とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2016 初夏の大杉谷ツアー:2日目

2016-05-24 23:08:32 | 山登り
6:00。桃の木山の家を出発し、七ツ釜滝まで歩く。落差120mで7段に分かれている見事な滝だ。日本の滝百選にも選ばれている名爆でもある。ただ、残念ながら展望台からは4段ほどしか見えない。




七ツ釜滝をバックに記念撮影する。


さらに上流に向かって上っていくと、七ッ釜滝の一番上に出る。まさに、1段目の起点になる場所だ。




岩の端っこに座るN山さんが危なっかしくて、思わずザックを掴むN部さん。


急峻な断崖の狭い道を更に進んでいく。


エメラルドグリーンの水中には、山女魚だろうか数多くの魚影が見えた。


7:40。凄まじい崩落現場が見えてきた。


この崩落現場は、2004年の水害によるもので、10年もの間、この区間は通行止めになっていたのだ。2014年4月、光滝付近の崩壊箇所の登山道が整備されて、大台ケ原から大杉谷が全線開通になったのである。とはいえ、崩落した岩石を取り除くことはできず、岩の間の隙間を整備して人間が歩けるようにしたようだ。




崩落現場を通り抜けると光滝が見えてきた。落差40mあり、これまで見てきたいくつかの滝と比べても見劣りする事はない。




吊り橋を渡る我々の影が、河原に映っている。


電力関係の水門のような施設が見えてきた。


8:50。最終目的地の堂倉滝(落差18m)に到着する。




堂倉滝の落差は、それほどないものの水量が多く、水滴が広範囲に広がっていて、白っぽいモヤがかかったように見える。マイナスイオンで満ち溢れている。


堂倉滝でマイナスイオンを充分浴びた後、もと来た道を戻る。


吊り橋も渡る。


11:10。桃の木山の家に戻り、スタッフに写真を撮ってもらう。堂倉滝往復は、軽いサブザックで歩いてきたが、ここからは再び重いザックを担いで行かなければならない。


シシ渕で昼食休憩をする。12:55。ザックを担ぎ直し出発する。シシ渕とニコニコ滝もこれで見納めだ。




13:35。千尋滝に到着する。1日目に見たときよりも、水の色が光り輝いているように見えた。


15:30。無事、登山口に到着する。


登山口からしばらく歩くと、すぐ近くに止めてあった車のタイヤがパンクしていた。近くの公衆電話から電話していた人がいたので、話を聞いてみると車の持ち主で、タイヤが二つもパンクしていたという。二つもパンクしているのは、事故というよりも事件っぽい。心無い人にいたずらされたようだ。我々の車もひょっとしたら被害に遭っているのではと、恐る恐る車に戻ってみると、4つのタイヤは全て無事だった。山奥に車を止めると、このような被害にあうこともゼロではない。全員無事で何事もなく下山できたことが、一番ありがたく思えた。

参考1:2日目のコースマップ(YAMAPで記録)


参考2:2日目の高低図(YAMAPで記録)