リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

びしょびしょと飽きずによく降る雨

2024年12月31日 | 日々の風の吹くまま
12月28日(土曜日)。🌧☁🌥☁🌧。びしょびしょと、まあよく降ること。それでも朝ご飯が終わって、1日が始まった頃には雨が止んで、空が少し明るくなって来たので、それっとウォーキング。おしゃれなブランドショップなんか1軒もない「6丁目商店街」のショッピングモールは土曜日でもいたって静か。サンタクロースと写真を撮る仮設スタジオも撤去作業中。

クリスマスが終わってしまえば、あとは元旦が休みなだけで、それでホリディシーズンはおしまい。まあ、日本と違ってすぐにクリスマスツリーを片付ける習慣がないので、改まって新年を祝うという日本のお正月の雰囲気はゼロ。大晦日にどんちゃか騒ぎをやって、真夜中に(最近はめっきり減ったけど)バルコニーなんかで鍋をがんがん叩いてハッピーニューイヤーとやっておしまい。かってはあちこちの市町村で盛大に花火を打ち上げていた時もあったけど、最近はこれも下火と言う印象で、元旦はめでたいというよりも二日酔いを癒す日という感じ。

気温は午前中に9度まで上がって、午後には11度に到達。春の陽気じゃないのかなあ、これ。まあ、とにかく少しでも日常生活の感覚を取り戻さないと、いつまで経ってもストレス感が減らないから、今日はミニマリズム風景には目をつぶって、「普通の日」を実行・・・。

☆☆いつのまにか「やることリスト」が長くなっていて・・・☆☆

12月29日(日曜日)。☁🌧☁。きのうはじゃぶじゃぶとよく降っていたけど、今日はマザーネイチャーもちょっとばかり息抜きというところかな。のんびりと9時前に起きて、朝ご飯を食べて、日曜日の洗濯と掃除。フローリングが入って初めての掃除だから、ていねいに箒で掃いて回って、掃除機をかけてから、1週間でフローリングも落ち着いたと見て念入りにモップかけ。

ルーカが言っていた「フローリングが落ち着く」と言うのが実際にどんなことなのかわからないでいたんだけど、どうやら室温や湿度といった我が家特有の環境に馴染むことを言っているらしい。最初の1日か2日やたらと室内の空気が乾燥して、2人とも喉がいがらっぽくて咳が出て困ったのは、ラミネートと言うおがくずを固めて作ったフローリング材が極端に乾燥していために、室内の湿気を吸収していたからかもしれない。暖房が入る冬の間はだいたい30%から40%くらいで、今まで乾燥しているという感じはしていなかったから、たぶん砂漠並みだったんだろうな。今はそれほど乾いた感じがなくなったので、つまり、我が家の環境に「落ち着いた」と言うことだと思う。

ドラマタージのハイディから「いつ会える?」というメール。クリスマス前から落ち着いたら会おうということになっていて、ハイディは正式に劇作家集団の芸術監督の職を退いたところだし、我が家も水漏れ・雨漏りの修理が終わったことだし、そうだなあ、月曜日はどうかな。これまではワタシがバンクーバーまででかけていたけど、今度はフリーになったハイディがニューウェストミンスターに来る約束になっていたので、モールの「ファミレス」でランチということにしようか。モールにはフードコートもあるし、我が家の周りはスシ屋にファストフードに(ちょっぴりおしゃれっぽい)カフェと、食べ物屋は選り取り見取りだけど、ハイディはベジタリアンだから、モールの中のWhite Spotはどう?カレシも来るけど、とメールを飛ばしたら「いいわね。じゃあ1時にどう?」と返事が来て、オッケーと返して決まり。

これで「やることリスト」がひとつ短くなったので、午後は腰を落ち着けてドロシーが送って来た改訂版と翻訳原稿のト書きを突き合わせる作業。ドロシーが「芝居の脚本を書くのって、ストーリーテリングのプロセスを書くことなのよね」と言う通りで、言うなればト書きは舞台でストーリーを展開する人たちへの一種の「ユーザーマニュアル」のようなものかもしれないな。何度もリハーサルを見学する機会があって、そこでの見聞きを通してわかって来たことは、人気スターを動員して、有名な監督が采配を振るって、同じシーンを何回も撮り直して、徹底的に編集して、最後に1本の映画としてフィルムにまとめられて世界に配給されるハリウッド映画と違って、生の舞台劇は生身の人間がそのときに目の前にいる生身の人間にある物語を音楽や演技を駆使して語るものなので、常に一本勝負のようなものだから、演出家から役者からデザイナーから裏方のテクニシャン、時には原作者(そして脚色者、翻訳者)まで、上演に至るプロセスに関わる全員の協同作業の結実なんだということ。まあ、映画は二次元、舞台は三次元の、だいたいからしてまったく異なる動物なんだけど・・・。


あっちがこうなったら、こっちもこうしないと・・・


クリスマスが終わったらまたミニマリスト的日常

2024年12月28日 | 日々の風の吹くまま
12月26日(木曜日)。🌧☁⛅☁🌧。夜通しすごい大雨だったみたい。けっこうのんびりしたクリスマスだったけど、ワインを飲み過ぎたのか、それとも溜まりに溜まっていたストレスが急にすぅ~っと抜けた反動なのか、食後ほどなくして2人ともベッドにごろり。そのまま10時近くまで眠り込んでしまって、それから食洗機を回したり、カレシのココアを作ったりして、就寝は11時半。それなのにカレシに小突かれて目を覚ましたのはなんと9時半過ぎ。それほど疲労困憊していたのかなあ・・・。

そのまま10時までうとうとしていて起床。ゆうべは食洗機をオンにするのが遅かったせいで、そのまま寝てしまったので、まずは食器を取り出すところから始めないと朝ご飯の食器がない。でも、オレンジジュースを切らしていたので、今日はメープルリッジでじじばばレベルでのファミリー・ランチがあることだしと、ブリオシュのトーストとコーヒーだけの簡単な朝ご飯。クリスマスの翌日はボクシングデイで法定祝日。イギリスで富裕層が使用人に(小箱に入れた)ボーナスやプレゼントを渡して休みを取らせたのが始まりだけど、カナダではクリスマスセールの残り物の一掃セールの日になり、それがいつのまにか激安セールの日になったもの。でも、今ではアメリカの感謝祭に続く11月末のブラックフライデイの狂騒セールがカナダにも波及して、ボクシングデイのセールは少々影が薄くなった感があるかな。

