2日目の朝も山荘の周囲は雲に覆われ、快晴は望めそうもない。それでも、五竜岳直下まで来ているので、五竜岳だけは登るつもりでいた。まずは、五竜山荘名物の「山が好き 酒が好き」Tシャツを、色を代えてお揃いで購入する。このTシャツを着ると、五竜岳山頂への思いが高まる。
5:22。五竜山荘を出発する。相変わらず雨が降り続き、最初からカッパを着ての山行となった。
五竜岳への登山道は、ガレ場のジグザグ道だ。五竜から鹿島槍の区間は、岩稜地帯が続くので落石や転倒などで頭を守るためにヘルメット着用推進山域となっている。この日は、全員ヘルメットを着用する。
信州側は、真っ白い雲の中に覆われて街並みを確認するすべもない。
6:22。五竜岳2814mに無事到着する。山頂写真は、「山が好き 酒が好き」Tシャツで決まりだ。
15分ほど山頂周辺で休憩した後、キレット小屋への分岐まで下る。この辺りまで来ると、ガスが少しとれ青空もチラッと見え、雨も止んできていた。登りだしたときと比べると、かなり期待できる状況になってきたので、キレット小屋までの縦走を予定通り進める気持ちに全員傾いてしまっていた。
これから進む八峰キレットは、富山県、長野県の県境に位置し、大キレット(北穂高岳-槍ヶ岳(南岳))、不帰キレット(唐松岳ー白馬岳(天狗の頭))と共に日本三大キレットの一つに数えられる有名な難所だ。まず最初に出てくるのが、G4と呼ばれる岩峰である。
鎖場が連続する岩場を慎重に下って行く。
G4を下り終えると、小さなコルが見えてきた。
コルの先には、G5と呼ばれる岩峰が待ち構えている。
岩の僅かな隙間からミヤマオダマキが咲いていた。
G5を登り返す。
鎖がないと、とても登っていけない垂直の岩場。
8:24。北尾根ノ頭2550mに到着する。
前方に見えるのは、鹿島槍ヶ岳の北峰だろうか?まだ、先は遠い。
さらに三段登りと呼ばれる岩場を進む。
9:00。少し広い場所に出る。ここなら休憩もできる。朝食からすでに4時間も経っているのでお腹が空いた。五竜山荘で作ってもらった弁当を、雄大な景色をバックに食べる。
エネルギーを補給できたので、さらに一頑張り。この岩場をクリアすればキレット小屋が見えてくるはずだ。
大きな岩峰を回り込むと、最初の目標ポイントであるキレット小屋が見えてきた。もう僅かだが、急いては事を仕損じる。慎重に足元を見ながら小屋に向かった。五竜岳から、ほぼ3時間の行程だった。
「2017後立山連峰縦走:2日目鹿島槍ヶ岳~冷池山荘」に続く。
5:22。五竜山荘を出発する。相変わらず雨が降り続き、最初からカッパを着ての山行となった。
五竜岳への登山道は、ガレ場のジグザグ道だ。五竜から鹿島槍の区間は、岩稜地帯が続くので落石や転倒などで頭を守るためにヘルメット着用推進山域となっている。この日は、全員ヘルメットを着用する。
信州側は、真っ白い雲の中に覆われて街並みを確認するすべもない。
6:22。五竜岳2814mに無事到着する。山頂写真は、「山が好き 酒が好き」Tシャツで決まりだ。
15分ほど山頂周辺で休憩した後、キレット小屋への分岐まで下る。この辺りまで来ると、ガスが少しとれ青空もチラッと見え、雨も止んできていた。登りだしたときと比べると、かなり期待できる状況になってきたので、キレット小屋までの縦走を予定通り進める気持ちに全員傾いてしまっていた。
これから進む八峰キレットは、富山県、長野県の県境に位置し、大キレット(北穂高岳-槍ヶ岳(南岳))、不帰キレット(唐松岳ー白馬岳(天狗の頭))と共に日本三大キレットの一つに数えられる有名な難所だ。まず最初に出てくるのが、G4と呼ばれる岩峰である。
鎖場が連続する岩場を慎重に下って行く。
G4を下り終えると、小さなコルが見えてきた。
コルの先には、G5と呼ばれる岩峰が待ち構えている。
岩の僅かな隙間からミヤマオダマキが咲いていた。
G5を登り返す。
鎖がないと、とても登っていけない垂直の岩場。
8:24。北尾根ノ頭2550mに到着する。
前方に見えるのは、鹿島槍ヶ岳の北峰だろうか?まだ、先は遠い。
さらに三段登りと呼ばれる岩場を進む。
9:00。少し広い場所に出る。ここなら休憩もできる。朝食からすでに4時間も経っているのでお腹が空いた。五竜山荘で作ってもらった弁当を、雄大な景色をバックに食べる。
エネルギーを補給できたので、さらに一頑張り。この岩場をクリアすればキレット小屋が見えてくるはずだ。
大きな岩峰を回り込むと、最初の目標ポイントであるキレット小屋が見えてきた。もう僅かだが、急いては事を仕損じる。慎重に足元を見ながら小屋に向かった。五竜岳から、ほぼ3時間の行程だった。
「2017後立山連峰縦走:2日目鹿島槍ヶ岳~冷池山荘」に続く。