とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2024東北紅葉登山ツアー:2日目焼石岳

2024-10-10 13:32:31 | 山登り
2日目の朝は、朝食を弁当にしてもらい5時半に宿を出発する。ただ、朝から雨が降り出し、1日曇りだという予報が外れていた。しかも、国道から林道に入ると未舗装道路が続き、車のスピードを出すことが出来ない。

駐車場に着くと、既に10数台の車が止まっており、悪天候にかかわらず大勢の登山者が登りだしていたようだ。

雨具を着てスタートの支度をしていると結構時間がかかり、6時半のスタートになってしまった。焼石岳の登山口はいくつかあるうちの最も早く登れる中沼登山口だ。


登山口で、スタート前の集合写真を駐車場整理の管理人に撮ってもらう。


雨の中、濡れた岩が多い登山道を進む。土のところは、ぬかるんで滑りやすい。


1時間ほどで、中沼に到着する。


中沼は、ガスに覆われうっすらとしか見えない。


中沼の周辺は湿地帯となっており、木道が濡れて滑りやすい。


2時間で銀明水に到着する。


岩の隙間から冷たい水が湧き出している。


更に先に進んでいくと、曇り空ながら美しい紅葉が見られるようになってきた。




平原のところに来ると、鮮やかな草紅葉の原が広がっている。




姥石平まで来た。ここまでこれば山頂までもうちょっとだ。


ガスがすこし晴れると、山の斜面は一面紅葉だ。


泉水沼からは、もう一のぼりだ。


焼石岳1547mに到着する。山頂まできてもガスで覆われほとんど展望はない。


山頂は風があって、寒いので泉水沼まで降りて昼食休憩とする。


この頃からガスが取れ始め、景色が広がってきた。




登るときは、あまり気付かなかったが、登山道の周りも鮮やかな紅葉が広がっている。焼石岳は、紅葉が素晴らしいと聞いていたが、期待通りの景色を見ることが出来大満足だった。


下山すると、駐車場には数台の車しかなく、我々がほぼ最後のグループだったようだ。その後、車を走らせ須川高原温泉に向かう。

参考1.焼石岳の高低図&コースタイム


参考2.焼石岳のコースマップ

「2024東北紅葉登山ツアー:3日目栗駒山」に続く。

2024東北紅葉登山ツアー:1日目猊鼻渓

2024-10-09 11:38:14 | 観光
10月に入って最初の登山は、東北方面の紅葉を見に行くことにした。まず一日目は、移動のみで東北新幹線の一ノ関駅で下車する。ホーム内には、なぜかピカチュウがお出迎えだ。


ちょうどお昼を過ぎていたので、一ノ関駅近くの「ふじせい」という店に寄っていく。ここは、一ノ関の郷土料理であるもち料理を気軽に食べられる店だ。箸休めの大根おろしに9種類のもち料理(あんこ餅・ずんだ餅・くるみ餅・ごま餅・じゅうね餅・納豆餅・ショウガ餅・ふすべ餅、引き菜のお雑煮)の入った「ひと口もち膳」をいただく。


昼を済ませると、駅前でレンタカーを借り、猊鼻渓まで移動する。猊鼻渓は、日本百景の一つにも数えられ、砂鉄川の浸食でできた高さ100メートルの絶壁に奇岩、洞窟、滝など迫力のある絶景が広がる景勝地だ。


猊鼻渓名物といえば、船頭が棹一本で操る「舟下り」だ。どの船も満員で、続々と観光客が乗船していく。


早速我々も乗船し、船下りに出発する。船頭さんは、この日がお客を乗せての初めての操船だという事で、ちょっと心配だったが、ベテランの船頭がもう一人付いていたので一安心する。


絶壁の木々は少し色づき始めており、紅葉シーズンはなかなか見ごたえがありそうだ。


船頭の案内を聞き、景色を見ているうちに船は進んでいく。


長さ約30mの鍾乳洞「毘沙門窟(びしゃもんくつ)」の内部には毘沙門天が祀られ、設置された賽銭箱にお賽銭を投げることができるというが、船が近づかないと賽銭箱に入れるのは難しい。


