おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の234ページ「第 2-4-15 図 販売先の他社からの代替調達についての検討状況」をみましたが、今日は235ページ「第 2-4-16 図 今後の事業の方向性別に見た中小企業のリスクへの対策状況」をみます。
下図から中小企業のリスクへの対策状況を事業の今後の方向性別に比較して見ていくと、全体的には「拡大志向」の企業の方が「縮小方向」、「廃業、他社への事業譲渡予定」と回答した企業よりも各リスクへの対策が進んでいることが分かります。

この結果について白書は、成長志向の強い企業は、攻めの意識だけではなく守りの意識も持ち想定されるリスクへの対策も進めていることが分かる。
対策の内容を見ていくと経営資源の確保に向けた対策では「損害保険への加入」が最も多くなっている。
損害保険は災害発生時に損害を被った財物の復旧費用だけではなく、減少した利益を補てんするものもあり、企業活動の継続に資金面で大きく貢献する。
体制整備に向けた対策では「自社の中核事業の特定」を回答した企業が最も多い一方で「中核事業について目標復旧時間の設定」は低い割合となっている。
顧客・市場の視点、また資金繰りの視点からも自社がどの程度耐えられるか予測し目標復旧時間を設定することは非常に重要である。
また「取引先と、想定されるリスクへの対応方法についての協議」と回答した企業は3割程度となっており、取引先や地域との連携を取りながら対策を進めていくことが期待される、とあります。
乗っている企業は攻撃だけでなく防御も強いってことですね。確かにそうですよね~!!
昨日は中小企業白書(2016年版)の234ページ「第 2-4-15 図 販売先の他社からの代替調達についての検討状況」をみましたが、今日は235ページ「第 2-4-16 図 今後の事業の方向性別に見た中小企業のリスクへの対策状況」をみます。
下図から中小企業のリスクへの対策状況を事業の今後の方向性別に比較して見ていくと、全体的には「拡大志向」の企業の方が「縮小方向」、「廃業、他社への事業譲渡予定」と回答した企業よりも各リスクへの対策が進んでいることが分かります。

この結果について白書は、成長志向の強い企業は、攻めの意識だけではなく守りの意識も持ち想定されるリスクへの対策も進めていることが分かる。
対策の内容を見ていくと経営資源の確保に向けた対策では「損害保険への加入」が最も多くなっている。
損害保険は災害発生時に損害を被った財物の復旧費用だけではなく、減少した利益を補てんするものもあり、企業活動の継続に資金面で大きく貢献する。
体制整備に向けた対策では「自社の中核事業の特定」を回答した企業が最も多い一方で「中核事業について目標復旧時間の設定」は低い割合となっている。
顧客・市場の視点、また資金繰りの視点からも自社がどの程度耐えられるか予測し目標復旧時間を設定することは非常に重要である。
また「取引先と、想定されるリスクへの対応方法についての協議」と回答した企業は3割程度となっており、取引先や地域との連携を取りながら対策を進めていくことが期待される、とあります。
乗っている企業は攻撃だけでなく防御も強いってことですね。確かにそうですよね~!!