられた段ボール箱と家具でびっしりで、カレシが「閉所恐怖症になりそうだな」と言い出す始末。まあねえ、大きな段ボール箱がびっくりするほど高く積み上がってるもんね。スペースが狭くなったから、残してもらうダイニングテーブルから2枚の天板を外して丸テーブルにダウンサイズ。後はマルコにお任せ。明日は白内障の手術の日で、真夜中から先は「絶食」して帰って来るまで食べられないので、いつものチーズの他に最近はまっているコニャック風味のパテも寝酒のお供。今夜はゆっくり寝ておかないとね。


おうちデートサイズになった・・・



梱包チームが来て、手術の時間が決まって・・・

2024年11月29日 | 日々の風の吹くまま
11月27日(水曜日)。☁🌥。起床8時。今日からまた手術前の準備が始まって、今度は左目にまず2種類の目薬を1日4回。抗炎剤が終わるまで延々と5週間の長丁場。今日は運び出すものの梱包をする日で、きのうワタシの留守中にカレシが受けた電話によると、梱包チームが来るのは午前9時ごろ。管理人のアンドリーが金曜日に終日エレベーターを予約している8階の改装業者と交渉して割り込ませてもらえることになったので、当初の予定通りに金曜日で確定。ワタシの白内障の手術の日だけど、たぶん2、3時間で済むだろうから、迎えに来てもらうのに支障はなさそう。

梱包チームが来たのは9時半。みんな若い人たちで男1人女4人。学生アルバイトかな。さっそく手際よく段ボール箱を組み立てて、楽しそうにおしゃべりしながら本やら食器をどんどん詰めて行くからすごい。後で見たら、どの箱にも通し番号のステッカーが貼ってあって、中に何が入っていて、どの戸棚のどの棚に置いてあったものかを書いてあったので痛く感心。損害保険の請求では「原状復帰」が基本だから、それだけ細かな記録が要求されるんだろうな。もしかしたら、床の修理が終わって荷物が戻って来た時に、全部「元の場所」に戻してくれるのかもしれないな。だったら助かるなあ。






昼前に眼科のマケンジー先生のオフィスから電話が来て、「29日の午後12時30分にバーナビー総合病院で日帰り手術の患者としてチェックインしてください。手術はチェックインしてから約2時間後です。前日の真夜中から何も食べないでください。当日の朝は9時30分までは水を飲んでもいいですよ」。おお、前回より1時間近く早い時間。と言うことは前回よりそれだけ早く帰って来れるということだな。病院から迎えに来いという連絡がある頃には家具の搬出はとっくに終わっているだろうし、前回は猛烈な豪雨で交通が渋滞している中を帰って来たけど、今回は午後はほぼ曇りという予報だから、ずっとスムーズに行きそう。

トランプが、カナダとメキシコが国境を強化するまで両国の製品に高い関税をかけると息巻いていて、カナダドルは5年ぶりの低水準に下落。トランプが選挙に勝って以来のアメリカドル高が反映されているということもあるけど、カナダの輸出は75%がアメリカ向けなので、高関税のカナダ経済への悪影響は想像もつかないということの方が大きいだろうな。それにもかかわらず、金庫番のトニーに任せっきりの私たちの投資資産は目に見えて増えているから不思議。ワタシの「老後の虎の子」なんか昨年度の個人年金(RRIF)を引き出す前よりも多くなっているんだからすごい。まあ、またお高いクルーズを予約しちゃったし、保険の自己負担の支払いもあるし、Arts Clubにクリスマスプレゼント(クリスマスキャンペーン)をあげたいから、(ゼロで死ぬために)ぱぁ~っと使っちゃおうじゃないの。うん、今夜はArts Clubの『34番街の奇跡』のオープニングナイトで、レセプションは6時から。よし、友だちに会って、いい芝居を観て、大いに楽しんで来ようっと。


人生に遅すぎることはないとつくづく思い知る時

2024年11月27日 | 日々の風の吹くまま
11月26日(火曜日)。☁🌥☁。何か冷え込むらしいけど、今日はまだまあまあかな。私たちの「日常」もまあまあ。明日からはまたてんやわんやになるので、せいぜい束の間の「のんびり」を満喫しておこうね。ほんと、こういう思いがけない事態に遭遇して、ストレスの極限まであたふたしてみて初めて「普通の毎日」のありがたさがわかるものらしい。今どきの人類ってのは意外に能天気というか、進歩し過ぎて退化に向かいつつあるとか。まあ、たぶんわかってくれる人、共感してくれる人はあまりいないだろうし、それは子供の時から慣れっこなんで、日記ブログでごちゃごちゃ言っておしまい。あはは。

今日はドラマタージのハイディとコマーシャルドライブのおしゃれっぽいカフェで会う予定。彼女は来月末で何年も務めて来たPlaywright Theatre Company(「劇団」とは言っているけど劇作家の団体で、ワタシもまだ実績がないながら正会員)の芸術監督権専務理事を退くことになって、来月記念パーティがあるんだけど、出席の返事したついでに英語訳した脚本を持って行ってもいいかと聞いたら、ハイディから直々に「その前に会ってお話しましょう。脚本は電子ファイルを送ってくれる?」というお誘い。うわっ。うん、やっぱりワタシの老後の人生はそれなりに目指している方向へじりじりと進んでいるのかな。ローカルの演劇界はみんなつながっていて、みんな互いに助け合ってやさしい。(だから「北のハリウッド」と呼ばれる割には、ハリウッド映画で活躍してもハリウッドに移住したい人がいないのかもしれない。)

自宅保管する小物も梱包が終わって、ランチ(パスタ)を食べながらスマホをいじっていたら、イギリスの有力紙The Guardian(月決めの寄付で購読中)に拡大するクルーズ産業についての記事。コロナで大打撃を受けたはずのクルーズ産業が破竹の勢いで拡大しているそうで、特に若い層の関心と需要が目立っているために、クルーズ会社は「富裕層のリタイア夫婦」のものというイメージを払しょくして、若い富裕層を取り込むの躍起らしい。大勢の客を乗せれば料金を安くしても採算が取れるわけで、それでやったらとでっかい船がますますやぁ~ったらとでっかくなっているんだな。でも、カーボンフットプリントはジェット機なんか比べものにならないくらい最悪というのに、環境問題に敏感なはずの若い世代がクルーズにはまっているのはソーシャルメディアの影響によるところが大きいらしい。同世代や友だちがTikTokなんかに「クルーズを楽しんでまぁ~す」と自撮り写真を投稿しているのを見て、自分も行かなくちゃということになるらしい。Silverseaのクルーズがどんどん高くなるのは、そうやって夏休みをディズニーランドに行って育った世代にやんわりと「お断り」を入れているようなものかもしれないな。そのディズニーランドをそっくり海に浮かべたような大型クルーズ船は、どんなに安くても私たちは乗る気になれないけど・・・。

