報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

本日の雑感 0821

2015-08-21 19:09:54 | 日記
北朝鮮 短・中距離ミサイル発射準備か

 支部登山前日である。
 明日はかなり早朝から出発するらしく、よくまあ、私は埼玉在住の癖に東京の地区に所属してるもんだと思う。
 紹介者がそこの地区所属の為、私もごく自然にそうなったわけだ。
 紹介者が東京都心在住だからまだ良かったものの、これが三多摩・八王子とかだったら、もうムリだ。
 埼玉地区を紹介してもらうしかない。
 顕正会もそうだが、法華講支部も、なかなか家から近い所を紹介してくれないものだな。
 1番の理想は家から近い所だと思う。
 ま、無理となったら、そうするさ。
 今の所はまだ自分のペースでできているから良い。
 多分、歳を取ったら自分ちに近い所に移ることになるだろう。
 その時まで信心が続いていればの話だが。

 だから、これから御受誡なさる新願者の方、よくぞ御決心されたと思うが、紹介者の所属先をよく確認しておいた方が良い。
 自分の行ったことが無い地域の所属だったりしたら大変だ。
 但し、特別布教区はその名の通り特別な所であるので、【禁則事項です】。
 あくまで、末寺の話。
 だから、私は街頭折伏は基本的に反対だ。
 それで決定者を捕まえることができたら凄いことだが、その決定者が自分の行ったことの無い地域から来た人だったりした場合、面倒見切れるのかい?
 私はできない。
 特に、上野公園や日比谷公園は観光客も来る所だぞ。

 さて冒頭の記事だが、ほらほら来たよ。
 戦争大好き国家の皆さん達が。
 何か今日も、近所の駅前で日本に対して反戦活動が行われていたが、見事にいいタイミングだ。
 やはり、さいたま市は在日もそれなりに在住していると思われる。
 民主党が力を持っている地域なだけにね。
 日本の戦争法案とやらに反対するヒマがあったら、自国の戦闘活動に反対したらどうだい?
 安倍政権の安保法案は、そういった戦争大好き国家から日本を守る為の法案である。
 故に、某半島からブーイングを言われる筋合いは無い。

 どうだい?下手すりゃ、日本にもドサグサ紛れでミサイルを飛ばしてきそうな勢いに見えないかい?
 いくら国内で反戦活動をしたところで、周辺の戦争大好き国家にとっては、「そんなのカンケーねぇ!はい、おっぱっぴー!」なのである。
 憲法9条がある以上、日本は自ら進んで戦争を起こすことはできないのは当たり前。
 例えその9条を改正したり、廃案にしたところで、日本が自ら進んで戦争の道を突き進むメリットが無いのも少し考えれば分かること。
 周辺の反日国が起こす戦争に巻き込まれる確率が1番高いのである。
 アメリカが起こす戦争ではない。
 で、9条があるから、ミサイルが飛んできても何もしてはいけないのかね?
 そんなことはないね。

 戦争行為に加担しちゃうことになっちゃうから、南北朝鮮が焼け野原になっても、こっちは何もしなくていいね。
 そういうことだろ?
 あ、ちなみにそちらさんで勝手に起こした戦争なんだから宗主国様に助けてもらいな。
 日本は朝鮮からの難民受け入れを一切拒否します。
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“新アンドロイドマスター” 「束の間の日常」

2015-08-21 10:37:36 | アンドロイドマスターシリーズ
[8月21日11:00.東京都墨田区 敷島エージェンシー 敷島孝夫&3号機のシンディ]

