おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の232ページ「第 2-4-13 図 代替調達についての検討状況」をみましたが、今日は233ページ「第 2-4-14 図 仕入先について講じた又は今後講じる予定の対策」をみます。
下図から、代替調達先の確保を検討する中で仕入先に関して、既に講じた若しくは今後講じる予定の対策を業種別に見ると、製造業では「国内での仕入先を分散する」が46.0%、「海外からの仕入れを増やす」が9.8%となっており、非製造業より対策を講じている企業の割合が高く、また中長期事業計画の有無別に比較すると、計画的な経営を行っている「中長期事業計画あり」の企業の方が調達先の分散を積極的に行っていることが分かります。
この結果について白書は、部品の調達先等の集中化は規模の経済によるコスト削減を期待できる一方で、当該事業所が被災すると生産活動が止まってしまうという脆弱性を抱えている。
「国内での仕入れ先を集約する」という回答が少数であることから、効率性よりもサプライチェーンの維持を重視した対策が進んでいることが推察される、とあります。
国内での仕入先を分散するという動きは中小企業にとってビジネスチャンスになると思いますが、そんな簡単に先には進まないと思います。読み進んでみましょう!!
昨日は中小企業白書(2016年版)の232ページ「第 2-4-13 図 代替調達についての検討状況」をみましたが、今日は233ページ「第 2-4-14 図 仕入先について講じた又は今後講じる予定の対策」をみます。
下図から、代替調達先の確保を検討する中で仕入先に関して、既に講じた若しくは今後講じる予定の対策を業種別に見ると、製造業では「国内での仕入先を分散する」が46.0%、「海外からの仕入れを増やす」が9.8%となっており、非製造業より対策を講じている企業の割合が高く、また中長期事業計画の有無別に比較すると、計画的な経営を行っている「中長期事業計画あり」の企業の方が調達先の分散を積極的に行っていることが分かります。
この結果について白書は、部品の調達先等の集中化は規模の経済によるコスト削減を期待できる一方で、当該事業所が被災すると生産活動が止まってしまうという脆弱性を抱えている。
「国内での仕入れ先を集約する」という回答が少数であることから、効率性よりもサプライチェーンの維持を重視した対策が進んでいることが推察される、とあります。
国内での仕入先を分散するという動きは中小企業にとってビジネスチャンスになると思いますが、そんな簡単に先には進まないと思います。読み進んでみましょう!!