時間を見計らってウーバーを呼んで、コマーシャルドライブのカフェへおでかけ。カレシが生まれてから大学を卒業するまで住んでいた地区の古い食品雑貨の店を買い取って、中だけを自家焙煎のコーヒーを出すモダンなカフェに改装したところだそうで、「覚えてるよ、そこ。ときどきおつかいに行かされたからね」とカレシ。久しぶりに会って、1時間もあれこれと演劇談義。大学に行かずに手探りで学んで来たワタシでも、野心満々で才能豊かな若い世代に交じって劇作の勉強ができるのがカナダなのかな。東京のプロデューサーが日本語訳脚本を読んでくれていると聞いて、ハイディはとっても喜んでくれて、英語訳した脚本についてもいろいろとアドバイスをくれて、「来月9日のパーティの後でまた会って話をしない?」という天にも昇りたくなるようなお誘い。カレシとの50年とワタシの喜寿が重なる来年は、またまた人生の方向が変わるようなことが起きるかもしれないのかな。でも、何歳でもいいじゃないの。人生は塞翁が馬で、遅すぎるってことはないんだから・・・。



クリスマスにクルーズというのも悪くないね

2024年11月27日 | 日々の風の吹くまま
11月25日(月曜日)。☁。天気はぱっとしないけど、怒涛の1週間の始まりとしては静かな月曜日。のんびり朝ご飯を食べて、のんびりメールをチェックしていたら、あっ、Silverseaがブラックフライデイ・セールでオーストラリアとニュージーランドのクルーズの割引をやってるっ。カレシが来年の12月に行く気満々でいるクルーズもセールの対象になっているかな。なにしろ18日間と長めだし、バンクーバーからだとオークランドもメルボルンも遠くて長時間の飛行になるので、寝て行けるようにビジネスクラスにアップグレードすれば一気に50%近く跳ね上がって、最終的に6万5千ドルくらいになってしまうから、キャビン1室あたり最高8千ドルの割引は大きいよねえ。

と、期待を含ませて詳細をクリックしたら、セールになっているクルーズの数は24本で、来月から来年3月のシーズンに8本、2ページ目をせっせとしたら、9月からの次のシーズンの8本目でみぃつけたっ。お気に入りのシルバーミューズ号の姉妹船のシルバームーン号で12月16日にオークランドを出て、タスマン海を航行中にクリスマスを祝って、タスマニアに寄って、大晦日にシドニーに入港して有名な花火大会を見て、元旦の朝早々に出て1月3日に終点のメルボルンに着くヤツ。やったぁ。ちょうど3月のクルーズ料金を払い込んだクレカの締め日が過ぎたばかりで、さっさと払って残高をゼロにして、ジェフに連絡して予約を取ってもらわなきゃと思っていたところ。何というグッドタイミング。セール料金の予約金の期限が1週間後なので、さっそくジェフにすぐに予約してぇとメール。コーヒーをひと口飲んだところで返事が来て「まかせておけ。まだ海の上で1、2時間かかるかもしれないけど、ちゃんと手配するよ」。あ、まだクルーズ中だったんだ。うん、船の上のWiFiは通信衛星だよりだから、陸地のようには行かないんだよね。



ジェフからSilverseaの見積もりといっしょに「予約を確認。日程としてはすごくいいよ」とメールが来たのは1時間後。早っ。あれよあれよという間に2025年はクルーズ三昧の年になっちゃったわけだけど、私たちが夫婦になって50年になる年だから、1年がかりで祝うつもりでいればいいよね。それに、今年のクリスマスは2人にとって50回目の記念すべきクリスマスなのに、水漏れ騒動で準備どころじゃなくなって、修復作業はクリスマス前までには終わるだろうと思うけど、何となく気持が萎んじゃっている感じだからどうなるかなあ。何としてでもクリスマスツリーを飾りたいもんだなあ。

さて、1年先の予定が決まったところで、今日に注目。まずは日課のウォーキングを済ませて、次にカレシがバーのキャビネットの酒瓶を園芸ルームのカウンターに移す作業。新居に引っ越して来たのがカレシの誕生日の前日だったので、予定が確定したときに家具を新調した店でカスタム仕様で作ってもらって、カレシへのプレゼントにしたのが我が家のバー。いつの間にか酒瓶が並び過ぎて「バー」として機能するスペースがなくなって、今はもっぱらリカーキャビネット。カレシが酒瓶を入れた箱を抱えてせっせとバーと園芸ルームを往復して、1時間ほどかかって全部移動。どれどれと園芸ルームに行ってみて、うっはぁ。立錐の余地もないじゃないの。何だかすごいウワバミ夫婦みたいに見えちゃうよね、私たち。でも、少しだけ残っている瓶もかなりあるから、これを機会に古いものは処分することを考えた方が良さそうだな。でもまあ、それにしても・・・。





デジタルほどややこしくてめんどうなものはないかも

2024年11月26日 | 日々の風の吹くまま
11月24日(日曜日)。🌧☁🌧☁。静かな日曜日。天気のせいかな。のんびりと9時頃に起きて、カレシが「園芸ルームを片付けるから、今日はウォーキングは休み」。はいはい。でも、片付けるってことは、まだ終わってなかったってことか。棚と言う棚、戸棚と言う戸棚がぎっしりだったからねえ。床を修復するのに家具を全部運びだしてしまうので、工事が終わって戻って来るまで、園芸ルームはその間の生活に必要な食器類や酒類などの避難先。ま、後で梱包済みの段ボール箱を寝室に運んでもらわなければならないから、そっちで運動になるかもね。

洗濯物はちょっと溜まっていたけど、掃除の方は掃き掃除と掃除機かけとタイルの床のモップかけだけで楽々。右肩の調子がかなり良くなったのでよけいに楽々。洗い上がった洗濯物を乾燥機に移したら、ランチの時間までは「Me Time」(わたし時間)ってことにして、今日はカレシにYouTubeの音楽ファイルをMP3ファイルにレコーディングしてもらうために、ブックマークしてあるURLのリスト作り。ハウザーと2CELLOSのコンサートと、クラシックは『白鳥の湖』と『くるみ割り人形』とモーツァルトのピアノ協奏曲(ファイル2つで11番から27番)。カレシにメモリスティックを渡して、時間のある時にお願いね。でも、すぐに2CELLOSの分を全部録音してくれたので、マティニアワーに新しいラジオで聞こうとしたら「サポートしていません」だって。何だ、そりゃ。

