とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

建前で餅拾い

2009-11-07 21:28:36 | 呟き
近所で、夕方「建前」がありました。建前とは家を新築する時の儀式の一つで「上棟式」ともいいますね。家の基礎ができ、1日かけて、家の骨組みを作っていき、無事棟が上がったことを喜びお祝いし、施主が職人さんをおもてなしすることです。

そして、私の住む地域では、ほとんどの家で建前の時に餅まきをします。朝からクレーン車がきたり、大勢の大工さんが来ていたので、建前があって餅まきをしそうだなというのがわかります。大体日没前には始まるので、いつしかその家の周りに人が集まってきていました。小さい子供から、お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんと近所の人たちが大勢集まっています。普段は、ほとんど人通りがないのに、この時だけは、どこで聞きつけたか呆れるほど人が集まるものです。

私も、袋を持って現場に駆けつけました。前のほうは空きがなく後ろでしたが、しゃがんで餅まきを待ちます。先ず最初に、大きな隅餅を四隅にまかれます。隅餅を取った人は家を建てなくてはならないという話もあり、今更家を立てる予定はないので隅餅は取りません。隅餅を撒いたあと、いよいよ普通の餅まきが始まりました。餅は紅白で一つ一つラップでくるまれています。あと、お菓子や小銭も撒かれます。餅まきが始まると、凄い争奪戦となります。男も女も子供も関係なく、すさまじい戦いです。上を見ているとなかなか取れないので地面を見ながら落ちてきた餅を拾うのですが、一瞬の差で隣の人に奪われてしまいます。やられたと思っても、運よく餅のほうから袋に落ちてくるときもあります。大騒ぎの末、餅まきが終わり、戦利品を見るとそれなりに取れてました。たくさんとっても食べきれないので欲張っても仕方がないのですが、何故か人より多いと嬉しくなるものですね。子供たちもたくさん取れて大喜びでした。

因みに、建前で拾った餅は焼いてはいけません。焼くというのは火事を連想するので、茹で(雑煮)たり揚げたりして食べなければいけません。