前の方には、折り返して戻ってきた船が見える。


川の流れはほとんどないので、船が揺れることもなく景色をゆっくり眺めていられる。


人の顔のように見える岩。


折り返し地点の船着き場から岸に上がり、散策する。


猊鼻渓一の大きさを誇る岩壁「大猊鼻岩(だいげいびがん)」をバックに記念撮影。


橋を渡り、「大猊鼻岩」の岩穴に粘土玉を投げ入れる「運玉投げ」場に向かう。縁や愛、寿、財など、約10種類の粘土玉の中から自分の願いにあったものを選び購入したら、岩穴に粘土玉を投げ入れる。穴に粘土玉が入ると、願いが叶うと言われているが、穴に入れるのはなかなか難しい。


散策が終わったら、ふたたび船に乗って帰路につく。後半のハイライトはベテラン船頭さんによる舟唄。舟を漕ぎながら、猊鼻追分を声高らかに披露してくれる。静寂に包まれた渓谷に響き渡る舟唄はなんとも心地よく、時間の流れがゆるやかに感じられる。


往復90分の船下りが終わり、駐車場に戻るとき、川の上に架かった線路の上を、ピカチュウがラッピングされた列車が通っていった。後で調べたら、一ノ関・気仙沼間を運行しているPOKÉMON with YOU トレインという観光列車だった。どうりで、大勢の人がカメラを構えていたわけだ。


猊鼻渓を出ると、焼石クアパーク「ひめかゆ」に向かう。「ひめかゆ」に宿泊して、早朝から焼石岳に登る予定だ。

「2024東北紅葉登山ツアー:2日目焼石岳」に続く。

2024第1回中国地方遠征登山:3日目雪彦山

2024-09-21 07:10:49 | 山登り
3日目は、姫路ゆめさき川温泉「夢乃井」から雪彦山(せっぴこさん)の登山口に向かう。


30分ほどで登山口に到着する。雪彦山は、姫路市の北約27km、夢前(ゆめさき)川の最深部に鋭い三角形の岩峰がそそり立つ。雪彦山は新潟県の弥彦山(やひこやま)、福岡県の英彦山(ひこさん)とともに、修験道の山として開かれ、今でも行者たちの信仰登山の対象となっている。


登山口からいきなりの急登が始まる。この日は、猛暑日となるとの事で朝から非常に暑く、額や首、腕、背中などから汗が噴き出てくる。


やがて頭上に大きな不動岩がありこれを巻いて上る。


不動岩から上もしばらく岩尾根が続く。




いつもだったらスリルがあって面白い岩場なのだが、暑くて汗が止まらず、厳しい登りが続く。




登り切ると展望台に着く。ここから雪彦山の大天井岳やクライマーが登る絶壁が見える。雪彦山を一番近くで一番美しく見られるベストスポットだ。


展望台の直ぐ上が行者堂跡で比較的緩やかな尾根が続き登って行く。時々岩場もあるがそれほど厳しくはない。やがて左に巻くようになり谷筋へ下ると、出雲岩と呼ばれている巨大岩が現われる。


出雲岩を左に巻いて登る。岩場が続き、登り切ると覗岩とセリ岩につく。セリ岩は巨大な饅頭のような形で、幅3、40センチの大きな割れ目がある岩だ。


セリ岩の隙間は、太った人は通り抜けることができない。我々のメンバーは全員無事通り抜けることができた。


セリ岩を無事通過すると、山頂までの急な岩場がある。そこのクサリ場をクリヤーすると大天井岳山頂に到着する。大天井岳は、通称で雪彦山と呼ばれている。夢前町の解説板によれば、雪彦山は洞ヶ岳、鉾立山、三辻山の総称で、その洞ヶ岳は、大天井岳、不行岳、三峰岳、地蔵岳の四つに分かれている。つまり、大天井岳に登れば雪彦山制覇と言ってもいいのだ。


大天井岳からは、不行岳、地蔵岳にも行けるのだが、こちらはかなり上級者向けの山となり危険度も増すので、三角点、鉾立山を周回するコースに向かう。この先は、険しい岩場はないが、今までの疲れが出てきてちょっとしたアップダウンが応える。