試しにいつも使っている古いメモリスティックにコピーしてやってみたら、あら、ちゃんと再生してくれるじゃないの。サポートしていないのはSanDiskブランドのメモリスティックなのか、それとも、それとも。結局のところ、ワタシが持っているSanDiskのスティックは64GBで、ファイルのフォーマットがカーラジオなどがサポートている一般的なFAT32じゃないからだとわかったんだけど、んっとに、もう。つまりは、ラジオでプレイするためのミュージックアルバムには32GB以下のメモリスティックを使わなければダメってことね。なぁるほどっ。それにしても、0と1だけの見たところ限定的で単純なデジタル・システムの方が、0も1も0.5も1.7もある無限のアナログ・システムよりも複雑で使い難くてめんどうくさいと言うのは(アナログなワタシには)皮肉な話に見えるな。

ま、今日は飾り棚の中身の梱包を済ませることにして、最後的に段ボール箱2つ。旅行先で買ったショットグラスやミニカップやその他諸々の飾りがごちゃごちゃあって、ほとんどが小さいものだから箱ひとつで間に合うかと思ったのに、どうして、どうして。別の部屋に移すだけだからと、ひとつずつ包装せずに箱一杯に並べては、段ボール箱と一緒にもらった包装紙を何枚かくしゃくしゃにして被せて、その上にまた飾りを並べてクッションの紙を被せるという、プロが見たら呆れるような手抜き梱包なのに(それともそのせいか)かなり大きな箱が2つ。引越しのときに30年分のガラクタや不用品を整理したんだけど、あれから9年。モノってやつは嫌でも溜まるようになっているみたい。



それでも何とか空っぽになった

今日の3大ニュースは

2024年11月25日 | 日々の風の吹くまま
11月23日(土曜日)。☁⛅☁。目覚めは8時過ぎ。揃ってぐっすり眠れたようで、カレシも朝から機嫌がいい。おなかをさすっては「体重が減ったみたいだ」とにこにこして、「キミは少し増えてるんじゃない」。おいおいそれはよけいなお世話ってものよ。ワタシの体重はもう2年も水平線なんだけどねえ。一番下の肋骨が骨盤のすぐ上にあるもので、くびれるスペースがなくて砂時計型のウエストにはならないの。寸胴で小尻の体型は生まれつき。だから体重が少なくてもやせているようには見えないのよっ、なんて朝っぱら軽口の応酬で気分を和らげて、朝ご飯を食べながら、のんびりと「朝のニュース」。世の中は相変わらず忙しい。

ふむ、1週間を過ぎた郵便ストは解決の兆しが見えていない。なにせ組合の賃上げ要求が向こう4年間で24%なのに対して、カナダポストは第3四半期だけでも30億ドルを超える大赤字だったそうで、郵便が止まったままなら赤字は膨らむばかり。一方で、パスポートや年金などの書類手続きを管轄するサービス省は、パスポートがカナダポストの施設に滞るのを防ぐためにスト突入の1週間前に郵送を停止したもので、現在8万5千人分のパスポートが立ち往生しているとか。クリスマスや年末年始は旅行シーズンでもあるから、待っている人は気が気じゃないだろうな。ワタシもクリスマスカードを買っていいものかどうか思案中・・・。

ニュースその2。金曜日の夜、バンクーバー市警察がバンクーバー市役所に放火しようとした男を逮捕。何でも庁舎正面の市議会の入口で発火装置を使って火事を起こそうとしたんだそうで、目撃者が炎が燃え広がるのを食い止めたため、警察が駆けつけた時にはほぼ鎮火して事なきを得たという話。近くをうろついていて逮捕された容疑者は36歳でバンクーバーの住人ではないらしい。何でなの。というか、アホな話。ダウンタウンを見下ろす丘に建っているバンクーバー市役所は丘の頂上にあった石切り場(現在のクィーンエリザベス公園)から切り出した石材でできているんだから、玄関口で火をつけたって燃え広がるわけがないじゃん。

ニュースその3。食生活においても先進国であるカナダで壊血病にかかる人が増えつつあって、プレーリーのど真ん中のサスカチュワン州中北部の人口3000人足らずの小さな町では最近6ヵ月の間に27人が壊血病と診断されたそうな。最大の原因はインフレ。そうでなくても、「北国」のカナダでは冬の間の野菜果物の供給をメキシコやアメリカ南部、さらには季節が逆の南アメリカにほぼ全面的に依存しているのに、人口や産業インフラが少ない北部では食料品や日用雑貨全般を南部からの輸送に頼らざるを得ないので、輸送費がかさんで元から物価は高い。そこへ食料品のインフレと燃料費の高騰が加わって家計が厳しくなった結果、新鮮な野菜や果物を買わなくなった人たちが多いらしい。また、カナダ第一の都市トロントでは去年65歳の独り暮らしの女性が救急センターに駆け込んで壊血病と診断されたそうで、身体障害のために買い物や調理が困難で、食事は缶詰やパン、チーズだけで日持ちのしない野菜果物は全く食べていなかったらしい。インフレで一番大きな打撃を受ける低所得層が真っ先に消費を減らしたのは果物だというニュースもあったし、食べ物が溢れている中での現代の壊血病は「食料安全保障」の問題ということだろうな。ふと外を見ればいつもいろんな問題が渦巻いているのが人間世界・・・。


虹が希望を持たせてくれるかどうか・・・


脳内の配線が違うんだからみんな違ってあたりまえ

2024年11月24日 | 日々の風の吹くまま
11月22日(金曜日)。🌧☁🌤⛅。起床9時。うはっ、すごい風。爆弾低気圧ほどではないけど、東から吹いているので、寝室のバスルームの換気扇や冷蔵庫の上の排熱ダクトから吹き込んで来るのがわかるし、オフィスに座っているとルーフデッキに設置したエアコンの室外機を吹き抜ける風がヒューヒューと言っているのが聞こえる。でも、注意報は出ていないから、大したことはないかな。でも、カレシがまた5時前に目を覚まして悶々としていたせいで、ワタシは寝足りない気分・・・。

目が覚めたとたんに事故のことを思い出して、自己嫌悪に陥ってしまったみたいで、「何であんなバカなことをしたんだろう。自分に自信を持てなくなった」。あぁ~あ、困ったねえ。あのね、バカなことには違いないけど、あれは誰でもやりそうな「うっかり事故」じゃないの。「でも、最近オレの頭がどうかして来たんじゃないかと思って」。まあ、たしかに注意散漫なところはあるけど、それがアナタのパーソナリティなんだから、気になるんなら自分で何とかするしかないと思うけど。「あれから周りのことに注意を向けようとしてるんだけど」。いいことじゃないの。周りが見えていると自分も見えるようになって、そうなったらプラスのところもマイナスのところもわかって来て、それをひっくるめて自分はこういう人間なんだと受け入れたら、後は良くも悪くも自分次第。でも、過去に金縛りになっていたら、前が見えないし、そのまま歩こうとすればどこかでつまずいて転ぶのが関の山、と説教をしていたら、カレシも「それもそうだなあ」。うん、ここはまず寝直して、起きてから考えたら?

