萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

死を笑う うさぎとまさると生と死と

2015-06-29 05:43:57 | 推薦します!
最近はどうもこうSNSとかブログとかにすぐに感化される機会が増え気味です。

振り返るとそう思えるのですから、おそらく以前もそうだったんでしょう。自覚がないだけで。

それよりも新聞を会社で毎日日課のように読んでいた時は新聞からが多かったかも知れません。

ブックマークやほしいものリストへの登録ばかりが激しくなり、たまに整理整頓のようにして、そのリストに入れた理由が思い付かない様なら、削除しています。

で、衝動的にブックマークし、衝動的に本屋で探し、ないと分かり、別の本屋で「ありますよ」と言われれば、はい、購入。

それがこの「死を笑う うさぎとまさると生と死と」。

中村うさぎが佐藤優を臨死体験を元に、タジタジにさせると書いてある、そのレビューの部分が読みたくて、どう突っ込んでる?どうタジタジなの?と思い、結構ワクワク気味で読んでいた。


そしたら、自分の印象では一切佐藤優氏は挫けていない。どこがタジタジなんだろう?と思える程、意見をかぶせていく唯我独尊ぶりに思えた。

逆にいろんなことを知ってるのね?と、宗教観や各宗教の中の扱いとか調べたこともないから、自称信者だと、その辺が違う。(キリスト教徒だそうです。)比べることさえもしないからなぁ…。しかもまぁちゃんと宗教にべったりな過去もあって、その辺との距離感も含めて、死をどう思っているのか?とは感じてしまった。

佐藤優氏の本もインタビューも今までひとつも読んだことがない私には、怖い印象の顔面からは想像出来ないくらい面白さと強さを感じた。


人の括り方がいいと思った部分の印象なんだろうけど、小保方氏と安倍首相は科学者・政治家ではなくて、ポエマーなのだという論が一番のお気に入りだ。200回とかいうのは科学者の言葉ではないというものだ。集団的自衛権も「戦争なんか起きっこない」という発想から生まれていて、どうしようもないくらい、本人達の頭の中では完成している状態という。欲というものが透けて見えるくらいの人は怖くないが、それにこだわっていない理想を追い求める政治家は怖いとかいうのも、納得してしまった。

Vシネマに嵌る人も多いが、ビジネスホテルで有料チャンネルで、Vシネマを見漁っているらしい。


中村うさぎは自身の臨死体験から、感情も痛みも何もなくなってしまうので、死はどこまでも終結でしかないという考えから離れない。死後の世界や輪廻・復活の話もどことなしに、「私には無関係」という顔が行間から見える。


対談というジャンルは実に読みやすい。


2.3回本屋で立ち読みすれば、読めると思うので、本屋に置いてあるようなら、立ち読みされてはいかがだろう。と薦めておこう!
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