30分ほどで三角点のある標高915m地点に到着する。ここも通称で“雪彦山”と呼ばれており、我々はここまで来たところで、雪彦山に登ったことにした。


9人のメンバーのうち、三彦山(雪彦山、弥彦山、英彦山)を制覇したのは、3人だけだ。


さらに20分ほど歩くと、鉾立山950mに到着する。さすがにみんな疲れているようだ。


ジャンクションピークを過ぎると、長い下りが始まる。


しばらく杉林の急坂を下り、石ころの沢を下る。沢を渡渉しながら下ると途中にナメ滝が見える。


虹ヶ滝を見て渡渉し、左岸の尾根に出て更に下っていく。


砂防ダムを過ぎ、林道を下ると出発地点の登山口に着き、全員無事下山する。その後、姫路駅前の銭湯で汗を流し、帰路についた。中国地方遠征登山は、これで三座全て予定通り制覇することができて大満足だった。

参考1.雪彦山の高低図&コースタイム


参考2.雪彦山のコースマップ

2024第1回中国地方遠征登山:2日目那岐山

2024-09-20 07:23:05 | 山登り
2日目は、岡山県奈義町と鳥取県智頭町との境に位置する那岐山に登る。那岐山は古くは那岐の仙(なぎのせん)と呼ばれ、神話のイザナギ、イザナミがこの峰に君臨した伝説に由来するとも、近隣の後山との高さ比べに負けて泣いたことから「ナキノセン」になったとも言われている。

岡山県津山市のホテルから車で30分ほどで、第3駐車場に到着する。


駐車場から少し歩くと、蛇渕の滝入り口だ。


蛇渕の滝には寄らず、もう少し先に進むとB,Cコース登山口の入り口だ。


B,Cコース登山口でスタート前の集合写真。


ここの山もクマ注意の大きな立て看板があり、気を引き締める。


1時間ほど登ると大神岩と呼ばれる場所に到着する。標高1000mのこの場所には、大神(狼)岩には「大日如来」「不動明王」の文字が刻まれている。


縦走路にでる。


さらに登る途中に「須佐之男命」と刻まれた文字岩がある。


10:30。那岐山山頂1255mに到着する。


山頂周辺は、ガスで真っ白で、展望は残念ながら全く無い。


下山は、縦走路を進み、A,Bコースの分岐まで歩く。


Bコースを下山し、途中で沢を渡り黒滝によって行く。


黒滝は、高さ約10mから黒い岩壁を直下で落下する美しい滝だ。


黒滝から元の登山道に戻り、4時間ちょっとで下山する。この日は、雨の予報だったが、雨には降られず、曇り空のままで下山できて良かった。駐車場から、那岐山山の駅まで移動する。山の駅で昼食を済ませ、兵庫県の姫路市まで長い距離を移動する。

参考1.那岐山の高低図&コースタイム


参考2.那岐山のコースマップ


「2024第1回中国地方遠征登山:3日目雪彦山」に続く。

2024第1回中国地方遠征登山:1日目扇ノ山

2024-09-19 18:15:11 | 山登り
中国地方の山と言えば、伯耆大山や氷ノ山くらいしか行ったことがなかったのだが、調べてみるといろいろあるので、いくつか登ってみようと計画をしてみた。今回は、まず鳥取まで行き、兵庫県と鳥取県にまたがる扇ノ山(おうぎのせん)を目指した。

扇ノ山は、標高1,309.9m。関西百名山や日本三百名山に選ばれている。山頂が扇を広げているような形をしていることからこの名前がつけられた。中国・近畿地方の代表的な火山の一つで、西日本では山スキーの人気地の一つだという。