 あれから約2週間後。
 シンディの修理は完了し、再稼働を始めた。
 鷲田警視という約1名を除き、原発のように反対する者などおらず……。
「社長、お茶です」
「おっ、ありがとう。しっかし、鷲田警視のオッサン、あれだけ豪語していた割には、まだ伝助爺さん捕まえられないなんてなぁ……」
 ズズズとシンディの入れたお茶を啜りながら敷島がボヤくように言った。
「アタシ達で捕まえちゃいましょうよ?」
「そこまですると越権行為になっちゃうからなぁ……。あくまで俺達は証拠品集めを手伝っただけで、実際の逮捕権は警察にあるわけだ。俺達で勝手に捕まえようものなら、裁判所が許すわけないさ」
「じゃあ、どうするのよ?」
「いっそのこと、キールが警察隊全滅させてくれりゃ、超法規的措置が発動されるんだろうがなぁ……」
「姉さんじゃ、キールは倒せないね」
「だろうな。その時はシンディ、お前がやってくれるか?」
「ええ。姉さんには恨まれるだろうね」
「平賀先生にも何とかしてもらうよ。最悪、キールとの思い出は『削除』だ」
「マジ、最悪……」
「なるべく使いたくないネタだ。シンディからも何か言ったんだろう?」
「月並みにね。『あの男のことなんて忘れなさい』ってね」
「あー……忘れられるワケねーな」
「だからさ」
「あの光線銃にツッコミ入れられるの、アルしかいないってのもイタいな」
「アタシ達には搭載してくれないの?」
「最新式過ぎて、製造方法が分からないんだ。いや、お前達用にどうやって搭載するかっていう……。アルのをバラして確かめるっていう手もあるんだが、下手にバラして元に戻せなくなったらヤバいしな。あの家にアルの設計図がありゃあな……」
「多分、あったんだろうけどね」
「あったんだろうなぁっ!ちくしょう!」
 アルエットはマルチタイプT.J.モデルと呼ばれるようになった。
 T.J.とは十条達夫のことである。
 しかし肝心の設計者兼製造者が他界してしまったため、このモデルはアルエットだけである。
 因みに、値段はまだ付いていない。
「……まあ、所有権は我が社で取ったけどw」
「どういうルート?」
「お察しくださいw。あとはDCにいい値段でレンタルするだけだ」
「ボカロ専門芸能事務所じゃなくなってくるね」
「おう、そうだな。だからお前も専属モd……」
「はいはい。用途外ですからー!」

[同日12:30.東京都墨田区・菊川駅周辺 敷島孝夫、井辺翔太、シンディ]

「あー、食った食った」
「社長、ご馳走様です」
「いやいや、いいよ。いつもキミに任せっきりで、本当申し訳無い」
「アイドルJAMの件ですが……」
「ああ、いいよいいよ。デカい事務所の出来レースなんて興味無ェよ。……おっ?」
 その時、とある商店の前で福引をやっていた。
「……ニヤ♪」(敷島)
「しゃ、社長?もしかして……?」(井辺)
「もしかすると?」(シンディ)
「もしかするぞ!今日のラッキーカラーはブラックだ!行けっ、黒いスーツの井辺君!」
「スーツの色でいいんですか!?」
「大丈夫だ!券ならさっきの食事処でもらったのがある!期待のホープ!頼むぞ!」
「ええーっ!?1等は何がもらえるんですか?」
「大相撲の升席チケット?」(シンディ)
「違う!」
「ハワイ旅行?」(シンディ)
「違う違う!」
「豪華客船“クイーン・ゼノビア”号乗船券?」(シンディ)
「メェェェェェデェェェェェェ!メェェェェェデェェェェェェイ!……って、もっと違う!」
「社長、面白い」(シンディ)

 で、
「おめでとうございます!2等です!」
「大漁大漁!」
 40インチの液晶プラズマテレビを当てた井辺。
「ど、どうするんですか、これ?」
「シンディ、お前が持て」
「了解」
「事務所に置いておくさ。リサイクルショップで買った古い型のテレビだったからな、ちょうどいい交換だ」
「さすがねぇ……」
 で、更に……。
「あっ、MEIKOがいるー」
 とあるパチンコ店のポスターにMEIKOが写っていた。
 それを見つけたシンディ。
「ああ。イメージキャラの契約取ったからな。……新台ある。ちょっと井辺君、行くぞ!」
「ええーっ!?」
「シンディはそこで待ってろ。井辺君、これあげるからキミも頑張れ」
 敷島は井辺に1万円札を1枚渡した。
「は、はい!」

 30分後。
「見ろ、こんなに♪」
 敷島の両目に¥のマークが出ていた。
「ひょえー!」
 シンディもびっくり。
 どんだけ黒字を出したのだろうか。
「あっ、社長、ありがとうございました」
 井辺は敷島に1万円を返した。
「あっ?井辺君、キミはやらかった……?あ、いや、しばらく俺の隣でやってたよな?もしかして負けたのか?いや、それも想定内だからいいよ、返さなくて」
「いえ、これも換金したものですが……」
「ん?」
「社長から渡された1万円でやってみたら、そのまま1万円になりました」
「そういえばヨレヨレのお札がピン札になってるわね」
「珍しいよ!30分やって赤も黒も出さないヤツって!」
 一言で強運の持ち主といっても、色々なタイプがあるということだ。