ほんとに、まずは自分という人間をありのまま受け入れてやらないと、自分を肯定するのは難しいだろうし、周りから自信を持てと言われても「どうやって?」ということになりがち。人間の脳内配線は複雑怪奇で、たぶんピンキリのスペクトラムで2人として同じ配線はないと思うんだけど、そこに社会で機能できない極端な例があれば、助けてあげたくても現代社会の仕組みの中では問題に「名前」がついていないと行政や社会サービスは動けない。そこで「○○障害」(いや、害はダメだから「障碍」)と名前を付けてセラピーなり何なりをするわけだけど、とばっちりを食うのはスペクトラムの反対の端にいて同じレッテルを貼られてしまう人たち。人間ってのはめんどうな生き物だな。ま、何を思ったか、とりあえずカレシに「ブルートゥースでヘッドフォンを使うのを最低限にしてみたらどう?」と提言。ワタシは、右目の点眼がきのうで終わったので5週間ぶりに「普通」の朝。右目は全快したということだけど、来週の水曜日からまた今度は左目の点眼が始まるから、また(忘れないための)予定表を作っておかなくちゃ。


ひと休み・・・

今日はレクルームでミニチュア関係の細々したものを3つ目の段ボール箱に詰める作業。いっぱいにならなかったので、隙間に詰めるのに本棚のあちこちから小物を引っ張り出していて見つけたのが、額に入った古い、古いバースデイカード。ワタシが6回目の路上試験でやっと運転免許を取ったばかりの誕生日にカレシがくれたものだから、何と46年前。ワタシ、30歳。バンクーバーのスタンリー公園に近い賃貸アパートに住んでいた頃だな。(過去に住んだところで今でもあるのはこのアパートだけ。)よく見ると、頭の上お花畑でルンルンの気分でハンドルを握っているワタシと、一緒に乗ってウワワァ~と怖がっているカレシという構図が46年後の私たち夫婦そのものという感じで、カレシと2人して爆笑。問題に直面した時に、強度の心配性でネガティブ思考になりがちなカレシと、「何とかするから大丈夫よ」と強気のポジティブ思考で前進あるのみのワタシ。あはは。


正反対だからうまく行ったとか・・・?


クリスマスのショッピングリストみたいな免税措置

2024年11月23日 | 日々の風の吹くまま
11月21日(木曜日)。☁⛅☁。きのうは食後にソファで1時間もうたた寝してしまったのに、よく眠った気分で目が覚めたのはもう8時半。うたた寝から覚めて血圧を計ったら上が128で、下は65まで下がっていたので、たぶん「食後低血圧」ってやつだったんだろうな。頭の中で常に聞こえているジーという音が何となく大きくなった感じもあるから、この2週間のストレスが自律神経系統を乱し始めたのかもしれない。(音はいたって単調で途切れることなく続いているので、気になったことはないんだけど・・・。)

けさはメディアにおもしろい記事があった。インフレにあえいでいる家計を助けるために、12月14日から2ヵ月間に限って、特定の食料雑貨にかかる連邦政府の売上税(GST)を免除するというもので、支持率が最悪のトルドー君としては何か破れかぶれの観がないわけじゃないけど、ま、クリスマスシーズンで何かと物入りの消費者にはうれしいニュースかな。で、何が対象なのかと言うと、1.アルコール飲料(ワインやビールなどアルコール分7%以下のものに限る)、2.炭酸飲料や果汁飲料(粉末ジュースを含む)、3.キャンディやチョコレート類(とチョコレートや砂糖などで処理した果物やナッツ類)、4.チップスやポップコーン、塩味のナッツ類など、5.シリアルやナッツや干した果物を含むグラノーラやスナックの類、6.アイスの類、7.フルーツのスナック類、8.ケーキやパイ、クッキー、ドーナツなど(パンの類はすでに非課税)、9.プディングの類、10.既成のサラダ、サンドイッチ、パーティ用盛り合わせなど、11.加熱した飲料(コーヒーなど)や食品、12.販売店などで調製する飲料、13.仕出しなどに付帯する食品及び飲料、14.レストランやカフェ、テイクアウトなどで販売される課税対象の食品や飲料、といったところで、何だかクリスマスパーティのショッピングリストみたい。

食料品の他には、子供服やゲーム、おもちゃなども対象になっていて、やっぱりクリスマスショッピングを狙ったとしか思えない。もっとも、日常の基本的な食品類は元から非課税だし、嗜好品の類が多いから、結局のところ「減税」の恩恵を味わえるのは高所得層ということになるんじゃないのかな。さらに2ヵ月間のGST免除に加えて、来年の春には(永住者を含めてカナダに居住する)「働くカナダ人」に250ドルのリベートが送られるということだけど、2023年中に就労して純所得が15万ドル(今の為替で1650万円くらい?)以下で確定申告をした人という条件が付いているので、どうやらリタイア組のシニア(年金生活者)や働いていなくて税金を払っていない人(専業主婦とか?)は対象外みたい。まあ、年金は物価連動で毎年増えるし、老齢年金の受給者には年末に相当額の一時金(所得制限あり)が出ることになっているからかもしれないけど、必要に迫られて仕事を探しているシニアの数は増えているという話。やっぱり、来年秋の選挙に備えて何とかして支持率を上げたいというトルドー君の焦りって感じがするんだけど・・・。

メディアにはもうひとつ、ある世論調査で「政府は郵便ストを終わらせるべき」という意見が多数だったというニュース。そりゃそうだよなあ。クリスマスシーズンだというのに郵便が全面的にストップ。クリスマスカードもプレゼントも送れないじゃないの。ワタシだって東京のプロデューサーに脚本の印刷版と原作の本を送ろうとしていた矢先にストに入られて、FedExで送ろうか政府がスト中止を命令するまで待とうかと思案投げ首。貨物鉄道と港湾のストの時はけっこう早く介入して輸送や荷役を再開させたけど、郵便ストには最高レベルの調停人を送り込んで「あとはよろしく」みたいな態度なのは、最悪の影響を受けるのが零細企業や一般市民だからかな。ここでもうちょっと果断な措置を取れば少しは人気回復に役立つかもしれないのになあ。でも、労働組合を敵回してしまうかもしれないからねえ・・・。(また嵐の予報が出ている。)


