2日目の朝は、快晴だった。ただ、白馬では明け方まで雪が降ったらしく車のフロントガラスには僅かに雪が積もっていた。この日は、ペンションの朝食を食べ、前日よりはゆっくりである。玄関前で集合写真を撮り、7:30に出発する。

大網峠越えコースは、昨日の天神道越えコースの続きである。まずは、平岩駅近くのいで湯の広場まで行ってから運転手以外を降ろし、2台の車で根知のフォッサマグナパーク駐車場まで向かう。フォッサマグナパーク駐車場に1台を駐車してから、もう1台でいで湯の広場に戻る。
全員揃ったところで、大網峠越えコースの出発点に向かった。車の移動で結構時間がかかってしまい、スタートは9時頃になってしまった。大網峠越えコースは、難易度が健脚向けとなっている。平岩から根知までの約10キロで、今回では最もキツイコースだ。

天気は、昨日と打って変わり、太陽の光が溢れんばかりとなっている。山の紅葉も、光が当たるだけでキラキラと輝いているかのようだ。

落ち葉を踏みしめ、山道を進む。

大網の集落に入る。看板を見ると、ギフチョウ、ヒメギフチョウが小谷村の天然記念物に指定になったという。本来日本ではギフチョウ・ヒメギフチョウは棲み分けをしており、この二種の分布境界線はルードルフィアラインと呼ばれている。小谷村北部はこの分布境界線上に位置しており、ギフチョウ・ヒメギフチョウの両種が同時に生息している日本でも稀少な地域らしい。看板の日付を見ると、平成27年11月2日となっており、我々が来る数日前の日付で、まさに建てられたばかりであったようだ。

集落を抜けると、いよいよ大網峠への登山道だ。

東の方向には、うっすらと白い雪を被った雨飾山が見える。昨日の雨が、山の上では雪だったのだろう。

石仏群。

大網の六地蔵。


その後、前日の雨で沢のようになった登山道を進む。石がごろごろしていて足を出す位置を間違えれば靴が濡れてしまう。いつの間にか、靴はびしょ濡れになっていた。


大きな沢の流れも、いつもに増して水量が多いようだ。

横川の吊り橋が見えてきた。

吊り橋をソロリソロリと渡る。

吊り橋を過ぎると、本格的な急坂となっていく。途中には、何度か激流の沢を渡る。


さらに急坂が続く。こんなところを牛や歩荷が通ったなんて信じられない。

大きな滝の前で記念写真。

滝の少し上がった平らな場所が、牛の水飲み場だったらしい。ということは、牛が確かにこの道を歩いていたという事だ。

滝の手前で、同行したかわいさんが歩きとおせる自信がないという事で引き返すことになった。

残りのメンバーで更に森の奥深く入って行く。

相変わらず、登山道の脇には、沢のように水が流れ落ちている。

菊の花地蔵という可愛らしい小さなお地蔵様が大木の根元に座っている。

ブナ・ナラ・トチの原生林の中に入ってくる。まさに、絶景である。


1年のうちでもこれほどの紅葉の時を見られるのは、僅かだろう。みんな、素晴らしい場所に来られて良かったと大いに感激していた。


最後の渡渉だ。

11:10。屋敷跡に到着する。広くて平らな場所なので、休憩するにはちょうどいい。ここで、休憩をすることにした。それにしても、かつてはこんな場所にも屋敷があったというのは驚きだ。

「2017千国街道塩の道トレイル:大網峠越えコース後半」に続く

大網峠越えコースは、昨日の天神道越えコースの続きである。まずは、平岩駅近くのいで湯の広場まで行ってから運転手以外を降ろし、2台の車で根知のフォッサマグナパーク駐車場まで向かう。フォッサマグナパーク駐車場に1台を駐車してから、もう1台でいで湯の広場に戻る。
全員揃ったところで、大網峠越えコースの出発点に向かった。車の移動で結構時間がかかってしまい、スタートは9時頃になってしまった。大網峠越えコースは、難易度が健脚向けとなっている。平岩から根知までの約10キロで、今回では最もキツイコースだ。

天気は、昨日と打って変わり、太陽の光が溢れんばかりとなっている。山の紅葉も、光が当たるだけでキラキラと輝いているかのようだ。

落ち葉を踏みしめ、山道を進む。

大網の集落に入る。看板を見ると、ギフチョウ、ヒメギフチョウが小谷村の天然記念物に指定になったという。本来日本ではギフチョウ・ヒメギフチョウは棲み分けをしており、この二種の分布境界線はルードルフィアラインと呼ばれている。小谷村北部はこの分布境界線上に位置しており、ギフチョウ・ヒメギフチョウの両種が同時に生息している日本でも稀少な地域らしい。看板の日付を見ると、平成27年11月2日となっており、我々が来る数日前の日付で、まさに建てられたばかりであったようだ。

集落を抜けると、いよいよ大網峠への登山道だ。

東の方向には、うっすらと白い雪を被った雨飾山が見える。昨日の雨が、山の上では雪だったのだろう。

石仏群。

大網の六地蔵。


その後、前日の雨で沢のようになった登山道を進む。石がごろごろしていて足を出す位置を間違えれば靴が濡れてしまう。いつの間にか、靴はびしょ濡れになっていた。


大きな沢の流れも、いつもに増して水量が多いようだ。

横川の吊り橋が見えてきた。

吊り橋をソロリソロリと渡る。

吊り橋を過ぎると、本格的な急坂となっていく。途中には、何度か激流の沢を渡る。


さらに急坂が続く。こんなところを牛や歩荷が通ったなんて信じられない。

大きな滝の前で記念写真。

滝の少し上がった平らな場所が、牛の水飲み場だったらしい。ということは、牛が確かにこの道を歩いていたという事だ。

滝の手前で、同行したかわいさんが歩きとおせる自信がないという事で引き返すことになった。

残りのメンバーで更に森の奥深く入って行く。

相変わらず、登山道の脇には、沢のように水が流れ落ちている。

菊の花地蔵という可愛らしい小さなお地蔵様が大木の根元に座っている。

ブナ・ナラ・トチの原生林の中に入ってくる。まさに、絶景である。


1年のうちでもこれほどの紅葉の時を見られるのは、僅かだろう。みんな、素晴らしい場所に来られて良かったと大いに感激していた。


最後の渡渉だ。

11:10。屋敷跡に到着する。広くて平らな場所なので、休憩するにはちょうどいい。ここで、休憩をすることにした。それにしても、かつてはこんな場所にも屋敷があったというのは驚きだ。

「2017千国街道塩の道トレイル:大網峠越えコース後半」に続く