[同日15:00.都内の写真スタジオ 敷島孝夫&初音ミク]

 グラビアの撮影をやっているミク。
 付き添いとして敷島が同行していた。
「よーし!次はもう少し派手にジャンプしてみようか!」
「はーい!」
 カメラマンの指示でミクが動く。
(通常業務ができることの素晴らしさだな……)
 敷島は後ろでミクの撮影風景を見ていてそう思った。
 と、そこへ、敷島のケータイが鳴る。
 少しスタジオから離れて、
「はい、もしもし?」
 しかし、敷島にとっても変化はあった。
「……ああ、申し訳ありません。KR団のことについては、警察の方から緘口令が出ていますので。……はい、捜査に支障が出る恐れがあるということで。……というわけで、私から申し上げることはできません。……はい」
 敷島が幾度と無くロボット・テロを掻い潜って尚、元気に活動していることから、ある程度注目はされていた。
 業界からは、『不死身の敷島社長』とか『サイボーグ敷島』とか呼ばれているくらいで、よくマスコミから取材の依頼が来るようになったことだ。
(芸能プロダクションの社長が目立っちゃいかんなー……)
 敷島にとっては困りごとの1つが増えてしまった形だ。
(早いとこ、伝助爺さん捕まえてもらわなきゃあ……)
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“新アンドロイドマスター” 「鋼鉄三姉妹合流」

2015-08-20 19:23:14 | アンドロイドマスターシリーズ
[8月9日16:40.JR八王子駅・中央線ホーム 敷島孝夫、1号機のエミリー、8号機のアルエット]

「あー、死ぬかと思った。でも、無事で良かったな」
 何事も無かったかのように八王子駅のホームを歩く敷島達。
 あの後、救助された敷島は東京都八王子市内の病院に搬送された。
 あの大爆発の中、関係者もびっくりの微傷ぶりだったという。
『お前、サイボーグか何かじゃないのか?ちょっと背中の裏蓋開けてみせろ』
 と、事情聴取に来た鷲田警視も皮肉るように言ったくらいだ。
 無論、敷島はれっきとした人間である。
『芸能事務所の経営よりも、警視庁の機動隊か自衛隊のレンジャーが合ってるんじゃないのかい?もし何だったら、私が紹介するよ?』
 と、村中課長も言っていた。で、
『この男にとっては、レンジャーでもヌルい。米軍特殊部隊グリーンベレーのキャンプにでも送ってやりゃいいんだ』
 と、ヒドい言われようである。
 それでも一応、確保した研究所の資料は警察に引き渡した。
 後で敷島の口座に、多額の捜査報償費が振り込まれることだろう。
 エミリーは取りあえず、収容された八王子市内の警察署で充電させてもらった。
 そうでないと、メモリーが取り出せないからである。

〔本日もJR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございます。今度の3番線の電車は、16時54分発、快速“むさしの”、大宮行きです。この電車は4つドア、8両です〕

「鷲田警視達にはウィリーとKR団関係の証拠品を渡したわけだから、俺達の事は御咎め無しだ」
 因みに八王子駅から乗り付けたレンタカーに関しては、達夫の家ごと跡形も無くなっていた。
 事故ということで、上手く警察も処理してくれたらしい。
「あとは帰るだけだな」

〔まもなく3番線に、当駅始発、快速“むさしの”、大宮行きが参ります。危ないですから、黄色い線までお下がりください。この電車は4つドア、8両です。……〕

「エミリー、せっかくだからシンディを見舞ってやるといい。見舞いの品を持ってな」
「シンディと・会えます・か?」
 敷島がシンディの名前を出すと、エミリーはパッと顔を明るくした。
「ああ。アリスに電話しておいてやろう」
 敷島がケータイを取り出した。

〔「3番線、お下がりください。16時54分発、武蔵野線、湘南新宿ライン回りの快速“むさしの”号、大宮行きの到着です。新宿、東京方面には参りませんのでご注意ください」〕

 オレンジ色の帯を巻いた電車が入線してきた。
 普段は武蔵野線を走行している電車だ。
 元は山手線を走っていた。
「……ああ、よろしく」
 敷島が電話が切ると同時に、今時珍しい、何のチャイムも無いドアが開いた。
「アリスのヤツ、OKだってさ。良かったな」
 ドア脇の座席に座って、敷島は笑みを浮かべた。
「ありがとう・ございます」
 エミリーはペコリと頭を下げた。
 夕方のラッシュなので、座席はすぐに埋まる。
 エミリーとアルエットは着席せず、敷島の前と横に立った。
 武蔵野線の205系電車は、座席の脇に不透明のアクリル製防護板が取り付けられている。