ランチの時間に1時間の余裕を見て出発。まだ雨が降っていたせいか、道路はスカスカで、郊外のメープルリッジまですいすい。もしかしたらみんな早々とショッピングモールに行っちゃったのかもしれないな。(義)弟のジムが贔屓にしているパブにジムのパートナーのドナ、ジムの元妻でワタシの妹分のマリルーとパートナーのロバート、そして私たちが集まって、ビールを傾けながら賑やかにランチ。別れた夫婦がそれぞれに新しいパートナーを得て事実婚の関係になってもう30年あまりになるけど、マリルーとドナは仲良しだし、ロバートも「ファミリー」に仲間入りして、みんな和気藹々。離婚によって「家族」が増えるなんて珍しいんじゃないかと思うけど、これも3人の息子の嫁を「娘」として受け入れて、いつでも味方になってくれた義両親のおかげで、トロントのジュディも含めて、ママの薫陶を受けた4人姉妹の絆は男たちよりも固い。ランチの後はジムの家に集まって、シャンペンとデザート・・・。


玄関わきの植木にしゃれたクリスマス飾り

☆☆家族との楽しいひと時でたっぷり息抜き☆☆

12月27日(金曜日)。☁🌤🌥。やっと普通の時間に起きて、普通に朝ご飯を食べて、普通にウォーキング。今年2024年は雨、雨、雨の中で終わるそうで、予報を見るとあした28日は朝から大雨、29日も30日も大晦日も晴れ間が出るかもしれないけど概ね雨がちで、2025年の元旦は雨、雨、雨で、太陽が顔を出すのは新年4日らしい。まあ、温帯雨林地域のバンクーバー圏は冬の間「レインクーバー」と揶揄されるくらいで、白いものがどかんと降るよりは何倍もましだよと肩をすくめるのがバンクーバーっ子・・・。

きのう運輸会社のプロジェクトマネジャーのジャクリーンに送っておいたEメールに朝一番で返事。家具を搬入できる一番早い時期はいつ頃かと問い合わせたのに対して、「すぐにコーディネーターに指示して日にちを確保しますね」。で、1時間もしないうちに「一番早いスポットは1月6日、7日、8日で、とりあえずこの3日を確保しました。午前8時から9時の間に到着します。1月6日にエレベーターを8時半から終日予約してください」。うっはぁ。来週は無理だろうと思っていたから、正月明け早々はラッキー。ちょうど公現祭の日で、我が家(というよりワタシ)の習慣に従って前の日の日曜日にクリスマスツリーを片付けるから、しっかりクリスマスの12日の間ツリーを飾っておけるし・・・。

でも、でも、今マンションに2台あるエレベーターのうちでふだん引越しなどに使われる2号機が故障中なんだよねえ。止まってからもう1週間になるんだけど、まだ復旧する兆しがないから、1週間先はどうなっていることか五里霧中。それでも、管理人のアンドリィにジャクリーンのメールを転送して可能かどうか聞いてみたら、「まだ故障の原因が判明してないので確答はできないが、状況が変わり次第アップデートする」という返事。う~ん、どうなんだろうなあ。エレベーターが1台しか動いていなければ、終日専用にしてもらうことは不可能なわけで、何年か前に同じような状況だった時にやったように、搬入専用と住人専用を交互に細切れにするスケジュールを作ってくれれば、何とかなるかもしれないけど、はて・・・。

それでもエレベーターの予約は先着順だから、他の人に先を越されないように、1月6日の午前8時30分から午後4時まで予約。アンドリィに予約しておいたと知らせたら「ベリーグッドアイデア」と返って来た。ジャクリーンにも指定の日に予約したこととエレベーターの問題があることを知らせておいて、マルコにも参考までにBCCでメール。これで最後のステップの予定が(一応)決まったわけて、後は神のみぞ知る。まあ、新しいフローリングの雰囲気が気に入ったせいか、2人ともダイニングテーブルといす2脚とクリスマスツリーだけのがらんとした風景に慣れて来た感じで、何となく心地良さまで感じたりするからおもしろいもんだ。はて、10年以上前だったかミニマリストとかいうライフスタイルが流行っていたような気がするけど、こういう感じだったのかなあ。


やむを得ずのミニマリスト・・・


曲がりなりにも2人の50回目のクリスマス

2024年12月27日 | 日々の風の吹くまま
12月25日(水曜日)。☁🌧。夜半から嵐と言う予報だったけど、何とも静かな、静かなクリスマスの朝。どうやら嵐はこれから来るらしい。きのうは何かと忙しい1日で、2人ともくたびれたと見えて、ワタシが目を覚ましたのは8時半、カレシはまだスヤスヤと眠っていたので、目を覚ますまでそっとしておくことにして、ひとり起床。

かれしが起きて来たのが10時近かったので、今日の朝ご飯はランチ兼用のブランチ。ポーチドエッグを作って、Kin’sで買ったジャンボ・アヴォカドをスライスして、ちょっとマヨネーズを塗ったブリオシュのトーストに載せて、大粒のブルーベリーを飾って、野菜ジュースを添えて、メリークリスマス!



一時はあきらめかけたダイニングルームでのクリスマスディナー。メインは解凍しておいた鴨の足を自分で精製した鴨の脂にどっぷり漬けて、140度のぬるいオーブンでことこと2時間。マティニタイムになって、まずはグーダ・チーズの燻製とマティニで乾杯。クリスマス気分になったところで、クローゼットにおいてあった段ボール箱から小皿とワイングラスを探し出して来て、ああ、自分で梱包して手元に置いておいたのは何たる先見の明よ。ワイン(カリフォルニア産のプティトシラー)を開けて、前菜はフリーザーに大事に保存してあったフォアグラを出して来て厚めにスライス。ブルーベリーをつぶして弱火にかけてとろとろ。思い立ってマルセイユのカシスを加えてさらにとろとろ。煮詰まったのを漉して、思いつきの「ソース・オ・ミルティユ・エ・カシス」ができあがり。フォアグラをさっと焼いて、ソースをかけ回して、パセリとブルーベリーを添えたら、うん、けっこう様になってるじゃないの。フォークで身を剥がせるほど柔らかくでき上った鴨の足をオーブンの上火で仕上げて、蒸したにんじんとアスパラガスと鴨と一緒に煮たにんにくを添えて、ああ、こうやって何とかクリスマスディナーが実現したのはマルコが「うちの連中」に残業させての突貫工事で修理を完了させてくれたから。(セルビア人は大半がユリウス暦の正教会に属しているので、クリスマスは1月7日なんだって。)サンタ・マルコにフヴァラ・ティ!デザートはスーパーで買った小ぶりのティラミス。ああ、私たちの記念すべき50回目のクリスマスは、ほんとに子供がいたらひ孫の世代まで語り継げるような日だったね。外は大雨と大風・・・。


マティニタイム

前菜はフォアグラ、ソース・オ・ミルティユ・エ・カシス、ブルーベリー

鴨の足のコンフィ

デザート(既製品だけど)