登山口は、水とのふれあい公園のある河合谷登山口だ。車を駐車し少し歩くと登山口に出る。登山口にある扇ノ山の案内板を見る。


コースマップを見てから登山開始だ。


最初は、以外と険しい階段で始まる。


階段を上りきると、すぐに緩やかで平坦な道となる。


多少の登りはあるものの、ブナの自然林の中をのんびり歩いて行く。




1時間ほどで、展望台のある場所に着く。


展望台からは、鳥取市内や日本海が見える。


さらに20分ほどで、山頂にある避難小屋に到着する。


避難小屋の屋根のすぐ下には、大きなスズメバチの巣ができていた。かなり高い場所なので、スズメバチに襲われる心配は無いが、要注意だ。


とりあえず、山頂広場で休憩。


山頂広場前の山頂標柱で山頂記念写真を撮る。


下山は、元来た道を戻る。登りの時は気付かなかったが、大ヅッコの標柱を発見。


下山途中で見つけたスギの巨木。


複雑に枝が伸び、人が入れるほどの空洞もある。


15:30。全員無事に下山。ほぼ3時間の行程だった。


その後、鳥取県を縦断して岡山県のホテルに向かう。

参考1.扇ノ山の高低図&コースタイム


参考2.扇ノ山のコースマップ


「2024第1回中国地方遠征登山:2日目那岐山」に続く。

2024高天原温泉・雲ノ平周遊登山ツアー:4日目三俣山荘~新穂高温泉

2024-08-12 07:11:19 | 山登り
いよいよ最終日の朝となった。三俣山荘前からは素晴らしい景色が一望だ。槍ヶ岳と尾根を乗り越え流れ落ちる滝雲。


前日登った鷲羽岳。


三俣山荘前で集合写真を撮って出発。


キャンプサイトを通り、三俣蓮華岳を目指して登り始める。この日も薬師岳がくっきり見える。


槍ヶ岳もずっと見えている。


そして、これから登る三俣蓮華岳の頂上もくっきり見えてきた。


双六岳の巻き道コース分岐で重い荷物を置いて、軽荷で山頂アタックとする。


雪渓の上まで来た。山頂まであと僅か。


ハイマツの上でイワヒバリを発見。結構近くだが、なかなか逃げていかないのでアップで撮ることができた。


三俣蓮華岳2841mに到着。いつの間にか、ガスがかかり展望はなくなってしまっていた。


下山していくと、鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳が再び見えてきた。この景色を見るのもこれで最後だ。


巻き道コースの分岐からは、重いザックを背負い、双六小屋を目指して進む。当初の予定では、双六岳経由で行くつもりだったが、メンバーから膝痛の人が出てきたので、負担を減らすため高低差の少ない巻き道コースを選択した。




尾根経由もいいが、巻き道には高山植物がたくさん咲いていてお花畑を見ながら歩くことができる。


このコースは、常に槍ヶ岳を見ながら進むのがいい。




緩やかな尾根道を歩くのは気持ち良い。


三俣蓮華岳から2時間かけて双六小屋に到着。


双六小屋から弓折岳への稜線で。


広いベンチでひと休み。


弓折乗越から40分ほどかけて、鏡平山荘を目指す。目の前には見えるのだが、近いようでなかなか遠い。


12時ちょっと前に鏡平山荘に到着する。


鏡平山荘といえば、名物はかき氷だ。ここのかき氷を食べるため、みんな頑張ってここまで下りてきたのだ。一番高い宇治金時を頼む。




山荘から少しさきにある鏡池に移動。ここの水面に映る槍ヶ岳が有名だが、この日の槍ヶ岳は残念ながら見えなくなっていた。


鏡平から新穂高温泉への小池新道は、涸れ沢が多く岩がゴロゴロしている。


水場となる沢でひと休み。


小池新道の入り口に到着。わさび平小屋まで15分だ。


わさび平小屋から新穂高温泉まではさらに歩いて1時間かかる。車も通る林道なので歩きやすいが、最後の最後なのでさすがに疲れていた。

温泉についたときは、さすがにホッとした。温泉を出ると、最終の高山駅行きバスに乗ることができ、無事帰路につくことができた。久しぶりの長い山行だったが、みんな無事下山できたこと、毎日好天に恵まれたこと、念願の高天原温泉に行けたこと、全て満足できて最高だった。