〔「ご案内致します。この電車は16時54分発、武蔵野線経由、快速“むさしの”号、大宮行きです。停車駅は豊田、日野、立川、国立、新小平、新秋津、東所沢、新座、北朝霞、終点大宮の順に止まります。国分寺、三鷹、中野、新宿方面には参りませんので、ご注意ください。……」〕

 座って車内放送を聞きながら、
(何だろう?この中韓みたいな感じは……)
 と、思った。
(新小平、しん・しょうへい。新秋津、しん・しゅうしん。東所沢、とん・しょたく。新座、シンツァ。北朝霞、ペ・チョンカ……)
 おい、何言ってんだ!
 きっと、在日・創価系芸能事務所に仕事を取られて気にしているのだろう。

[同日16:54.JR中央線・武蔵野線快速“むさしの”号、大宮行き車内 敷島孝夫、エミリー、アルエット]

 電車は帰宅客を満載して八王子駅を発車した。
 八高線回りとまた違ったルートを通って、埼玉へ向かう。

〔「お待たせ致しました。今日もJR東日本をご利用頂きまして、ありがとうございます。16時54分発、中央線、武蔵野線経由、快速“むさしの”号、大宮行きです。停車駅は【中略】。終点、大宮到着は17時45分の到着です。【中略】次は豊田、豊田です」〕

「お姉ちゃんの具合はどうですか?」
 アルエットが敷島の顔を覗き込むようにして聞いた。
 白いブラウスからは、ピンク色のジュニアブラが少し透けて見える。
 ジュニアアイドルしてデビューさせられたらと思う敷島は、
「両足の修理が終わるまで、もうしばらく歩けそうに無さそうだ。エミリーは仙台に帰らないといけないから、あとはアルがシンディの介助とかしてやるんだぞ?」
 と、答えた。
「はい!」
(下半身の・修理が・終わる・まで、シンディは・動かさない・と・思う)

[同日18:15.埼玉県さいたま市西区 デイライト・コーポレーション・ジャパン埼玉研究所 敷島、アリス、3号機のシンディ、エミリー、アルエット]

 大宮駅に定刻に着いた敷島達は、大宮駅構内の花屋で花束を買い求めると、西口からタクシーに乗って研究所に向かった。
 さすがに今はバージョン・シリーズが待ち構えているわけも無く、無事に到着した。
「遅かったじゃない」
 アリスが少し不機嫌そうな顔をした。
「東京の端っこからここまで来たんだ。大目に見ろよ。それより、シンディは?」
「首長くして待ってるよ」
「首を長くしてますか?」
 アルエットは自分の首を持ち上げた。
「いやいや、本当に長くなってないから」
 敷島が苦笑いしながら否定すると、
「???」
 アルエットには、まだ分からないようだ。
「おう、シンディ。姉さんと妹が見舞いに来たぞ」
 敷島が研究室に入ると、上半身だけは取りあえず元に戻っているが、下半身はまだ骨組み剥き出しのシンディが迎えた。
「本当に社長、不死身だねー。アンドロイドマスター、だね」
 シンディは笑みを浮かべた。
「アンドロイドマスター?面白いこと言うな」
「マルチタイプもメイドロイドもボーカロイドも全部使いこなしてる人間、社長だけだよ」
「そうか?」
「シンディ。お花」
 エミリーがやってきて、シンディに花束を渡した。
「あら、キレイ」
「無事で・良かった」
「ええ。レイチェルは気の毒だったけど……」
「仕方が・ない。ドクター達夫を・殺して・しまった。その罪は・許されない」
「あ、あの……」
 シンディは何か言い掛けた。
「えっと、ね……」
「いいよ、シンディ。俺から言おう。シンディの情報だと、達夫博士に銃弾を撃ち込んだのは本当だが、頭を撃ち抜いて殺したのはレイチェルじゃないんだ」
「え……?」
 エミリーが不思議そうな顔をした。
「誰がやったと思う?」
「誰・ですか?」
「本当に分からないか。ヒントは光線銃を使うロイドって誰だ?」
「アルエット!?」
「バカか。だったらとっくにKR団の側について……あぎゃっ!?」
 突然、敷島の体に電流が流れる。
 シンディが左手で敷島を掴んで、電流を流したのだ。
 シンディは眉を潜めて、
「姉さんに『バカ』って言わないでくれる?」
 と、抗議した。
「お、おい、アリス。こいつ、ユーザーの俺に電流流しやがったぞ?どうしてくれる?」
「オーナーのアタシが許す。アンタが悪い」
「マジかよ……。と、とにかく、達夫博士を殺したのはもう1人のレーザービーム使い、キール・ブルーだよ。お前が惚れたオトコな?」
「シンディ!」
 エミリーはキッとシンディを睨みつけた。
「本当だって!レイチェルのデータから抜き取ったヤツだから、モノホンだよ!嘘だと思ったら、そのデータ、姉さんにも送信しようか?」
「キールが・人殺しを……」
 肩を落とすエミリー。
「鷲田警視でも追ってるらしいんだ。あとの捜査は警察に任せている状態だから、まずは警察隊がキールと見(まみ)えることになるだろう。その時、どうなるかだな」
「お姉ちゃん……」
 アルエットが今度はエミリーを抱き寄せる。
(なるべくキールとエミリーは会わせない方がいいわね)
 と、アリスは思った。
 その後で、
「タカオ。お腹空いたから、早く帰ってディナーにしよう」
「……お前、空気読めよな」
 敷島は溜め息をついた。
「平賀先生はホテルに戻ったのか?」
「ええ」
「じゃあ、平賀先生を誘って何か食いに行こう。エミリー達はここにいていい」
「分かりました」
「明日また来るからね」
「はい」
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本日の雑感 0820