新しいフローリングをクリスマスに間に合わせてくれた

2024年12月26日 | 日々の風の吹くまま
12月23日(月曜日)。☁🌥🌧。目覚ましが鳴る前に目が覚めて、そのまま起床。予告通りに9時過ぎにマルコが「うちの連中」を3人引き連れてやって来て、手順を指示して「リッチモンドのマンションで食洗機の水漏れがあって、これから緊急出動するんだ」と言って出て行った。食洗機ってのは漏れる時は盛大に漏れるからなあ。クリスマスだったのに・・・。

マルコの「うちの連中」の仕事は見ていて気持ちがいいほどてきぱきと早い。ルーカが幅木のペンキ塗りの仕上げをしている間に、サシャがアンダーレイとフローリングを貼り、ラドは2人があれを取って、これをどうして、そっちを押さえて、と指示するたびに機敏にあっちに走り、こっちに走りと忙しい。アンダーレイはペラペラのオリジナルに比べて厚みがあるし、下にフォイルを貼り付けてあるので防水性も気密性も抜群。これなら他で雨漏りがして来ても床まで沁みて来ることはないだろうな。




☆☆午後6時過ぎにフローリング工事完了☆☆

12月24日(火曜日)。⛅🌤☁🌧。クリスマスイヴ。今日も早起き。予告通りにルーカが来て、レクルームの幅木のペンキ塗りの仕上げ。そのうちにマルコがラドを従えて来て、ラドはルーカの後始末の手伝い。マルコはビジネスの仕上げ。保険会社に出す「修理完了確認書」にサインして、マルコに自己負担分の千ドルをクレジットカードで支払って、マルコは確認書に「受領確認」の署名。

これで修理はすべて完了。後は引越し会社のジャクリーンに修理完了を知らせて、家具類の搬入のスケジュールを決めてもらうだけ。マルコに覚えたてのセルビア語でフヴァラ・ティ(ありがとう)と言って、飛び切りのハグ。始まりは11月8日だったから約1ヵ月半で、似たような経験のある友達の4ヵ月かかった、9ヵ月かかったというホラーストーリを聞くとずいぶん短かったわけだけど、それでもやっぱり長かったなあ・・・。

マルコとラドが次の現場に行くため(雨の多い冬場は忙しいそうな)に帰った後、ルーカが道具を廊下に出して、まあたらしいフローリングをていねいに掃いて掃除機をかけて、モップをかけてくれて、「フローリングが落ち着く来週まではクリーナーは少しスプレーするだけにしてね」と言って帰って行った後、カレシと新しい床の上を歩き回って、いいね、いいなあ。ランチの後でまずは地下の収納ロッカーからクリスマスツリーを運んで来て、がらんとしたリビングエリアの真ん中に立ててかざりつけのしたく。次に寝室からダイニングテーブルの引っ越し。直径がドアの間口より大きいので、横倒しにして廊下に出して、そこからカレシと一緒にえっさえっさ。外してあった天板を戻して、やったぁ。今日は3週間半ぶりにダイニングルームでゆったりとマティニタイム。

晩ご飯の後でいよいよツリーの飾りつけ。部屋のど真ん中にあるせいで、いつもよりは飾りやすかったけど、それでも奮闘すること3時間ちょっと。もっともいつも2日がかりだったから、ワタシとしては「超」が2つ付くくらいの早業で、エヴァがくれたかわいいツリーも窓の敷居に飾って、ああ、やっとクリスマス気分・・・。









クリスマスウィークの始まりにご近所さんからツリーのプレゼント

2024年12月23日 | 日々の風の吹くまま
12月22日(日曜日)。☁🌧☁🌧。目が覚めたら何と9時。カレシはまだ眠っていて、肘で小突いて起こしたけど、晩ご飯の後で揃ってベッドに寝転がってうとうとやっているのに、2人とも寝過ぎじゃないのかな。もう6週間を超える「仮住まい」のストレスで身体にも疲れが溜まって来ているんだろうな。試練の終わりももうすぐなんだけど、その「もうすぐ」が一番ストレスになるんだよねえ・・・。

きのうからエレベーター2号機が止まっていて、貼り紙によると月曜日には修理チームが来るそうだけど、またぞろ手持ちの部品がないから注文しなければなんてことにならないといいけどね。フローリングはすでに運び込んであるからいいけど、エレベーターが1台だけになったらどうやってトラック1台分の家具を運び込むのか。ま、マイナーな故障で済めば御の字。今日はウォーキングは休みにして、日曜日の掃除と洗濯。カレシは「コンクリートがむき出しのままでいるうちに、ルーフデッキの長方形のプランターをバルコニーに移動する」と言っていたけど、担当のゴミ集めとバスルーム2つの掃除が済んだらさっさとベッドに寝転がってスマホいじり。明日はフローリングを貼るというのに、だめだ、こりゃ・・・。

それでも、ランチの後で「ごみを捨てに行こう」。はて、「捨てに行って来る」と言うならエライと思うけど、ま、1人では1回で運べない量だから「捨てに行こう」でいいか。集めてみたら、コンパクターに捨てる一般ごみの大きな袋がひとつ、有機ごみが中サイズの袋ひとつ、嵩張る空の容器の中サイズの袋にいっぱい、紙類が鈴屋が配達に使うエコバッグにいっぱい。カレシが一般ごみと紙類の袋を持ち、ワタシが容器と有機ごみを大きな袋にまとめて持って、空いた手で鍵をかけ、エレベーターのボタンを押し、裏口のドアを開けて、ごみルームのロックをフォブで解除。それぞれ持って来たごみ袋をそれぞれ然るべきところに捨てて、カレシとしては一緒に家事をしているつもり。あはは。

ロビーに戻ってエレベーターを待っていたら、外出から帰って来たご近所さんのエヴァとばったり。エレベーターの中で「小さいクリスマスツリーを買ったんだけど飾るところがないから、もらってくれる?」ということになって、エレベーターを降りてカレシは左、ワタシはエヴァと一緒に右。エヴァがくれたのはすでに飾りがしてあって、ライトも点くすてきなツリー。感激しちゃって、ツリーを抱えたままぎゅっとエヴァをハグしてありがとう、ありがとう。フローリングを張り替えるつもりだと見せてくれた見本は「埃が見えないように白っぽい色にしたの。窓から日が差して来ると床の色が濃いから埃やごみが丸見えなんだもの」。あら、我が家も太陽が低い時に朝日が差し込むと床の埃が浮き上がって見えて、掃除をさぼったような罪悪感に囚われるのよねえと言ったら、「わかる、わかる」と返って来て2人して大笑い。クリスマスは従姉のところへ行くというので、それじゃあ、すてきなツリーをありがとう、メリークリスマス。テーブルから見えるように寝室に飾って、晩ご飯を食べていたらマルコから携帯に電話。「明日の朝そっちへ行くよ」。おお、何時?9時?8時?それとも7時?「9時だな」とマルコ。じゃあ、早起きして待ってるね。うん、いよいよコンクリートむき出しの床ともお別れか。今夜は早寝しなくちゃ。