保険が絡むビジネスでは時は金なりなのだ

2024年11月22日 | 日々の風の吹くまま
11月20日(水曜日)。☁。目を覚ました頃には風も5メートルくらいに弱まっていて、ルーフデッキで植木の鉢が1個横倒しになっていた以外は被害なし。室内も雨漏りの兆候なし。ああ、やれやれ。バンクーバー島と本土南西部一帯で27万戸が停電して、朝になってもまだ10万戸近くが停電中とか。マンションはたいていが電気暖房だから、この寒いのに大変。コーヒーで温まろうにも近所のスターバックスも停電してるだろうし。

ウォーキングから帰って来たら、カレシは集めたプラスチックのポットを地下2階の収納ロッカーに置きに行って、ワタシはミニチュア工房の小物を段ボール箱にまとめる作業。引き出しを開けると、道具や材料の他に、何だってこんなもん取っておいたのかと首をかしげるような小物がごちゃごちゃ。何かの創作材料になると思ってのことだろうけど、これじゃぁカレシのため込み癖をとやかく言えないか。それでも2つ目の段ボール箱がいっぱいになって、ミニチュアの梱包はあとひとつで終わりそうだから、次はダイニングの飾り棚の中身かな。ガラス製品や旅行先で買って来たかけがえのない記念品がすごい数あって、人任せにして壊されたくないから自分で梱包して寝室のクローゼットに保管すれば、運送業者としても手間と時間が節約できて一石二鳥。

ランチの前に修復業者のマルコが管理人のアンドリィと一緒に来て、保険会社の査定士に見積りを出してOKをもらう必要があるとのことで、床の張り替えの手順の説明。保険会社は手続き上別の業者からも見積もりを取って保険の支払額を決定するそうで、査定士はそれぞれに(懇意にしている)業者のリストを持っているので、必ずしもマルコの見積もりが通るとは限らないけど、マルコは見積りを修正できるし、別の業者を指定して来たら、私たちは(マルコが推薦する)別の業者に変えるよう要求できるんだそうな。それで、ダイニングエリアに入る部分の床はフローリングを剥がすまでダメージの範囲がわからないので、リビングと廊下を含めたひと続きの床全体を張り替えることを前提にした見積もりを保険会社に承認してもらって、保存してあるフローリングでダメージの範囲を張り替えられれば、実際の工事はその範囲だけにする(短時間で済むので私たちにも楽)。「オレの仕事は依頼主を1日でも早く元の日常生活に戻してあげることで、保険会社に雇われているんじゃないからね」とマルコ。そばで一部始終を聞いていた管理人のアンドリィも「うん、うん」。おお、心強いね。

ひと通りの説明が済んだところで、カレシが「で、床を新しくして家具類を戻すのにかかる時間はどのくらい?」と聞いて、返って来た答は「床の張替えには2日ほど必要で、終わり次第直ちに家具類を元の場所に戻す」。なるほど、保管料も保険でカバーされるから「時は金なり」ってことね。で、搬出は29日の予定だけど、エレベーターの予約はどうするかと聞いたら、アンドリィが「その日は8階の改装工事がすでに8時から4時まで予約を入れているけど、2、3回くらいなら使っていないときに貸してもらえるかもしれない」。でも、マルコが「段ボール箱も数が多いから2、3回では済まないよ」。あらら。「土曜日なら空いているけど」とアンドリィ。「それで行けるかどうか運送会社と交渉する」とマルコ。「じゃあその線で相談しよう」とアンドリィ。ということで帰って行った2人。金曜日にワタシの手術と家具の搬出の予定が被らなくなったのはラッキーだなあ。いや、気持がすぅ~っと楽になった!


爆弾低気圧がやって来た

2024年11月20日 | 日々の風の吹くまま
11月19日(火曜日)。☁🌧。爆弾低気圧が来るということで強風注意報発令中。ゆうべは真夜中を過ぎた頃にルーフデッキが白くなり始めて、すわ雪っ。川向こうのサレーや東の方のコクィトラムで雪が降ったところがあるというから、お裾分けみたいなもんだったのかな。朝起きた時に跡形もなくて、ほっ。でも、ルーフデッキを見ると風がだんだん強くなって来ているのがわかる。予報では最大瞬間風速が30メートルに達するところもあるそうだけど、ニューウェストミンスターのあたりは15、6メートルくらいで、明日まで吹きまくるらしい。その上で土砂降りなんてことになったらエライこっちゃだけど、雨の方はまあまあで済みそうなのがせめてもの救いで、keep my fingers crossedだな。


初雪・・・?


今日は防火設備の年次点検で始まり。上から20階までは午前8時半から10時半の間。我が家はその真ん中なので9時半ごろに来るのかと思いきや、上層4フロアは戸数が少ないのでいつも早い。今日もまだ朝ご飯が終わっていない9時ちょっと過ぎにドアをトントン。我が家は火災報知器が5ヵ所、煙探知器が2ヵ所にあって、まずはロビーから報知機を鳴らして聞こえることを確認。次に長い棒で煙探知器を突いてどちらも正常なことを確認して、せいぜい5分もかからず「合格です」。

けさはアマゾンの貨物機(プライムエア)がバンクーバー空港で着陸しようとして滑走路の端を過ぎてしまった事故があったというニュース。前縁フラップに故障が起きて十分に減速できないまま着陸したためのようで、前脚が潰れて泥に鼻先を突っ込んで止まった形。きのうアマゾンに新しいラジオ/CDプレーヤーを注文して、今日中に配達されることになっているので、思わず大丈夫かな。でも、トラッキングでは10時過ぎには配達に出たことになっていたので、ほっ。ウォーキングから帰って来てチェックしたらニューウェストミンスターの市街図が出て来て「あと4ヵ所に配達したらそちらへ向かいます」。あ、来るんだ。ランチのしたくをしながらチェックしたら「次はそちらです」。ランチを食べ始めたところで電話が鳴って「アマゾンです」。ロビーの外にいるのかと聞いたら「中にいます」。あ、玄関外のブザーに最初に応答した受取人にロビーに入れてもらったんだな。それじゃあ、後で取りに行くので郵便ルームに置いて行ってと言って、ランチが終わったところでロビーに下りて行ったら、郵便ルームは(郵便がスト中だから)宅配の荷物だらけ。商品の箱のまま送って来たので、ロビーから見えにくいようにごみ箱の陰に置いて行ってくれたのは立派。

午後になって風が強くなって、暴風警報発令。雲も厚くなって来る感じで、風が吹いて来る方向を見ていたら、あら、(アメリカ側の)カスケード山脈のベーカー山のずっと東の山並みにこれまで見たことのない雪形。富士山の農鳥なんかとは比べものにならないような巨大さで、去年の今ごろの写真には写っていないから、夏の間に何か大規模な災害でもあったのかな。おもしろい形で、はて何に見えるかなあ。すっかり暗くなって、雨足も強くなった6時頃、南西の空にヘンに明るい雲がふわり。風は強くなるばかりで、ピーク(15メートルくらい)と予測された8時過ぎに雨が窓壁のガラスにバチバチと当たって、バルコニーでは園芸土やごみの袋がバタバタ。手すりの外を「未確認飛行物体」が吹っ飛んで行ったのでびっくり。あまり風が当たらない隅っこに置いてあるものは多分大丈夫そうだけど、寝るまで何度もチェックしないとね。やれやれ・・・。


何に見えるかな?