2015-08-20 15:22:58 | 日記
「喫煙女子」は17%、半数が40代 - 男性からは悪印象?

 愛国 清澄さんのブログにおいて、大阪で起きた女子中学生殺人事件のことが取り上げられていた。
 中学生が深夜帯に出歩いても、警察は職質とかをやらないようだ。
 恐らく、大阪府警はあいりん地区の取り締まりや全国ワースト1位の交通違反取り締まりで忙しく、たかだか中学生の深夜徘徊程度では何もしないのだろう。
 私が高校生の頃は、夜行バスの乗り場に向かう(家出じゃないよ。ちゃんとした旅行だヨ)時でも宮城県警が声を掛けて来たくらいだったが(東北急行バスの乗り場は、繁華街を抜けた先にある)、警察にも地域性があるようだ。
 まあ、当時の宮城県警は暴走族取り締まりに力を入れていたし、今でも走り屋に化けた覆面パトカーが存在しているくらいである。
 多分、宮城県なら起きなかった事件だろう、きっと。

 実は乗り鉄・乗りバスの一環で、大阪方面へ向かおうとしたことが何度かある。
 まだ寝台急行“銀河”が運転されていた頃であり、廃止が噂されていたので、1度乗ってみようと思ったのだ。
 しかし台風の直撃により、私が乗ろうと思った日に運休。
 乗りバスの一環で“ドリーム大阪”号に乗ろうとしたら、今度はバスが故障で運休。
 それではと、今度は別のバス会社の大阪行きに乗ろうとしたら、今度は事故で運休(事故車の新宿駅折り返し便に乗るはずだった)。
 あまりにも立て続けに大阪方面に行けない現証が相次いだ為、これは恐らく御仏智で、

「お前が大阪に行くとロクな目に遭わないから行くな!」

 という警告だったものと信じている。
 ので、今でも行こうとは思わない。
 私の小説で東日本ばかり(大石寺関係で中日本もチラッと出る)が舞台になっているのは、その為である。
 そもそも取材ができないのだ。
 因みに冷やかしで、東京駅の新幹線キップ販売機で“のぞみ”の新大阪行きのボタンを押していたら(冷やかしであり、買わなかった)、翌日、暴走老人がガソリン自爆テロを起こしていた。
 私がANPさんやポリ銀さんの所へ遊びに行こうと思ったら、大阪を通らないルートを選択しなければならない。
 ANPさん方、そんなルートあります?
 飛行機くらいしか思いつかないのですが。