エヴァがプレゼントしてくれたクリスマスツリー


ウクライナ人カトリック大聖堂でのクリスマス市

2024年12月23日 | 日々の風の吹くまま
12月21日(土曜日)。🌧☁🌧☁。雨模様の静かな朝。何となく疲れたという気分なんだけど、朝ご飯を食べて、ウォーキング。いつものようにモールの2階を歩いていたら、どこからかクリスマスキャロルが響いて来て、一番奥のウォルマートの外をぐるっと回ったら、1階のウォルマートの外の救世軍の「社会鍋」を囲んで何人かのグループがギターを伴奏に歌っていた。(そう言えば、1年の間に貯まった小銭を寄付しなくちゃ・・・。)

今日は4番アベニューにある聖ユーカリスト大聖堂でクリスマス市があるので、朝から天気予報と睨めっこ。我が家のリビングの窓からドームが見えるこの大聖堂はメトロバンクーバーのウクライナ人カトリック教会の総本山で、大都市のバンクーバーじゃなくて小都市(約9万人)のニューウェストミンスターにあるのは、かっては市の人口の20人に1人がウクライナ系だったから。(最近増えているのは中国系、インド系の他にフィリピン系とエリトレアやエチオピアからのアフリカ系、ブラジル系、そして韓国系で、ニューウェストミンスターではヨーロッパ系は少数派になりつつある。)

午後には雨が止みそうな予報だったので、カレシのレッスンが3時半に終わってから行くことにしたら、3時頃に空が明るくなって、ところどころにうれしい青空。クリスマスマーケットは聖堂の外の駐車場に設えたテントの中で、テーブルが並んでいてたくさんの人。開いていたドアから聖堂の中に入ったら、ドームから差し込む光が映える中、ビザンチン様式の装飾の礼拝堂はなかなか荘厳な雰囲気。祭壇の前で子供たちがウクライナ語で生誕劇の台詞を暗唱しているようで、スマホをかざしているのはパパたちかな。テントに戻って、クリスマス飾りやウクライナ模様のすてきなブラウスやドレスを見て回って、食べ物のテントでおいしそうな匂いに鼻をひくひくさせていたら、地元で作られたソーセージを売っていたヴィクターのお母さんと弟のステファンが「ハァ~イ」。ウクライナの伝統的なクリスマス飾りである麦わら細工ディドゥ(天使の形)と紀元前5千年以上前に現在のウクライナ、ルーマニア、モルドバの一帯に栄えたククテニ・トリピリア文化で大空、太陽、富、豊沃の象徴だった牡牛を描いたボール、そしてかわいい鐘の形の飾り。ああ、クリスマスツリーを飾りたくなっちゃったなあ。もしかして月曜日中に床の張替えが終わったら、もしかしたら翌日のクリスマスイヴに超特急で飾れるかなあ・・・。






夜8時過ぎ、さぁて御無沙汰の人たちにメールを書こうとPCの前に座ったとたんに、カレシが「これから車を走らせるついでに酒屋に行こう」。車のバッテリが上がていないかどうか確認しておかないと、木曜日に家族のランチに行くのに車が動かないってことになってもBCAAがすぐに充電しに来れるかどうかわからないから、「どうしても走らせておかないとな」。(こっちから言うと「そうだな」と言うばかりで腰を上げない人なんだけど・・・。)というわけで、まあこの時間なら酒屋も混んでいないだろうと、Market Crossingへひとっ走り。たしかに前の前の駐車スポットはがら空きで、店内も客はまばら。(万引き防止で)鍵のかかったケースからムッシュ・ヘネシーを出してもらうのも簡単。ブードルズを買った後、ベルモットの場所を教えてもらうのも簡単。レジに直行して、6本の酒瓶をワインの空き箱に入れてもらって、車に積んでいざ帰ろうとしたら、あれれ?車の両側に空いていたスポットに立て続けに車が入って来て、さらには若いグループが次々とやって来て、何だ、こりゃ。パーティの最中にビールがなくなっちゃったのかな。あ、ビールは今2月半ばまで連邦売上税(GST、5%)が免除されてるんだっけ。ふむ、じゃあもっと飲もうよ、とか・・・?


フローリング工事の準備完了でちょっと充実した感じの1日

2024年12月21日 | 日々の風の吹くまま
12月20日(金曜日)。🌧☁🌥☁。送風機が夜通しゴォゴォと鳴っていたけど、8時にセットした目覚ましが鳴るまでよく眠った感じ。いつも寝室で夜通しかけているホワイトノイズマシンと同じで、一直線の単調な音だから帰ってよく眠れるのかもしれないな。ホワイトノイズは生まれる前にお母さんのおなかの中で聞いていた音に似ているんだそう。



マルコが来ても、送風機の轟音がすごいのでノックの音なんか聞こえないだろうなと思って、玄関ドアのチェーンとデッドボルトを外しておいたら、今日は早々と9時前に「グッドモーニング」。マルコに続いてラドがペンキ塗りの道具を積んだ台車を押して来て、リビングとレクルームの壁のパテがすっかり乾いていることを確認して、送風機をオフ。突然の何とも耐え難いような静寂にうっはぁ。次に掃除機のお化けみたいなサンダーでパテを塗ったところをやすりがけして滑らかにしてから、ペンキ塗り。我が家のリビングの壁は引っ越して来た時にカレシが選んで塗ってもらった少々変わったオレンジ色で、完全にマッチするように調製するのが難しかったそうで、わずかな色調の違いでも目立つからとリビング全体の壁の塗り替え。長い間にくすんでしまっていたのか、何となく明るくなったような感じ。これも怪我の功名なのかな。



午前中にリビングとレクルーム(淡い黄色は簡単にマッチ)のペンキ塗りを済ませて、「月曜日にフローリングを貼るからね」。おお。カレシが「1日でできるの?」と聞いたら、マルコは「できるよ」。おお、うれしいね。新しいフローリングは幅が広いから、それだけ作業時間が短くて済むのかな。でも、翌日はクリスマスイブだから、家具を戻すのは無理じゃないかな。運び込んでくれたら後は私たちで段ボール箱を開けて収納するんだけど、と「打診」したら、「損害保険が絡んでいるからそれはできないよ」とマルコ。そっか、後で壊された(弁償しろ)なんて言って来ないように、保険会社の査定士の指示通りに「原状復帰」しないとダメなんだな。ま、フローリングを貼ってしまえば、寝室に置いてあるテーブルをダイニングに戻して外してある2枚の天板を入れれば、クリスマスディナーだけでも夜の闇に浮かぶ市のクリスマスツリーを眺めながら楽しめるかな。後に残って後始末をしていたラドが帰った後、ランチは自家製の豚骨ブロスを使ってチャーシュー・ラーメン。