嵐の夜・・・



捨てられない人だってその気になれば捨てられるはず

2024年11月20日 | 日々の風の吹くまま
11月18日(月曜日)。☁⛅☁。特に温かくはないけど寒くもないのが冬の入口。でも、爆弾低気圧、ほんとに来るのかな。予報では雨はそれほどじゃなくて、問題は風らしいけど、南東の風ということで、うは、我が家のバルコニー直撃じゃないの。しぃ~らないよぉ。明日は吹き飛ばされそうなものを取り込んでおかなくちゃ。

今日のカレシは園芸ルームの整理。何に使うつもりだったのか知らないけど、ものすごい量の空き容器を溜め込んでいて、3年前の改装のときにたっぷり作った収納スペースは立錐の余地もないくらい。北米から中米にかけてモリネズミ(woodrat)という齧歯動物がいるんだけど、巣を作ってそこにやたらとモノを詰め込む(pack)習性があることから、別名が「パックラット(packrat)」。(特に光るものが好きらしい。)それが転じて、ガラクタから何から捨てられずにやたらと溜め込んでしまう人を指すようになって、カレシはまさにそのパックラットそのもの。オフィスにもいろんなものがごちゃごちゃしていて、いつもあれがない、これが見つからないと騒いでは奥さんに呆れられているくらい。それが何を思ったのか、園芸ルームを片付けて使わないものを捨てるというわけで、よし、ごみルームに持って行くのを手伝うよ。

というわけで、午後までに、ゴミ袋や空容器類、紙類、ガラス容器類を仕分けした袋5つをマンションの裏口の屋内駐車場の中にある住人用のごみルームに運ぶこと2回。まだあまりすっきりしたようには見えないけど、ま、You’ve got to start somewhere(千里の道も一歩から)。何事もとりあえず始めなきゃ先に進まないのよね。水漏れの修復中に生活必需品を保管するスペースができたようだから良しとして、電話が3回鳴ったら迎えに来てねと言い残して、ワタシは買い物。月曜日なのでスーパーの棚はスカスカだろうと思ったら、2個買うといくらと言う激安セールがずらり。しかもいつも買うものでめったに激安にはならないものが多くて、じゃあこれを2本、あれを2個。何の風の吹き回しなんだろうと考えて、思い当たったのは政府が港湾スト/ロックアウトを中止させたこと。我が家から見える川向こうの貨物埠頭にも対岸の自動車ターミナルにも船が戻って来たから、入荷が途絶えていたり遅れたりしていた品物がどっと入って来ると想定して「在庫一掃セール」をやっているんじゃないかな。


満員盛況の観・・・

マティニタイムになって、カレシが「何かまともな音楽をかけろよ」と言うので、1日中懐メロ局が80年代ロックを流しているラジオを消して、ハウザーが奏でるラテン音楽で景気づけ。飲みながら、2CELLOSがクラシックを弾きまくるライブコンサートのMP3ファイルをCDに焼いて欲しいと言ったら二つ返事でOK。さっそくメモリスティックにコピーして渡したら、オフィスに駆け込んでCDバーナーを出して・・・ところが、「USBのコードが入らない」。ええ?どれどれと持って来たケーブルを観察したら、コネクタのピンが曲がっているじゃないの。不器用な人だから、無理に押し込んでピンを曲げてしまったのかもしれない。ピンセットでそっと曲がっているピンを起こしたけど、あれ、ピンがなくなっている端子がある。ピンは柔らかいから、何度か曲げると折れてしまうの。ケーブルを探すのもいいけど、新しいバーナーを買った方がいいんじゃない?(使えないバーナーは捨ててね。)カレシにそう言ってふと思いついたのが、USBポートのあるラジオがあれば便利だということ。晩ご飯の後でググってみたら、あるっ。パナソニックのFMラジオでCDとUSBとBluetoothの機能がついていているやつ。これならカレシにYouTubeのURLを渡してMP3に録音してもらうだけで、CDに焼かなくでもリビングで再生できるじゃないの。なぁ~んだ。それほど高いものじゃないので、あっさり決めて即行でアマゾンに注文。後になってWindows Media Playerを使えば自分でCDを焼けるとわかったけど・・・。




怒涛の1週間がまた来る前に休養しておこう

2024年11月19日 | 日々の風の吹くまま
11月17日(日曜日)。☁🌥☁。大雨と大風が予報通りに通過したのかどうか知らないけど、静かな日曜日。ほんと、8日の金曜日からずっと悪いこと、良いこと取り混ぜて3つの重要案件が重なってしまって、もう怒涛のような10日だった。何となく疲れが溜まっている感じでちょっとばかり調子が上がらないのは当然かな。でもまあ、この1週間は、火曜日午前中の煙探知器の点検以外に予定がないので、ぼちぼちと小さい装飾品の梱包をしながら、リラックス、リラックス。来週はまた怒涛の如き1週間になるんだから・・・。

朝ご飯を食べながら、カレシが「今日は庭仕事をするんで、ウォーキングは休み」。いいよ、ワタシもまだ右膝の調子が良くないので、日曜日の掃除でウォーキングの代わりってことにするから。ということで、シーツ類の洗濯を始めてから、ダスターで埃を払って回って、箒で床を履いて掃除機をかけたら、あとはキッチンと寝室のバスルームのタイルの床だけモップで仕上げて済ませる手抜き掃除。ダイニング/リビングの床はルーフデッキで「庭仕事」のカレシが出たり入ったりするから汚れるし、たぶん2、3週間のうちに水漏れ修理で張り替えるので、今のうちに膝と肩を休ませておくに限ると、モップかけは省略。楽々の気分で掃除機をリビングの方へ押して行ったら、半ボケの目に、あっ、エイリアンっ・・・じゃなかった。あはは。早く両目がぱっちりになるといいな。