参考1.4日目の高低図&コースタイム


参考2.4日目のコースマップ

2024高天原温泉・雲ノ平周遊登山ツアー:3日目高天原山荘~三俣山荘

2024-08-11 07:06:56 | 山登り
5:50。高天原山荘前で出発の準備をする。


そして、6時ちょっと前にスタートする。いよいよ3日目となり、この日は長い山歩きになる予定だ。


朝から水晶岳がよく見える。


前日、通った高天原峠からは雲ノ平方面に向かう。いよいよみんなが楽しみにしている雲ノ平だ。


高天原峠から2時間以上歩くと、やっと平らな場所に出てきた。


後方にはどっしりとした薬師岳が見えている。


多少のアップダウンを越えると、薬師岳の全容がはっきり見える。もうまさに雲ノ平の中だ。


前方には、雲ノ平山荘が見え、その後に聳えているのは黒部五郎岳だ。とにかく、名だたる百名山がいくつも見える。


一旦下って、雲ノ平山荘の真下まで来た。


雲ノ平山荘では、冷たい飲み物を買ってひと休みだ。山荘周辺には、身軽な格好で散策している人も多く見られる。雲ノ平では、何泊もしてのんびり過ごす人も多いようだ。


我々のこの日の行程はまだ半分。雲ノ平山荘を後にして先に進む。


前方に見える水晶岳が更に大きくなってきた。


途中で脇道に逸れ、スイス庭園によって行く。


薬師岳をバックに集合写真を撮る。


スイス庭園からは、元の道に戻り祖父岳方面に向かう。登山道脇のチングルマがきれいだ。


祖父岳の最後の登りは、きびしい。


12時ちょうど。祖父岳2825mに到着。奥には槍ヶ岳が見えている。


祖父岳で少し休憩した後、ワリモ岳への登りに入る。


水晶岳に向かう岩苔乗越の分岐を過ぎると、ワリモ岳山頂2888mだ。漢字では「割物岳」と表記し、割れた岩が聳え立っていることからついたという。


ワリモ岳からさらに30分歩くと鷲羽岳山頂2924mだ。


山頂から少し移動すると、火口湖である鷲羽池が見える。かつては竜池と呼ばれていたその池は、背後に槍ヶ岳を抱く絶好のロケーションにある。


鷲羽岳山頂からは、急峻な下りとなる。大きな岩と岩の隅間を探して足を下ろしていかなければならないので、なかなか早く移動することはできない。


遙か下には、この日の最終目的地である三俣山荘の屋根が見える。


山頂から、ほぼ1時間かけて三俣山荘に到着する。スタートから約10時間の長い山行だった。


ちょうどこの日は、仲間のSさんの誕生日ということもあり、夕食後の食堂で、ささやかな誕生日パーティを開く。


日没前、空を見るとキレイな夕焼けが見えた。翌日の天気も良さそうだ。


参考1.3日目の高低図&コースタイム


参考2.3日目のコースマップ


「2024高天原温泉・雲ノ平周遊登山ツアー:4日目三俣山荘~新穂高温泉」に続く。

2024高天原温泉・雲ノ平周遊登山ツアー:2日目薬師沢小屋~高天原山荘

2024-08-10 06:45:18 | 山登り
6時ちょっと前に薬師沢小屋を出発する。


小屋前には、黒部川に架かる吊り橋があり、慎重に渡る。


下から見るとこんな感じ。結構スリルがある。


吊り橋を渡ると、梯子で河原に下りる。


出だしから、険しい道が始まる。


すぐに、高天原と雲ノ平への分岐がある。過去には、雲ノ平への直登ルートで行ったことはあるのだが、高天原方面に向かうのは初めてだ。


高天原へのルートは大東新道と呼ばれる道で、前半は河原沿いの沢歩きとなる。


横を見ると、黒部川の激しい流れが見える。


とにかくこのルートは、とんでもない道で岩がゴロゴロしていてルートファインディングが難しい。


2時間ほど歩いたところで、河原でひと休み。ここ何日も雨が降ってないので、水量は少ない方だが、ひとたび雨が降ると激流となり、大東新道は通行不能になる。今回は、本当にラッキーだ。


その後も河原歩きがしばらく続き、A沢を過ぎると、本流から外れ登り道となるが渡渉は続く。


大きな岩がどこまでも続き、歩きにくい。


登山道からは、細長い滝が見える。


高天原峠には、10時半頃到着。長く険しい道でかなり疲れたので、やっと峠でまともに休憩する。高天原峠からは、多少のアップダウンはあるものの基本的には下りなので、やっと気が楽になった。


池塘の中の木道は、一気に視界が開け、気分がいい。




いままでガスの中で見えなかった水晶岳が見えてきた。


12時少し前に高天原山荘に到着するが、とりあえず重い荷物を置いて、高天原温泉方面に向かう。温泉は、小屋から更に歩いて20分ほど先だ。

沢までやってくると、板囲いの露天風呂が見えてきた。


当初は、高天原温泉で入浴して帰るつもりだったが、その奥に竜晶池という池がある。北アルプスの秘境、日本一遠い温泉と知られる「高天原温泉」から、さらに20分ほど歩いて辿り着く秘境の池だ。




