おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「中小企業白書」の471ページ「第2-4-6図 今後の人材確保の必要事情」をみましたが、今日は473ページ「第2-4-8図 事業展開の方針別に見た、中核人材の不足による経営への影響」をみます。
下図から中核人材の不足に伴う経営への影響を、事業展開の方針別に比較したものを見ると、中核人材が不足している企業において、経営への影響として「特に影響はない」と回答した企業はごく僅かであり、ほぼ全ての企業が、中核人材の不足により何らかの経営への影響を感じていることが分かります。
この結果について白書は、事業展開の方針ごとに違いを比較すると、成長・拡大志向企業においては、「新事業・新分野への展開が停滞」、「需要増加に対応できず機会損失が発生」とする回答がそれぞれ 6 割近くとなっており、中核人材の不足が新事業展開や、成長への制約要因となっていることがうかがえる。
安定・維持志向企業においては、「現在の事業規模の維持が困難」とする回答が54.6%と最も高く、「技術・ノウハウの承継が困難」が次いで 53.0%となっている。
中核人材が不足することで、事業規模の維持や、技能伝承が困難になることへの強い危機感がうかがえる、とあります。
企業は人なりと言われますが、その人とはまさに中核人材のことであるということが分かりますね。では、職場にはどのような影響を与えているのでしょうか。明日、見ていきます!
昨日は2017年版「中小企業白書」の471ページ「第2-4-6図 今後の人材確保の必要事情」をみましたが、今日は473ページ「第2-4-8図 事業展開の方針別に見た、中核人材の不足による経営への影響」をみます。
下図から中核人材の不足に伴う経営への影響を、事業展開の方針別に比較したものを見ると、中核人材が不足している企業において、経営への影響として「特に影響はない」と回答した企業はごく僅かであり、ほぼ全ての企業が、中核人材の不足により何らかの経営への影響を感じていることが分かります。
この結果について白書は、事業展開の方針ごとに違いを比較すると、成長・拡大志向企業においては、「新事業・新分野への展開が停滞」、「需要増加に対応できず機会損失が発生」とする回答がそれぞれ 6 割近くとなっており、中核人材の不足が新事業展開や、成長への制約要因となっていることがうかがえる。
安定・維持志向企業においては、「現在の事業規模の維持が困難」とする回答が54.6%と最も高く、「技術・ノウハウの承継が困難」が次いで 53.0%となっている。
中核人材が不足することで、事業規模の維持や、技能伝承が困難になることへの強い危機感がうかがえる、とあります。
企業は人なりと言われますが、その人とはまさに中核人材のことであるということが分かりますね。では、職場にはどのような影響を与えているのでしょうか。明日、見ていきます!