ランチはきのこのスープ。自家製のきのこのブロスに定番のセロリとにんじんと玉ねぎの他に松茸とイェローフットとまだ残っていたヤマブシタケとポルチーニの粉末。塩と胡椒だけのあっさりした味付けにして、熱々をふうふう言いながら食べたら、体中がほかほか。うん、スープの季節なんだね。冷凍庫にある牛の脛でビーフブロスも作ろうっと。午後になって肉を買いに道路向かいのヴィクターへ。日曜日なのでヴィクターはファミリーサービスとかで、お父さんとお母さんが店番。シャンテレルとイェローフットをお裾分けしたら、お母さんが「バターで炒めてクリームソースにすると最高よ」。あ、やってみたい。カレシの大好物になったウクライナのトマトのピクルス2瓶と、ワタシが好きなコニャック味のレバーパテの他、シュニッツェルとリブアイ・ステーキ。お母さんが「きのこのお返しね」とパテをおまけしてくれた。(ヴィクターが言う「近所同士の物々交換」。)

ヴィクターのお母さんのヒントで、晩ご飯は鶏ももを焼いて、シャンテレルをにんにくとバターで炒めて(低脂肪の)クリームを入れて、チーズでとろみをつけた即席のクリームソース。もも肉のコクととろっとしたクリームがマッチして、なかなかイケていたな。おいしいものを食べるといやでも元気とやる気が出て来るから、夜は写真のフォルダのアーカイブの整理とクロスワード。火曜日からこの冬最初の「爆弾低気圧」が来るという予報・・・。


スコッチウィスキーはすごく奥が深い

2024年11月18日 | 日々の風の吹くまま
11月16日(土曜日)。🌧。また大雨強風注意報が出ている。やぁ~ね、もう。去年のこの日にFBに載せた写真は雪景色だったから、下界はまだ暖かいということかな。ウィスラーでは雪の予報でスキー場開きを1日早めたという話で、ラニーニャの冬はちょっと寒いかもしれないな。ま、今日は膝(と股関節)がまだ痛いけど、肩の調子は上向き。きのう修復屋のマルコからプラグを抜いてもいいとメールが来ていたので、園芸ルームで断続的に運転していた除湿機をオフにして、被害が大きかったレクルームはドアを閉めているので週明けまでそのまま運転。いやぁ、急に静かになったもので、何だか気味が悪いくらい。ずっと回っていた乾燥機と除湿機からの熱で1週間ほどんと暖房が入らかなったけど、けさはサーモスタットに炎マークが5本。もう冬なんだ・・・。

きのうのウィスキー試飲会はすごく楽しかった。これまでの倍くらいの参加者があって、ジョニーウォーカーのアンバサダーだという司会者が、まずは「ウィスキーとは何か?」という定義と、スコッチはwhisky、アメリカのウィスキーはwhiskeyと綴る理由を説明して、醸造の工程と重要なポイントについて説明。そしてスコットランドのロウランド、ハイランド、スペイサイド、アイランド(スカイ島)、キャンベルタウン、アイラ島の各産地で作られるスコッチの特徴を説明を聞きながら、そのうちのハイランド、アイランド、スペイサイド、アイラのシングルモルトを鼻と舌で賞味。ワタシは海風とピートの煙の混じったアイラ島のスコッチの香りが大好きで、特にラガヴーリン(16年)がお気に入りなんだけど、試飲したカリラの煙たさもまた格別で、スカイ島のタリスカーの魚臭さも大いに気に入ってしまった。タリスカーは生ガキとの相性が抜群なんだそうで、一口飲んで殻を開けたばかりのカキを食べ、さらに殻に残った汁に数滴たらして一気飲みするのが最高と言われて、思わず喉がゴクリ。やってみたいなあ、それ。(生ガキ大好き!)




最後にブレンドウィスキーを2種類味わって、司会者が「一番最後に味わったのがジョニーウォーカー黒ラベルで、先に味わったシングルモルトがブレンドされているのです」。なぁ~るほど、ひと口にブレンドと言っても奥が深いんだなあ。ジョニーウォーカーの創業者ジョン・ウォーカーは雑貨屋で酒屋も兼ねていて、客の求めに応じてウィスキーを好みに合わせた特製ブレンドにして売るようになったのが始まりで、やがてカスタムブレンドから自分の名をブランドにしたウィスキーを製造して成功。女性のマスターブレンダーもいたそうだからすごい。でも、ジョン・ウォーカー本人はお酒は飲まなかったんだそうな。後を継いだ息子のアレクサンダーとその息子のアクレサンダー2世が商才に長けていて、画期的な(梱包しやすくて壊れにくい)四角い瓶を考案し、品名を大きく見やすくできるようにラベルを斜めに貼ることを考え出し、今日のジョニーウォーカーに育て上げたそう。今でもラベルや広告に使われている「闊歩する紳士」は漫画家が描いたものだそうで、世界で初めてのブランドマスコット。紳士は右に向かって歩いているけど、最初は左向きだったそうで、そのラベルの付いた瓶を持っていたらひと財産になるらしい。うん、いろいろとおもしろく勉強したな。でも、ワタシはやっぱり煙たいシングルモルトの方がいい・・・。

午後になって突然今日は土曜日だったのを思い出して、慌ててきのこ屋のマットに先週は洪水事故の騒ぎでお願いできなかったけど今日はいいものある?とテキストメール。松茸はもう終わったのかと聞いたら、返って来たメールに「ナンバー2ならあるよ」。ああ、大振りなやつね。マットの仕分けは小ぶりで傘が開いていない極上品が「ボタン」、傘が開いたら「ナンバー1」で、旬を過ぎて大きくなったら傘が開いていなくても「ナンバー2」。それ以外は売れ残りと一緒に乾燥松茸にしたり、松茸パウダーにしている。業務用の客への納品を済ませて到着したのが5時過ぎ。まだまだ香り高い大きな松茸にうれしくなって袋にぎっしり。ゴールデンシャンテレルも袋にいっぱい。初めて見たYellowfoot(軸の色から「黄色い足」。シャンテレルの親戚で「ウィンターシャンテレル」と呼ばれる)も両手にいっぱいを袋詰め。松茸はもう終わり?と聞いたら、「いや、オレゴン州に行けばまだ採れるよ」。ああ、まだしばらくはグルメきのこを堪能できるんだ。うれしいねえ。


今日の収穫

松茸(ナンバー2)

ゴールデンシャンテレル

Yellowfoot(ウィンターシャンテレル)