もう二度と行くことはないだろう竜晶池まで行くことができて良かった。こんな奥地の神秘的な池を見ることが出来、感動だ。


竜晶池から高天原温泉まで戻り、温泉と河原の水で汗を流す。


その後、25分ほど掛けて高天原山荘に戻った。温泉と小屋がやや遠いのが残念だが、山で温泉に入れるだけありがたい。

参考1.2日目の高低図&コースタイム


参考2.2日目のコースマップ


「2024高天原温泉・雲ノ平周遊登山ツアー:3日目高天原山荘~三俣山荘」に続く。

2024高天原温泉・雲ノ平周遊登山ツアー:1日目折立~薬師沢小屋

2024-08-09 10:26:11 | 山登り
山友たちがさかんに雲ノ平、雲ノ平というので、20数年ぶりに雲ノ平に行く計画を立てた。山登りをある程度やり続けると、この山域は遠いけどいつかは行ってみたい場所になるのだろう。自分はもう行くことはないだろうと思っていたが、仲間と行くのも楽しいだろうと、もうひと頑張りすることにした。

参加者は、全部で8名と結構集まり、まずは富山駅前のホテルに集合してもらう。翌朝、ホテルの朝食時間前に出発して富山地鉄で有峰口に向かう。駅員がいない無人のレトロな駅だ。


有峰口からは、予約しておいたジャンボタクシーで折立に向かう。タクシーの運転手さんが飛ばしてくれたおかげで、8時くらいには折立登山口に到着する。身支度を調えていよいよスタートだ。


まずは木陰の多い道を進んでいく。


アラレちゃんの絵が貼られた大木の横を通り抜ける。


木の根があちらこちらに張り出し、結構歩きにくい。


三角点のあるベンチでひと休み。


一枚岩の上を進んでいく。


高原のような台地になると、ハイマツやチシマザサの広がる登山道になり、多くの登山者が行き交うようになってくる。


12:30。太郎平小屋に到着する。


太郎平小屋で、ビールを買って、おにぎりを食べてひと休み。


太郎兵衛平は、薬師岳、黒部五郎、雲ノ平方面などの分岐点となりこのあたりの山域の要所である。


太郎平小屋のトイレの横を過ぎ、これから先に進む。


黒部五郎岳と薬師沢の分岐。我々は、左手の薬師沢方面へと進む。


薬師沢へは下りとなり、いくつもの沢を渡る。




ほとんど木道になっているので歩きやすい。




15:30。無事、薬師沢小屋に到着。1日目は、7時間半ほどの歩行時間だったが、初日としては順調な時間で、夕食を美味しくいただく。


参考1.1日目の高低図&コースタイム


参考2.1日目のコースマップ


「2024高天原温泉・雲ノ平周遊登山ツアー:2日目薬師沢小屋~高天原山荘」に続く。

2024北アルプス唐松岳:2日目

2024-07-29 16:49:27 | 山登り
6時40分。唐松岳頂上山荘を出発する。前日から、山頂周辺はガスの中で、ご来光は拝めず、そのまま下山とする。


登るときは、余裕がなかったが下山時は、花を撮りながら歩く。岩場の中で咲いていたシャクナゲ。


ニッコウキスゲ。


シモツケソウ。


ウツボグサ。


八方池に到着するも、この日も白馬山三山は見えず。


八方ケルンを通過。


展望ポイントでは、大勢の登山者が休憩している。土曜日で天気がいいこともあって、続々と登山者が上がってきている。


その後もスイスイと下山し、リフト、ゴンドラを乗り継いで11時にはゴンドラ乗車口に着いた。前の週の飯豊連峰の疲れが残っていたのか、多少きつかったが、無事下山できて良かった。しかし、下界の暑さは応える。どうして、7月でこんなに暑いのかイヤになってしまう。

参考1.2日目の高低図&コースタイム(八方池山荘からは、リフトとゴンドラ)


参考2.2日目のコースマップ