とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2014第10回えちご・くびき野100㎞マラソン

2014-10-13 18:36:05 | マラソン
えちご・くびき野100㎞マラソンは2004年に初めて参加して以来、5回目の参加になる。2012年だけ参加してないので、実に4年ぶりとなった。過去4回は、完走できていたが、このところ100キロマラソンは関門に引っかかってばかりで背水の陣で臨んだ大会だった。今回完走できなければ、100キロはもう諦めようとさえ思っていた。

大会のコースは、100キロの場合リージョンプラザ上越をスタートして、山間部の集落をぐるっと回りユートピア頸城希望館へゴールする周回コースとなる。


高低図を見ると、40キロから60キロの間に4つの山越えがあり、72キロ付近で5つ目の山を越える。前半と後半は、比較的フラットだが、中盤の山越えが結構きつい。


さて、スタート前はみんな元気いっぱいである。


午前5時半、リージョンプラザ上越前のスタートゲートを1800人のランナーが掛け抜けて行った。


5時45分。東の空が明るくなってきた。


5時55分。橋の上で日の出を見る。これから台風が近づいてくるというのに、素晴らしい天気だ。


大分陽が上がり、朝日がランナーを優しく照らしていた。


田園地帯の先には、妙高山をはじめとする頸城山塊の山並みが良く見えていた。


地域ごとにランナーを応援する旗や幟が掲げられている。


田園地帯の中にぽつんと1本の木とお堂があり、いい雰囲気なのでワンショット。


最初のレストエイド。これからの長い走り旅を考えて、エネルギーを補給しておかねばならない。米どころ新潟だけに、コシヒカリのおにぎりが豊富に出されている。




太鼓で応援してくれるエイドもある。


いよいよ登り坂が始っていく。これからは、精神的余裕がなく写真を撮る気力もなくなっていた。


この大会では、6つ関門が設定されている。40キロ、50.5キロの関門は、難なく通過したが、68.9キロの関門辺りが心配になってきていた。当初、関門時間が14:30だと思い込んでいたので、その時点のペースでは、ギリギリでヤバイと焦っていた。とにかく休まず必死に走っていったら、14:50が関門だったので20分近く余裕がありホッとした。頑張りすぎて疲れたので、しばし椅子に座って脹脛や太腿をアイシングをする。

しかし、あまりのんびりもできない。次の関門は、85.0kmで17:00までだ。ここでも15分ほどは余裕があった。ただ、92.0kmが17:55で、10分弱しか余裕がなくなっていた。このエイドでは有名な海賊汁を飲んでいく余裕もなく、ひたすらゴールを目指して走り続けた。その後の給水エイドは全て飛ばして、とにかく休まず走った。そして、残り1キロ地点になった。沿道の人が、ここで歩いたら間に合わない!と声をかけてくれたおかげで、必死に走り18時57分無事ゴールする。残り2分弱しかなかったが、久しぶりの100キロマラソンを完走できて嬉しかった。まだまだやれるかなと自信を取り戻せた思い出深い大会になった。

因みに大会公式HPによると、出走者数及び完走者数は以下のとおりだ。
【100㎞の部】
 ・男子:出走 1,515人、完走 1,115人、完走率 73.6%
 ・女子:出走  289人、完走  210人、完走率 72.7%
 (合計:出走 1,804人、完走 1,325人、完走率 73.4%)
【 60㎞の部】
 ・男子:出走  437人、完走  343人、完走率 78.5%
 ・女子:出走  164人、完走  119人、完走率 72.6%
 (合計:出走  601人、完走  462人、完走率 76.9%)