4年間のクルーズがあると聞いて、またクルーズに行く相談

2024年11月16日 | 日々の風の吹くまま
11月15日(金曜日)。⛅🌤☀。いい天気。今日は9時前に起きて、朝ご飯を食べて、ウォーキングに行って来て、普通の1日という感じ。ただし、右肩はちょっぴり調子が良くなったけど、今度は右膝が痛くて朝方に何度も目が覚めたので、よく眠ったという気分がしない。右目の手術の後で前屈みにならないために「屈伸運動」をやり過ぎたのかもしれないな。あと2週間で左目の手術だから、それまでに何とか回復してくれるといいけど。ゆうべは寝る前の体重が前日から丸1キロ増えていてびっくり。でも、けさはいつもの朝の体重に戻っていたからほっとしたけど、ワタシはストレスが溜まると体重が増えるたちなので、ま、今日こそは休息日ということにして、ちょっと力を抜こうっと。

アメリカでトランプが大統領に返り咲いて、上院も下院も共和党が多数を占めたもので、心理療法士は気落ちした民主党系の活動家たちの相談に乗るのに忙しいらしい。自分が支持する候補が選挙で負けたことが納得できないからって、精神不安定になってしまうなんて、柔もいいところ。まあ、それがデジタル思考のミレニアルの心理状態なんだろうけど、境界性パーソナリティ的な特徴が見え隠れしているような感じもする。でも、ある「居住型」を謳うクルーズ会社がそういう現実から逃れたい人たちに「未来にスキップ」という4年かけて世界を航海して回るクルーズパッケージを売り出したというからすごい発想。他に3年間の「我が家以外ならどこでも」パッケージ、2年間の「中間選挙まで」パッケージ、1年間の「現実逃避」パッケージもあるそうだけど、自分の主張が通らなかったからって落ち込んでしまうような甘ったれの活動家にそんなお金があるのかな。(親がリッチなら別かな。)それに保守的な富裕層に遭遇する可能性も高いだろうし、「船」という狭い空間でそういう人たちと4年も過ごせるのかなあ。

まあ、いくら世界各地を巡ると言っても、4年もの長いクルーズは私たちにはたとえお金があってもやっぱり考えものだな。先々月からバンクーバーからクルーズ船でアラスカとベーリング海を経由して東京まで行って、さらに10日ほど滞在したバケーションは、楽しむことは楽しんでいたけど、終わり頃にはやっぱり「慣れた日常」が恋しくなって来て、帰って来てから2人して「やっぱり丸1ヵ月はちょっと長過ぎたかな」。それでも、いろんな「非日常」のできごとが重なってみると、非日常そのもののバケーションが魅力的に見えて来るから不思議なもので、ウォーキングの最中に1階でサンタとの写真を撮る「スタジオ」を設営しているのを見たカレシが「クリスマスにどこかをクルーズするのも気楽そうでいいなあ」。うん、12月なら南半球かな。何だかまじめにその気になってSilverseaのスケジュールを調べたら、来年の12月半ばにお気に入りのシルバーミューズ号と同クラスのシルバームーン号でニュージーランドのオークランドから船出して、オーストラリアに向かってタスマン海を航行中にクリスマスを祝い、大晦日にシドニーに入港して新年の花火を見てから元旦の朝に出港して終点のメルボルンに向かう18日間のクルーズがあるじゃないの。たしか5年前に行ったシドニーからオークランドへのクルーズで行ったところを逆に辿る形だけど、タスマニアはもう一度行きたいと思ったから、思い切って行っちゃう?


ロッド・スチュワートの『リズム・オブ・マイ・ハート』のように・・・

乗り慣れて勝手知った船でなら寛げそうだし、クリスマスとお正月を自分では何もせずに祝えるというのも魅力的だし、クルーズの前後にホテル滞在を追加せずに最初の飛行機でまっすぐ帰って来ればほんとに最後まで何もしないでいいし・・・というわけで、「真夏のクリスマス」を夢想しているうにちに90%その気になってしまったみたい。来年は3月にシンガポールから東京、7月にコペンハーゲンからストックホルムという予定だから、12月に新たな予定を入れると、また1年間にクルーズが3回ってことになるけど、2人ともいずれは体力も知力も衰えるんだから、元気で遊べる今のうちにたっぷりと遊んでおかなくちゃね。ま、その前に今夜はArts Clubのファンドレイジングを兼ねたウィスキー試飲会に行って来ようじゃないの。


しばしの休息と思ったのに束の間でおしまい

2024年11月16日 | 日々の風の吹くまま
11月14日(木曜日)。☁⛅☁。やっと普通に目が覚めて、普通に起きることができた。フローリングの張替えをするリビング/ダイニングとレクルームの家具搬出の日取りが決まったので、それまでの2週間はしばしの休息のチャンス。きのうあんなに痛かった右膝も右肩も起きた時点ではかなり改善していたのでひと安心。普通に朝ご飯を食べて、ユウ君のレッスンが終わるのを待ってウォーキング。普通に4周して外に出るというところでカレシが「前は5周してたんじゃないかな」。してないよ。そうしようかという話はしてたけどね。「なんだ、話だけだったのか」。うん。まあそういうの、けっこうあるよね、私たち。

ウォーキングが終わったその足でスーパーの薬局に寄って、きのう処方箋を置いて来たカレシのβブロッカーの補給とワタシの目薬2種をもらって来て、カレシがレタスを買いたいというので、駐車場からモール中央の階段を上がってKin’sへ。ここは昔中国からの移民夫婦が始めた青果屋チェーンで、野菜類は地元リッチモンドやフレーザーバレーの農業地帯で栽培されたものが豊富。いつもウォーキング中にモールの2階から見えていたのに、買い物をワタシに丸投げしていたもので、Kin’sは値段も品質もスーパーとは比べものにならないと知ったとたんに、ウォーキングのついでに「今日はレタスとラディッシュと・・・」となるから現金なもの。ま、うっかり事故の反省で人まかせの危険性を知ったようだから、買い物の「運搬サービス」を手始めにカレシ流の「家事参加」というところかな。いつまで続くかわからないけど、外ではいつも手をつないで歩いているせいで、この界隈では「仲のいい老夫婦」という評判なんだから・・・。

午後、段ボール箱20個と包装紙ひと箱と荷造りテープ2個が到着。時間を節約(タイパってやつ?)するために、飾り物のような小さい物は自分たちで(つまりワタシが)梱包してクローゼットなどに保管することにしたので、明日からでも作業を開始。その前に脚本を送る準備をして・・・と思ったら、あっちゃ、カナダポストは明日からストに突入だって。港湾ストに中止命令が出たと思ったら今度は郵便スト。こっちも中止命令を出すのかな。港湾ストの前には鉄道ストに中止命令を出したし、郵便ストにも中止命令を出したら、(ビジネスや消費者の支持は増えるかもしれないけど)重要な支持基盤の労働組合から総スカンを食っちゃうだろうな。支持率急降下のトルドー君、タイヘンだなあ。まあ、何日続くかわからないから、脚本はFedExで送ろうか・・・。