静かになった午後は、ドロシーが送って来た脚本の改訂原稿を翻訳に使った原稿と並べて変更部分をハイライトすることに専念。変更と言ってもト書きを追加したり、台詞に挿入したりがほとんどで、肝心の台詞の言葉そのものは元のままだから翻訳は楽そう。場面の切り替え方がちょっと変わっていてユニークなせいで、ト書きがやや不明瞭なきらいがあったのは確かだけど、夏にバンクーバー島で上演された時の演出家の意見に従って見直したそうで、舞台での場面を想像しやすくなったという印象。夕暮れの午後4時過ぎ、南の空はちょっぴり夕焼け色だけど、北の空は灰色の雨模様で、何だか天気が違う2つの世界の間に挟まったような気分・・・。






雨漏りした後の修理が済んで・・・

2024年12月21日 | 日々の風の吹くまま
12月19日(木曜日)。🌧☁🌥☁🌧。あらら、また雨かぁ。でも、今日の「工事」は室内だからいいか。ゆうべ遅くにマルコから「あしたの朝行くぞ」とメールがあったので(いったいつ寝るんだろうな、この人)、念のため8時に目覚ましをかけておいたけど、起床はその2分前。けさも雨漏りの気配がないのを確かめて、朝ご飯。

マルコがラドと一緒に台車2台分の工具や資材を持ってやって来たのは9時過ぎ。リビングの隅に直行して、充填剤や奥のコンクリートの床を手で触って濡れていないことを確認して、壁の修理作業を開始。まずは石膏ボードを敷居の下まで切り取って、はめ込むボードのサイズを計って、他にもボードを切り取った部分のサイズを計って、レクルームでも同じく切り取った後にはめ込む石膏ボードの寸法取り。「トラックの中でボードを切って来るからね」と言い残して出て行って、30分もしないうちに小さい台車に石膏ボードを何枚も積んで戻って来て、まずは壁の中にグラスウールの断熱材を押し込んでから、2人で手分けしてボードをはめ込んで行くんだけど、実に手際がいい。はめ込んだ石膏ボードをテーピングしたら、今度はバケツでパテを練って左官屋さん。あっという間に白い壁ができ上ったからすごい。正午をかなり過ぎてから「昼飯を食って来るからな」と出て行ったので、私たちもランチ。




ランチから戻って来て石膏ボードの継ぎ目をパテで埋めるを左官仕事を終わらせて、「4時半頃に戻って来る」と言い残して出て行ったので、その間にワタシは買い物。一時は晴れて来そうな雲行きで、360キロも南に聳えているレーニア山(標高4393メートル、通称「タコマ富士」)のてっぺんがぽちっと見えていたんだけど、外に出る頃にはまた雨がポツポツ。でも、夜になると、市のクリスマスツリーの飾りつけの位置が先週の大風で変わったのか、クリスマスツリーらしくなって見えるのがいい。


レーニア山がぽちっと・・・


壁に塗り付けたパテを乾かすための送風機がものすごい轟音。レクルームにも3台置いて、マルコは「明日は9時に来るから、朝まで回しておきなさい」と言って帰っていたけど、はぁ・・・。


アメリカの51番目の州になってどぉ~すんの?

2024年12月20日 | 日々の風の吹くまま
12月18日(水曜日)。☀⛅。台風一過と言う感じの、すがすがしい朝。いやぁ、よく降ったなぁ、この大気の川(ローカルの呼び名は昔から「パイナップル特急」)という厄介者。局地的な浸水はあったようだけど、大規模な停電などはなかったようで、やれやれ。この天気なら、外壁の水漏れ箇所も明日までには乾くだろうから、一石二鳥。

ほぼ5週間続いていた郵便ストは、政府が介入して(いったん)中止。互いの主張があまりにもかけ離れていて、トップレベルの調停人を付けても歩み寄りがなかったらしい。郵便が止まって打撃を受けるのは零細小売業で、このままでは国の経済が立ち行かないという危機感がないし、世論調査でも同情や共感が薄くてそっぽを向かれたも同然で、組合も後ろ盾がなくて苦戦。それで、とりあえず労働協約が切れた日に遡って5%の賃上げをしてやるからストを中止しろと言うことになったらしい。(トルドー君、破れかぶれだな。)それできのうから郵便が動き始めたはずなんだけど、クリスマスシーズンとあってスト中に積み上がった小包や郵便の数がすごくて、配達がクリスマスに間に合うどころか、郵便事情そのものの正常化は年を越すらしい。それでも、郵便箱には封書が1通入っていて、開けてみたら、フレーザー保健局から「あなたの手術は待機リストに載っています。追って連絡が行きます」という通知。日付は11月8日になっているから、左目の白内障手術のことかな。それならもう11月29日に済んじゃってるんだけど・・・。

まだ大統領に就任してもいないのに、何かと物議を呼んでいるトランプが、フロリダ参りに行ったトルドー君を偉大なる「カナダ州の知事」と呼んだかと思うと、今度は「多くのカナダ人がカナダがアメリカの51番目の州になることを望んでいる」と言って、当のカナダ人は「じょーだんじゃねーよ」。まあ、アメリカに入る不法移民と麻薬を止めなければ、カナダからの輸入すべてに25%の関税をかけると脅しているところで、アメリカの州になれば税金はどんと安くなるし、いいことずくめじゃないかと、冗談に紛れて揺さぶりをかけているつもりだろうというのが大方の反応だけど、ずっと政権の中核だった財務大臣が突然辞任してしまったところで、その前には協力関係にあった新民主党が協定を解消してしまったし、党内からも辞めてくれと突き上げられるし、それより前には奥さんのソフィ―に三下り半を突き付けられるし、みんなに見放されている感じのトルドー君、どうする?

