10:19。キレット小屋を出発する。キレット小屋からは、いきなりの急登である。梯子を登り、さらに鎖場を登ると岩峰の東面をトラバースする区間に出る。
前方の岩場では、悪戦苦闘している登山者の姿も見える。
10:26。八峰キレット核心部と呼ばれる場所に来た。どんな場所なんだろうかとビクビクしながら進んでいく。
八峰キレット核心部は、谷底をトラバースする短い区間だ。梯子が二箇所にかけられ、トラバースには足場を補完する橋が架けられていて高度感がある。
核心部を抜けてきて余裕が見られるYさん。
核心部を過ぎてしまえば、それほど緊張する場所はなく、稜線のガレた登山道を進んでいく。
11:15。鹿島槍北峰の分岐に出る。北峰までは直ぐなので、荷物を置いて空荷で向かう。
11:23。鹿島槍ヶ岳北峰2842mに到着する。
分岐まで戻り、荷物を担いで吊り尾根と呼ばれる岩稜帯を進む。大きな雪渓がほとんど溶けずに残っている。
雪渓が溶けた場所は、チングルマとイワカガミのお花畑になっている。
12:14。鹿島槍ヶ岳南峰2889mに無事到着する。ここまで来れば一安心である。多少の雨風があっても問題なく先に進めることができる。
南峰山頂でガスを出してお湯を沸かす。山頂で飲むコーヒーの味は格別である。
山頂で1時間近くのんびりしていたら、一瞬ガスが晴れて剱岳らしき山容が顔をのぞかせた。
しかし、それ以上ガスが晴れることなく再び真っ白いガスに包まれてしまったので、諦めて出発することにした。岩がゴロゴロしているが、緩やかに下っているのでサクサクと進んでいける。
後ろを振り返る。尾根道の右側が信州側となるが、ガスで全く景色が見えない。
少し高度が下がってきたので、ハイマツ帯とお花畑が多く見られるようになってきた。
今回の山行では、ハクサンチドリを初めて見つける。
ハクサンイチゲ。
13:29。布引山2683mに到着する。
あとは、気楽なハイキングコースが続く。
14:14。冷池山荘に到着する。ここまで無事に来られるか心配だったが、難なく来られたことにホッとする。途中、出会った冷池山荘のスタッフの女性によれば、この日はここ3日間で最も天気が安定した日だという事だった。毎日雨で、外に出ることもままならないスタッフが久しぶりに外に出て登山道を歩いてきたのだという。晴れ間はほとんどなかったが、雨風もほとんどなくここまで来られた我々は、大いに恵まれていたという事だろう。
部屋に荷物を置いてから、談話室で、早速待ちに待った生ビールを頂く。まさに至福の一時だ。
17時の夕食。
最終日は、下山するだけなので、多少の雨が降っていても何てことはない。ほぼ、八割方終わったという安堵感から午後8時過ぎには眠りに入っていた。
参考1.2日目のコースマップ(五竜岳~キレット小屋~鹿島槍ヶ岳~冷池山荘)
参考2.2日目の高低図(五竜岳~キレット小屋~鹿島槍ヶ岳~冷池山荘)
「2017後立山連峰縦走:3日目冷池山荘~赤岩尾根~大谷原」に続く。
前方の岩場では、悪戦苦闘している登山者の姿も見える。
10:26。八峰キレット核心部と呼ばれる場所に来た。どんな場所なんだろうかとビクビクしながら進んでいく。
八峰キレット核心部は、谷底をトラバースする短い区間だ。梯子が二箇所にかけられ、トラバースには足場を補完する橋が架けられていて高度感がある。
核心部を抜けてきて余裕が見られるYさん。
核心部を過ぎてしまえば、それほど緊張する場所はなく、稜線のガレた登山道を進んでいく。
11:15。鹿島槍北峰の分岐に出る。北峰までは直ぐなので、荷物を置いて空荷で向かう。
11:23。鹿島槍ヶ岳北峰2842mに到着する。
分岐まで戻り、荷物を担いで吊り尾根と呼ばれる岩稜帯を進む。大きな雪渓がほとんど溶けずに残っている。
雪渓が溶けた場所は、チングルマとイワカガミのお花畑になっている。
12:14。鹿島槍ヶ岳南峰2889mに無事到着する。ここまで来れば一安心である。多少の雨風があっても問題なく先に進めることができる。
南峰山頂でガスを出してお湯を沸かす。山頂で飲むコーヒーの味は格別である。
山頂で1時間近くのんびりしていたら、一瞬ガスが晴れて剱岳らしき山容が顔をのぞかせた。
しかし、それ以上ガスが晴れることなく再び真っ白いガスに包まれてしまったので、諦めて出発することにした。岩がゴロゴロしているが、緩やかに下っているのでサクサクと進んでいける。
後ろを振り返る。尾根道の右側が信州側となるが、ガスで全く景色が見えない。
少し高度が下がってきたので、ハイマツ帯とお花畑が多く見られるようになってきた。
今回の山行では、ハクサンチドリを初めて見つける。
ハクサンイチゲ。
13:29。布引山2683mに到着する。
あとは、気楽なハイキングコースが続く。
14:14。冷池山荘に到着する。ここまで無事に来られるか心配だったが、難なく来られたことにホッとする。途中、出会った冷池山荘のスタッフの女性によれば、この日はここ3日間で最も天気が安定した日だという事だった。毎日雨で、外に出ることもままならないスタッフが久しぶりに外に出て登山道を歩いてきたのだという。晴れ間はほとんどなかったが、雨風もほとんどなくここまで来られた我々は、大いに恵まれていたという事だろう。
部屋に荷物を置いてから、談話室で、早速待ちに待った生ビールを頂く。まさに至福の一時だ。
17時の夕食。
最終日は、下山するだけなので、多少の雨が降っていても何てことはない。ほぼ、八割方終わったという安堵感から午後8時過ぎには眠りに入っていた。
参考1.2日目のコースマップ(五竜岳~キレット小屋~鹿島槍ヶ岳~冷池山荘)
参考2.2日目の高低図(五竜岳~キレット小屋~鹿島槍ヶ岳~冷池山荘)
「2017後立山連峰縦走:3日目冷池山荘~赤岩尾根~大谷原」に続く。