とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2016比叡山:後半

2016-05-09 18:48:58 | 山登り
玉体杉から緩やかに下っていくと、再び奥比叡ドライブウェイの下を通り抜ける。


しばらくは、ほとんど水平な杉木立の道を進む。




13:15。横川中堂に到着する。ここは、広い延暦寺の境内の中で最も北の位置に在るエリアだ。横川は“よかわ”と読むらしい。拝観料を払って奥まで行くとさらに時間がかかりそうなので、入口だけ見て、すぐ脇にある登山道を登っていく。


きつい階段をしばらく登ったあと、一気に下っていく。


またもや車道下のトンネルを潜る。


14:00。府県境の仰木峠に到着する。


仰木峠から少し東側の尾根道に進んでみると、展望が開け琵琶湖がうっすらと見えた。


展望後、仰木峠まで戻り大原に向けて歩き出す。豪雨のツメ跡を残す岩がゴロゴロした道となり、沢筋に沿って歩いていく。木々の葉に覆われて薄暗く、道筋はコケで覆われている。




シカ避けの柵を通り抜ける。


いきなり視界が開け、田園と民家が現れる。大原の里である。


15:00。三千院門跡に到着する。


参道を数分歩くと、現在の三千院の門に出た。


正面の門をくぐって受け付けを済まし、靴をビニール袋に入れて中に入ると、目の前に見えてくるのが聚碧園と呼ばれる庭園だ。作家の井上靖が“東洋の宝石箱”と賞賛したほど見事な庭園で、清流が流れ、心地よいせせらぎの音が響きわたっている。客殿の縁側に座り、美しい静かな庭園を見ていると、時間を忘れて飽きることもなく眺め続けてしまいそうだ。




赤絨毯の上に座ると、心が落ち着きそうである。


こちらは、有清園と呼ばれる庭園。苔生した庭園が広がり杉や檜などの並木が建ち並ぶ。




池には、鯉が優雅に泳いている。


秘仏・金色不動明王が祭られている金色不動堂。


金色不動堂前の休憩所で、金粉入りの梅昆布茶を振舞われる。


再び有清園の中を通り抜ける。とにかく、このコケは見事だ。


15:45。大原三千院を出たところで記念撮影。みんな、三千を表すポーズをとっている。


その後、大原のバス停から京都バスで出町柳駅にもどる。大原からのバスの便数は多く、さすが観光地らしく交通の便はいい。鴨川を渡ると、飛び石周辺で遊んでいる人が見えた。亀や鳥の形をした石が並んでいて、テレビなどでもよく見たことがある場所だ。


駐車場近くの「出町ふたば」の豆餅を行列に並んで買った後、帰路に着いた。帰りのSAでも、みんな京都土産を買いこんでいた。今回は、比叡山と大原三千院という目玉があり、山登りと観光を兼ねた欲張りなコースであった。

参考1:今回のコースマップ(YAMAPで記録)


参考2:今回の高低図(YAMAPで記録)