でも、ほんとに「多くのカナダ人」がアメリカと合併従っているのかというと、世論調査では「じょーだんじゃねーよ」が圧倒的。賛成が一番多かった(アメリカ的な気質を持つ)アルバータ州でも30%、真ん中のサスカチェワン、マニトバ、オンタリオの3州では29%、フランス語圏のケベック州は24%、大西洋岸諸州でも24%、そして西の端のBC州ではわずか18%。年齢層別に見ると、55歳以上はわずか10%なのに対して、35歳から54歳は27%で、18歳から34歳の若年層になると40%に急上昇するんだそうな。まあ、若い人達にアメリカが魅力的に見えるのはわかるような気がするけど、はて、カナダの医療保険制度をそっくり持って行けるんならまだしも、大半のカナダ人はアメリカ人になるなんてまっぴらごめんというところか。関税に関しては、オンタリオ州のフォード首相(カナダには知事はいないの)が対抗処置としてアメリカへのエネルギー供給を止めてやるとぶち上げたけど、トランプはカナダには今トランプと丁々発止で渡り合えるようなリーダーがいないからゆさぶって来るわけで、どうなるのかなあ・・・。


太くて短い虹


大雨の中でいろんな懸案事項が大きく前進

2024年12月19日 | 日々の風の吹くまま
12月17日(火曜日)。☁🌧🌧🌧。雨っぽい。予報通りに大雨になるみたいで、きのうの雨漏り箇所の充填修理が成功したかどうかをチェックする願ってもない天気。ウォーキングから帰って来た頃には本格的に降り出して、だんだん強くなる風がガラスに雨を叩きつけるから、修理した部分はまさに試練の時。気になっては漏れてないかなあと観察して、あ、雨漏りの形跡なし。マルコに今のところ問題なし、bone dry(カラッカラ)だよとメールしたら「パーフェクト」と返信。

ドロシーから東京で上演されることになった作品の改訂版を出すことになったと、エージェントに送ったという改訂原稿が送られて来た。せりふには変更はなくて、主にト書きを明確にして、セットのデザインのうちで最も重要な部分を詳細に説明したものだそうで、読んでみると、舞台奥の大きな壁について「できるだけ高く」、劇中で作られる窓も「できるだけ大きく」と書いてあって、納得。初演の時に劇場に入って真っ先に目に留まったのがこの壁で、ストーリーの展開にはなくてはならない象徴的な存在。さっそくト書きの変更部分や新しく挿入された部分を元の脚本と比べながら翻訳してプロデューサーに送らなくちゃ。もっとも、いっつも「今すぐ!」みたいな期限と格闘していた商業翻訳と違って、芝居は舞台のイメージが固まるまでにどえらい時間を要するから、ここはじっくり腰を落ち着けて行くのが一番。

午後遅くなって、雨は土砂降り、風はびゅんびゅんで、窓を打つ音が家の中に響き渡っているくらい。それでも、充填修理したところには雨漏りの形跡はゼロで、コンクリートの床は乾き切ったまま。良かったぁ~と、さっそくマルコに、見渡す限りの雨、雨、雨だけど、一滴も中に入って来てないよぉと実況報告。びしょびしょに濡れしょぼって景色が見えない窓を眺めながら、チャーシューにする豚肉を仕込んで、晩ご飯のチキンサテイをマリネートしながら、日本語での舞台を想像していたら、東京の先生からおめでとうメール。「ぼくが敬愛している根っからの演劇好きだから、時間をかけてじっくり練り上げて、きっと良い舞台を作ってくれるよ」。うわぁぁぁぁぁぁぁ。

夜、マルコから電話。「漏れてるかい?」 ぜんぜん漏れてないよ。「これ以上の土砂降りはないから、OKだ」。ということで、予定通りに木曜日に外壁の修理をして、充填修理のために切り取ったリビングの石膏ボードはマルコが直々に修理(たぶん木曜日)。スケジュール調整がうまく行けばの話だけど、もしかしたら金曜日にでもフローリングの工事を始められるかもしれない。金曜日と月曜日にやれるとしたら、(これもスケジュール調整の次第だけど)その後ですぐにでも家具類を運び込めるかもしれない。今の時点ではフローリング業者と引越し会社のスケジュールしだいで、すべて「もしかしたら~かもしれない」の状態だけど、マルコが保険査定士がバケーションに行ってしまったり、雨漏りが見つかったりして、修理が遅れに遅れて少々意気消沈気味の私たちのために、サンタクロースを演じてくれようとしているのが良くわかる。Go the extra mile(よぶんの1マイルを行く=職務や期待される範囲を超えて働く/動く)というわけで、ほんとにいい人たちに恵まれているんだなあ、ワタシ・・・。


とりあえず雨漏り箇所の充填修理をして

2024年12月18日 | 日々の風の吹くまま
12月16日(月曜日)。🌧☁。起床は目覚ましの時刻より早い7時45分。意外とよく眠れた感じで、さっさと朝ご飯。何よりも真っ先にドロシーに報告。しばらくして大喜びのメールが来て、続いてエージェントも交えて正式な手続きをするために、プロデューサーから許可を求めるメールをもらいたいというメール。ワタシにとっては、このあたりはこれからステップごとに学んで行かなければならない未知の世界。でも、Arts Clubのビルとアシュリーにも報告のメールを送ったら、みんな喜んでくれたので、幸先がいいというか何と言うか・・・。

マルコと雨漏りの修理をするラドが来たのは9時をかなり過ぎてからで、さっそくコンクリートの壁の下の方をドリルでガガガガッ、ガガガガァとすごい音。雨漏りの箇所を突き止めようということで、四つん這いになって壁の中を調べて、ルーフデッキに出て、建物の角の雨漏りしていると思われる壁を観察。だいぶ前に外壁の点検をして、ひびなどを埋めたはずなんだけど、マルコに言わせると「応急処置だよ」。へえ。筐体の10年保証が切れる前だったから、デベロッパーが点検修理をしたのかな。修理をしてペンキを塗ったところは、雨で濡れているとそうでもないけど、乾いている時は周囲と色が違っているのが一目瞭然で、ふぅ~ん、何だかなあ。それでも雨の侵入口をほぼ特定できたようで、一歩前進というところか。



明日の夜にまたぞろパイナップル特急(大気の川)がやって来るので、内側から雨漏り箇所に充填剤を吹き付けて入れて、雨が降り出してまた漏れて来るかどうかのテスト。木曜日にはラドが屋上からロープで下りて来て外側の壁の防水処理をするそうで、それで浸水が止まったら、いよいよ来週フローリングの工事。でも、来週はクリスマスじゃないの、クリスマスにも仕事するの?と言ったら、マルコは「月曜と火曜は休みじゃないよ」。あ、そっか。あなたはサンタクロースなのね。でも、倉庫に保管されている家具類は、みんな休暇を取る時期だからすぐには戻って来ないかもしれないとのこと。カレシが苛立って来ているのがわかるけど、あのさ、元はと言えばアナタの不注意から始まったことなんだから、ここは我慢するしかないでしょ。それに、雨漏りが発覚しなかったら、このまま雨が漏れ続けていつかは床が傷んで、また全部剥がして修理ってことになったかもしれないんだから。

ほんと、ちょっとした雨漏りだと思っていたのが何だかけっこう大がかりな修理事案になってしまって、今年はクリスマスツリーを飾るのはどうやら夢のまた夢。私たちには50回目の記念すべきクリスマスなんだけどなあ。まあ、それはそれで「あのときは・・・」という思い出のクリスマスということになるのかな。幸いにもキッチンはフルに機能しているから、少なくともクリスマスディナーは何とかなりそうだし、翌日のボクシングデイには弟のジムと連れ合いのドナ、妹のマリルーと連れ合いのロバートと一緒にランチをすることになっているから、何にもない寂しいクリスマスになるわけじゃないのがせめてもの慰め・・・。


