おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「中小企業白書」の491ページ「第2-4-23図 年齢別に見た、人材の定着や育成のために就業者が重要だと考える企業の取組」をみましたが、今日は492ページ「第2-4-24図 ⼈材確保の成否別に⾒た、⼈材の定着や育成のために中⼩企業が有効だと考える取組」をみます。
下図から人材の定着や育成に向けて自社で行っている取組の中で、有効だと認識している項目を人材確保の成否別に見ると、「能力や適性に応じた昇給・昇進」は、人材確保成功企業、人材確保不成功企業共に最も回答割合の高い項目であることが分かります。
次に、就業者が重視する取組が、就業先で実施されていない場合に、今後の就業の意向にどのように影響するかについて、中小企業に就業する中核人材が重視する項目上位五つを抽出して確認したものを見ると、本調査における中小企業に就業する中核人材全体の今後の就業意向に比べ、「職場環境・人間関係への配慮」が実現されていない場合、「すぐにでも転職したい」、「すぐにでも起業・独立したい」とする意向が強いことが分かります。
白書は、「機会があれば転職したい」、「機会があれば起業・独立したい」と合わせると、7 割近くが現在の就業先からの離職意向があることが分かる。
同様に、「時間外労働の削減・休暇制度の利用促進」についても実現されていない場合、離職意向に与える影響が相対的に大きいことがうかがえる、とあります。
経営者であっても離職したいと思うときもあるので、離職願望は人間の性なのかもしれませんね。いずれにしても、そういう気持ちをいかに早く発見して消化するかが、経営者の役割ということなのでしょうね!
昨日は2017年版「中小企業白書」の491ページ「第2-4-23図 年齢別に見た、人材の定着や育成のために就業者が重要だと考える企業の取組」をみましたが、今日は492ページ「第2-4-24図 ⼈材確保の成否別に⾒た、⼈材の定着や育成のために中⼩企業が有効だと考える取組」をみます。
下図から人材の定着や育成に向けて自社で行っている取組の中で、有効だと認識している項目を人材確保の成否別に見ると、「能力や適性に応じた昇給・昇進」は、人材確保成功企業、人材確保不成功企業共に最も回答割合の高い項目であることが分かります。
次に、就業者が重視する取組が、就業先で実施されていない場合に、今後の就業の意向にどのように影響するかについて、中小企業に就業する中核人材が重視する項目上位五つを抽出して確認したものを見ると、本調査における中小企業に就業する中核人材全体の今後の就業意向に比べ、「職場環境・人間関係への配慮」が実現されていない場合、「すぐにでも転職したい」、「すぐにでも起業・独立したい」とする意向が強いことが分かります。
白書は、「機会があれば転職したい」、「機会があれば起業・独立したい」と合わせると、7 割近くが現在の就業先からの離職意向があることが分かる。
同様に、「時間外労働の削減・休暇制度の利用促進」についても実現されていない場合、離職意向に与える影響が相対的に大きいことがうかがえる、とあります。
経営者であっても離職したいと思うときもあるので、離職願望は人間の性なのかもしれませんね。いずれにしても、そういう気持ちをいかに早く発見して消化するかが、経営者の役割ということなのでしょうね!