中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

IT 人材を社内で雇用する理由は??

2016年10月03日 04時56分03秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)149ページ「第 2-2-15 図 業種別に見た IT 人材の充足度」をみましたが、今日は150ページ「第 2-2-16 図 業務領域別に見た IT 人材の活用方法」をみます。

下表から業務領域別に見た IT 人材の活用方法を見ると、IT人材が最も活用されている業務領域は「財務・会計」であり、次いで「販売・企画」、「社内の情報共有」、「調達・仕入」の順になっていることが分かります。

この結果について白書は、どの業種においても必要性が高い「財務・会計」、「人事・総務」といった業務分野においては、システムエンジニア、プロジェクトマネージャーといったシステム開発・運用を行うIT技術者、データサイエンティストといったデータ分析を行うIT技術者を社内で雇用するよりも、情報システム会社、フリーランスといった外部から外注により専門性の高いIT人材を活用している企業の割合がほかの業務領域に比べて高いことが分かる。

これらの結果より、製造業は開発・設計、生産等の業務領域において、卸売業・小売業等は調達・仕入、物流等の業務領域において、それぞれ他社との差別化を行うために、専門性の高いIT人材を社内で雇用している割合が高いことが考えられる。

他方で、どの業種においても必要な財務・会計といった業務領域では、他社との差別化も行う必要がないために、外注を活用したIT人材の活用が進んでいることが推察される、とあります。

IT人材を社内で雇用するかは否かは、他社と差別化を図る必要性の強さで判断するということですね!なるほど!!

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