人生が変わってしまいそうなグッドニュース

2024年12月17日 | 日々の風の吹くまま
12月15日(日曜日)。☀🌤。少し冷えているけど、大風も収まって、いい天気。雨漏りもほぼ奥まで乾いていて、この分なら明日防水処理ができるかな。きのうThe Gingerbread Menのショーに向かっていたときに、マルコから「月曜日の朝8時半に雨漏りの修理に行くからね」と電話。クリスマス前の最後の週でもあることだし、たぶん管理会社の担当エージェントのジェイソンに談判して、管理会社の管轄にあたる雨漏り修理を急がせるのに成功したんだな。マルコの説得力はピカいち。また一歩前進ということで、ほっ。

ショーからの帰り道は低く垂れこめた雨雲が夕焼けになる珍しい空模様で、縁起をかつぐ性質じゃないんだけど、いいことがありそうだなあと予感していたら、東京のプロデューサーから、電子ファイルを送って読んでもらっていた日本語訳の脚本を「ぜひ上演させてほしい」というメール。うっはぁ、ほんとにいいことがあった。奇跡が起きた。ワタシが日本の人たちに観てもらいたくて日本語訳したドロシーの作品を「好みのタイプ」といたく気に入ってくれて、時間をかけてきちんと制作すれば成功する、と。うれしくて、うれしくて、感激し過ぎて、興奮し過ぎて、ゆうべは何も手に付かずにうろうろ、うろうろ。天にも昇る気持で胸がワクワクする一方で、「永遠なる劇作家志望」の劇場ねずみにいよいよ戯曲の翻訳で演劇界にデビューするチャンスが来たという状況が何となく恐ろしいような気もして、どぉしよぉ~。

ひと晩寝て気持が落ち着いたところで、プロデューサーにぜひとも上演していただきたいと返信。上演まで1年以上かかるかもしれないとのことだけど、ていねいなステージ作りにはものすごい時間とエネルギーが必要なことは、バンクーバーの演劇界の隅っこをうろちょろしながら観察して来て肌で感じ取っているから、1年でも2年でもけっこう。ワタシが心底惚れ込んで何年もかけて翻訳した作品を上演してもらえたら、それこそ劇場ねずみの本望だもんね。創作ができる時間がどれだけ残っているかなんて考えてる暇があったら、うんと長生きすることを考えなきゃ。ああ、幸せ!明日はドロシーにうれしいニュースを報告して、押しかけ弟子を受け入れてくれた東京の先生にも報告とお礼をして、さらには陰でずっと応援して来てくれたビルにもアシュリーにもメールして、それから、それから・・・。

ほんと、人生ってどこで何がどう変わるかわからないもので、大きな夢を諦めずに捨てずに、人生というどこまで続くのか見当もつかない「地図にない道」を自分の足で歩いて、いろんなことを経験して来て、初めて「生きて来た」と言えるのかもしれない。明日は早起きだから、今夜はぐっすりと眠っておかなくちゃ。いや、興奮しすぎて眠れるかどうか怪しいもんだけど・・・。


タワマンに台風なみの猛烈な大風が吹くと

2024年12月16日 | 日々の風の吹くまま
12月14日(土曜日)。🌀🌧☁。ゆうべから暴風警報が出ていて、朝起きてみたら、うっはぁ、バルコニーは引越し業者が残して行ったミニチュア工房の作業台(本棚の一部)が見事にプランターの上に吹き倒されて、立てかけてあった折り畳みの椅子もテーブルも倒れているし、いろんなものが転がっていてめっちゃくちゃ。ひと晩じゅうドタンバタンと大きな音がしていただろうに、2人とも目を覚まさずに寝通したからすごい。あんまり慌てたもので、着替えもせずにナイトガウンのままで外に出て、倒れたものを全部カレシと2人がかりでレクルームに運び込んだけど、とにかくすごい風。作業台はビニールでくるんであったから濡れなかったけど、南東の風はもろにバルコニーに吹き付けて来るからたまったもんじゃない。ルーフデッキでも鉢が倒れてゴロゴロ。えらいこっちゃ。




着替えをして朝ご飯にかかったけど、朝っぱらから飛び回ったので今日はウォーキングは休み。バルコニーの「風害」の写真を添えて、新しい雨漏りはなし。でも、めちゃくちゃよぉとマルコにメールを送ったら、「あぁ~あ、大変だ」と返事。でも全部レクルームに取り込んだし、壊れたものはなかったよぉと折り返しメール。ニュースではメトロバンクーバーで8万5千戸が停電して、そのうち5万戸は川向こうのサレー。それにしても経験したことがないような大風で、突如ゴォ~ッと来るのは20メートル近くあったかもしれないな。午前中はバルコニーの方でガタッと音がするたびに出て行って、吹き飛ばされた鉢やトレイや何やらがあれば回収するのに忙しくて、落ち着いて何もできないままランチの時間。楽しみにしていたThe Gingerbread Menのショーは午後2時開演なので、1時にはウーバーコールをしないと・・・。

ウーバーのアプリで行き先の到着予想時刻を調べていたら、「需要が急増したので料金が上がります」だって。待ち時間は2分から10分になっているから、早めに呼ばないとショーに間に合わなくなってしまいそうだと、カレシを急き立てて着替えをしてウーバーコール。車が見つかるまでにちょっと時間がかかったけど、あと9分で「マンディープが行きます」。ドライバーの気が変わらないように、ありがとう、待ってますとメッセージを送ったら、「そちらへ向かっています」。おお、良かった。こういうところもウーバーならではかな。



クリスマスシーズンのスペシャル定番のひとつになりつつあるThe Gingerbread Menのショーは、チケットを買ってあった18日の公演がどこかの大企業にそっくり買い上げられて今日に変更したもの。かってArts Clubのクリスマススペシャルだった『ホワイトクリスマス』のキャストとして出会ってから12年。カルテットを結成して、クリスマスシーズンだけクリスマスマーケットや公私のイベントで活動して来て、2年前から古巣のArts Clubにキャバレーショーとして戻って来た4人。懐メロのクリスマスソングからアカペラでの中世の讃美歌からエルヴィスの物まねまで、何でもござれでめちゃくちゃ楽しい。ショーの後で、Arts Clubのディナーで歌ってくれたときに話をする機会があったブレナンとジェフリーがワタシを覚えていてくれて大感激。楽しい2時間でストレスも吹っ飛んだ気分での帰り道は去りやらぬ雨雲にみごとな夕焼け。何かいいことでもあるのかな・・・?