 まあ、西へ行くにしても、大石寺までは行けるようだから助かった。
 つまり、私が陸路(?)で行ける西方面は静岡県までということ。

 冒頭の記事だが、1つだけツッコミ所が。
「40代で女子とか言うなw」
 私も嫌煙者である。
 私の作品で、明確に喫煙者と分かるキャラクターが登場するのは、“アンドロイドマスター・シリーズ”においては平賀太一、“ユタと愉快な仲間達シリーズ”においては藤谷親子である(多摩準急先生の作品では、地獄界の獄卒・蓬莱山鬼之助が煙管を吸うシーンがある。こちらではゲストキャラ扱いなので、禁煙して頂きました。……え?ほとんどレギュラー化してるだろって?大丈夫。多摩先生からの許可は頂いています)。
 顕正会で地方大会がある時、各地からバスをチャーターして馳せ参じるのが通例になっているが、私が知る限り、本部からはバス車内禁煙の通達が行っているようだ。
 法華講では私の所属組織では禁煙通達がされていたが、別の支部ではバス車内喫煙可という所もあったらしい。
 山内を歩いていて、他の支部の人達がそんな話をしていたのを聞いただけだ。
 どこの支部だかは分からない。

 会館での勤行時間を含め、何でも全国統一をしようとする顕正会と、地域によって汎用性を持たせる法華講。
 どちらが良いのかは、私も断言はできない。
 ただ、汎用性の幅は広く、別の支部に行くと、まるで違う宗派に来たかのような感覚になるほどだ。
 塔中坊(特別布教区)と地方末寺(東京第一布教区)は相当違うぞ。
 何か、前者の方が厳しい。
 ブログ運営にしても。

 塔中坊時代のブログの炎上ぶりと、当代のブログとの違いは小説を掲載しているかだけの違いなのに、何故こうも炎上ぶりが違う?
 ややもすれば、今の方が小説の内容に監査が入って、先代よりも炎上しそうなものだが、全く無い。
 トチロ〜さんを振ったのではなくて、塔中坊所属が嫌になったのが大きい。

 何というか、その……。
 御受誡したタイミングが悪かったのだろうね。
 “あっつぁの顕正会体験記”が幽霊船化するまで、顕正会に居続けても良かったような気がする。
 まあ、あくまで結果論だが。
 だから私は対象者を見つけても、御受誡を急かさないつもりだ。
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“新アンドロイドマスター” 「生き埋め」

2015-08-20 02:38:47 | アンドロイドマスターシリーズ
[8月8日10:00.ドクター・ウィリーの地下秘密研究所跡だった所 敷島孝夫、1号機のエミリー、8号機のアルエット]