新しいフローリングが来たけど・・・

2024年12月15日 | 日々の風の吹くまま
12月13日(金曜日)。🌧。今日は13日の金曜日。けさは8時に目が覚めたので、そっと起き出して、雨漏りがあった角に直行。あはっ、漏れてる、濡れてる。それほど広い範囲ではないけど、きのう断熱ボードを切り取って露出したコンクリートの外壁の下が黒く濡れているじゃないの。でも、外壁のコンクリートそのものは濡れていないということはどういうことかなあ。ま、とりあえず写真を撮って、マルコに雨降ってるよぉ、濡れてるよぉとスマホでテキストメッセージ。




朝ご飯を食べていたら携帯に電話がかかって来て、「今日フローリングを運び込むから、雨漏りはその時にチェックするよ。11時ごろに行くからね」。おお、フローリングが来るんだ。もっとも、雨漏りの手当てが済むまでは積んだままってことになりそうだけど、倉庫から出してすぐに貼らずに我が家の室温や湿度に馴染ませなければならないんだそうで、どっちみち今すぐというわけには行かないからちょうどいいか。雨漏りが一件落着したらいつでもそれっと貼れるわけだから、フローリングの山が視界にあるというのはある種の「期待感」があって、気分的には違うかな。クリスマスには間に合わないかもしれないけど・・・。

雨が小止みのうちにウォーキングに行って来て、後はのんびり。予告通りに11時を過ぎた頃にドアにノック。マルコと「うちのヤツ」がそれぞれフローリングの箱を積んだ台車を押して来て、(スペアルームの方から始めるかもしれないからと)リビングの一角に積み上げて、「これで半分。残りを持って来るから」とドアを開けたまま出て行って、5分ほどしてまた台車2台分。色調はオリジナルにかなり近くて、幅は1.5倍。木目はオリジナルがいかにも「印刷」という感じなのに対して、新しいのは手でなでてみると「木肌」の感触。要するに、「同じような品質」のものは一般の市場には出回っていないから、必然的に「アップグレード」になっちゃうわけで、これも怪我の功名のうちに入るのかなあ・・・。



相変わらず何となくぐったりした気分で、晩ご飯の後でうたた寝。体温は下がるし脈拍は減るしで、鼻先は冷たいし。昼寝をすると夜眠れなくなるというけど、それでも夜はぐっすり眠っているようだから不思議。こうやって今までやらなかったようなうたた寝をしてしまうから、いろんなことがどんどん遅れて行くんだよなあ。ネガティブなストレスは人間の生理にはよくないのはたしかだけど、今まではなかったのは自分で気づいていなかっただけのことで、そういうストレスはもっと要注意なのかもしれない。しばらく眠って(いたと思う)目を覚ましたら午後8時過ぎで、食器を食洗に入れbなくちゃ。折しも大雨強風注意報発令。明日は満潮時と重なって、低地では高潮による洪水の恐れ。タワマンだとこういうときは文字通りの高みの見物でいいたんだろうけど、でも、でも・・・。


雨漏りして初めて見えた高層マンションの壁の中

2024年12月14日 | 日々の風の吹くまま
12月12日(木曜日)。☁🌧。きのうマルコが10時頃と言っていたので、普通にのんびり起床。朝ご飯を食べながらメールをチェックしていたら、マルコからラマンディープ宛のメールのコピーが入っていて、「早急の対応に感謝します。本日現場に出向いて、被保険者と今後の予定とフローリングの選定を行います」というメッセージ。送信時刻を見たら何と午前1時16分。前にも夜中過ぎにメールが来ていたけど、この人、いったいいつ寝るんだろうなあ。いつもエネルギッシュでバリバリ仕事という感じで、まさにスーパーマン。

そのマルコがやって来たのが10時ちょっと過ぎ。フローリングのサンプルを2枚持って来て、「どっちがいいかな」。どっちも似たような色だけど、サンプルAはオリジナルの2枚分くらいの幅があって、色も少々赤みがかった明るめの色調。もう一方のサンプルBは木目模様も色調もオリジナルによく似ていて、幅は少し広い程度。カレシもワタシも最初は幅が広い(つまり水が浸み込む継ぎ目が少なくなる)サンプルBの方がいいと思ったけど、マルコは色調が近いサンプルAを薦めて来たので、オフィスのすぐ外に置いてしげしげと見比べて、なるほど、色調も幅もひと目見てぱっと目に付くような違いじゃないから、気分的に落ち着くような気がするな。ということでサンプルAに決定。損害保険請求のために費用を見積るのに「LKQ」という方式があって、要するに損害の復旧は原状復帰が基本だから、オリジナルと「同じような種類と品質」のものを選ぶわけ。それでも、質的にはやや上という感じがするのは、マルコが言うように「デベロッパー向けに作ったものは安っぽ過ぎて売れないよ」。なるほど、そりゃそうだな。

フローリングの選定が終わったところで、「うちの連中」2人が工具を持って来て、雨漏りした角の壁を切り取る作業。表面が一般的な石膏ボードで、その後ろにビニールのバリアーが貼ってあって、暖房ベースボードやコンセントへのワイヤが通っていて、その向こうに断熱材のグラスウール。それを取り出したら、そこはピンクの断熱ボードで、分厚いボードを切り取ったら見えるのがコンクリートの壁という構造。なるほど、壁自体はしっかり断熱と防音の処置が施されているわけね。でも、窓は高層ビル用の厚いガラスが二重に入っているけど、サッシや窓壁のフレームは金属で断熱材が入っていないから結露しやすいし、寒波の時なんか室内のフレームに霜が付くくらいで、それで最初は結露が敷居から壁の中に入り込んだと思ったわけ。調べに来た専門家が雨漏りと断定してくれたので、ある意味でほっとしたけど、外からとなると、管理会社が発注する修理が済んで雨漏りが止まったのを確認するまではコンクリートの床のままかもしれないな。やれやれ・・・。

午後、何となく雨っぽい空模様になって、道路向かいのヴィクターの店に肉を買いに出たら、ぽつん、ぽつん。ヴィクターが何やら商談をしていて、弟のステファンが客の相手。プライムリブのパティを4枚と大きなストリップロイン・ステーキ1枚とコニャック味のパテと(ヴィクターの奥さんが焼くとびきりおいしい)クッキー2袋。ステーキは川側の脂身を切り落として、半分に切り分けて2人分。グリルの代わりにフライパンで焼いて、少し残っていたスコッチ(グレンモ―レンジ)を空けてウィスキーソースを作ってみたら、イケるじゃないの。ちょっぴりほの暗いテーブルでのご馳走ディナーにぴったり。外では予報通りにまとまった雨になって、はて、雨漏りするかな・・・。


サンタが来れるかどうかわからないけど・・・