 缶詰の中を食べている敷島。
「……マズい。いくら非常用だからって、手ェ抜き過ぎだろー。ここは日本なんだから、日本製の缶詰置いとけよなー」
 どうやら味に不満があるようだ。
 あぐらをかいて食事をしている彼の足元には、これまた英文のラベルの貼られた水のペットボトルが置かれている。
 それを見つめるのはアルエット。
「……何でこんな呑気に飯食ってんだって顔してるな、アル?よしよし。それじゃ、現状をまとめておこうか」
 敷島はそういうと、食べ掛けの缶詰を地面に置いた。
 そして咳払いをして口を開く。
「ウィリーの地下研究所に入り込んで、ヤツの研究成果や伝助爺さんの悪だくみを記録した重要な証拠を手に入れたのはいいが、実はそれは罠で誰かが……っつっても、KR団しかいないが、そいつらが勝手に研究所の自爆装置を起動した。危うく大爆発に巻き込まれる直前、頑丈そうな部屋に飛び込んだらこの有り様だ」
 3人のいる空間は幅は1m以内、長さは2m以内、高さも1.5mくらいの大きさだった。
「こんな、JRの開放型2段B寝台の下段部分くらいしかないものの、何とかこれのおかげで直接的に生き埋めになることだけは避けられた。で、どうやらここは非常用備蓄倉庫だったらしく、缶詰やら水のペットボトルやら懐中電灯やらがいくつも転がっていたんで、ありがたく使わせてもらっているってわけだ。幸い賞味期限切れ1週間前なんで、どうしようもないから、ちょっと食べてみたらマズかった。どうだ?分かったか?」
「……分かりました」
「それでエミリー?まだ通信リンクは繋がらないのか?」
「イエス。申し訳無い・ですが、衝撃で・故障した・かも・しれません」
「いやー、故障ではないんじゃないか?アルのもそうだろ?」
「はい」
「こんな地下深くだ。アンテナもぶっ壊れたわけだから、当然『圏外』なんだろー。てことは、俺のケータイもめでたく『圏外』ってわけだな」
「申し訳・ありません」
「いやいや、エミリーは悪くない。大爆発直前に、一応緊急信号は発したんだろ?」
「イエス」
「で、シンディのヤツは気づいてくれたかな?」
「電源が・切られて・いなければ・受信できたと・思います」
「う……微妙だな。修理中、電源切るだろうからなー。アリスの性格だと電源入れてるような気がするけど、平賀先生もご一緒だったりすると……」
「わたし達、ずっとこのままですか?」
「いや、多分それは無い。あの大爆発だ。きっと地上でも影響は出ている。最悪、達夫爺さんの家も全壊している恐れがある。そうなってくると近隣でも大騒ぎになるだろうから、警察やら消防やらが出動する騒ぎになるだろうさ。……まあ、俺達に気づいてくれれば、だが」
「こ、この壁、わたしとお姉ちゃんの力で破壊……」
「それは・ダメだ。アルエット」
「どうして!?」
「この・空間は・瓦礫同士の・良い均衡で・保たれて・いる。ヘタに・破壊すると・それが・崩れて・本当に・生き埋めだ」
「で、でも、このままじゃ……!」
「大丈夫。きっと・シンディが・気づいて・くれる。必ず・救助が来る。だから……泣かないで」
 エミリーは、両目から涙を流す従妹を抱き寄せた。
 で、
「エミリー?」
 倒れた。
「お姉ちゃん?お姉ちゃん!?」
 アルエットが従姉の肩を揺さぶるが、エミリーは動かない。
「アル、ちょっと落ち着こうか。で、仰向けにしてくれ」
「? はい」
 アルエットはエミリーを仰向けにした。
 エミリーの目は開いたままで、眼光は全く無い。
「ああ、やっぱり。心配要らん。バッテリー切れだ」
「えっ!?」
「それならそうと、事前に言ってくれれば良かったのに……。さすがに予備バッテリーなんて、都合良く落ちてないしなぁ……。アル、お前のバッテリー残量は?」
「わたしはあと……約5時間持ちます」
「そうか。さすが新型だな。あとは大阪に出張中の井辺君が気づいてくれれば……」

 ピリリリリリ!ピリリリリリ!

「!?」
 敷島のスマホが鳴る。
「はい、もしもし?……おう、井辺君か」
{「社長、いま大阪の会議場なんですが、今回の『アイドルJAM in 大阪』、どうやらジャ○ーズ事務○が参加枠を多く持ってっているようで……」}
「関ジ○ニか?っつっても、向こうさんは男性アイドルしか参加しないから、うちのミク達は関係無いだろ?」
{「それが、女性枠もホ○プロやエ○ベック○関係が殆どなんです」}
「くそー!ほとんどデカい事務所だけの出来レースだったってことか!こうなったら仕方がない!このまま引き下がれるか!あとは俺が交渉に行く!ちょっと待っててくれ!」
「……あのー、社長さん?」
 アルエットが変な顔になって、敷島の肩を叩く。
「何だ!?今、電話中だ!仕事を取られるかどうかの瀬戸際だぞ!」
「……何で、電話できるんですか?」
「……ン?あれ!?本当だ!」
{「社長、どうかなさいましたか?」}
「井辺君、そっちのニュースで、神奈川県相模原市の郊外で大爆発ってニュース流れてないか?」
{「……そういえば、今朝の情報番組で……。でも幸い空き家が全壊しただけで、死傷者はいないとのことですが?」}
「死傷者はいなくても、行方不明者はここにいる」
{「は?」}
「俺達はその大爆発に巻き込まれて、生き埋めになっているんだ。大至急、救助隊を送ってくれると助かる」
{「そ、そうなんですか?」}
「ああ。幸いほとんどケガは無いが、既にエミリーがバッテリー切れ起こして、アルエットの方も余裕が無いから、マジでそこは超特急で頼む」
{「わ、分かりました」}
「ケータイの電波が入るってことは、GPSで俺達の位置が分かるってことだから、それで追ってくれるよう救助隊に伝えてくれ」
{「は、はい。了解しました」}

 数時間後、アルエットのバッテリーが切れる直前に敷島達は救助された。
 どうやら場所は地下1階部分の、本当に地上に近い所だったらしい。
 エミリー達の通信機能は故障していたが、敷島のケータイはギリギリ入ったのだった。
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