12:20。ロープウェイ山頂駅の先にある八海山登山口からいよいよ登山開始だ。しとしと雨が降っているが、大した雨ではない。
少し上がったところには、八海山大神の石像が建っている。八海山大神は國狭槌尊(くにさつちのみこと)の仏教的呼称だという。となりには、木花咲耶姫(このはなのさくやひめ)の名前も見える。
登山開始の景気付けに鐘を鳴らす。
視界が広がったところから景色を見ると、周りは雲海で囲まれていた。高いところは雲が薄くなってきており、雨が止みそうな感じではある。
妙高山、火打山らしき山影も見えてきた。
5合目あたりまでは、緩やかなハイキングコースの感じだったが、6合目の女人堂手前辺りから険しい道になってきた。
13:30。女人堂に到着する。山岳信仰により女人禁制だったころ、女性はここまでしか登れなかった場所だ。現在は、避難小屋になっておりトイレもある。休憩には、ちょうどいい場所だ。雨は大分上がってきていたので、ここでカッパを脱ぐことにした。
昔の女性達は、ここから奥宮を参拝したという。先の方に見えるピークは薬師岳だ。
7合目を過ぎると、長い鎖場が延々と続いている。雨で岩が濡れていて滑りそうなので慎重に進んでいく。
14:35。長い鎖場が終わると8合目の薬師岳に到着する。
薬師岳からは9合目の千本檜小屋が見えている。そして、その奥に聳える岩峰は、八海山の八ッ峰の一つ地蔵岳だ。
千本檜小屋はけっこう近くに見えるのだが、やはり簡単に行ける場所ではなかった。一旦山を下ってから登り返す。14:40。鎖場を登りきると千本檜小屋に着いた。
雨は止んできたものの、登山道は濡れており岩も滑りやすい。この日は、そのまま山小屋でのんびりすることにした。小屋で買ったビールと麓で買ってきた八海山を飲みながら宴会だ。小屋番の話では、この日に泊まる登山者は我々6人しかいないとの事だった。結構キャンセルがあったらしい。おかげで、2階の部屋は貸し切り状態となり贅沢な気分になった。
1階は、八海山大神が祀られた祭壇があり、行者たちが登ってきた際の行が行われるようだ。
夕食は、山盛りのカレーライスだ。じっくり煮込んだカレールーが美味しかった。
夕食が終わったところで、小屋の周りを散策。
小屋の真正面に見えるのは、日本百名山の越後駒ヶ岳だ。数年前、越後駒ヶ岳の山頂から八海山を眺めて、今度は八海山に登ろうと心に決めたのがやっと叶ったなあと感慨が深くなった。
小屋の横に立てかけてあった八海山八ッ峰コースマップだ。何といっても、八海山と言ったらこの八ッ峰コースを完全踏破しなければ意味がない。地図を見ただけでもドキドキワクワクしてしまう。
八海山登山記念に全員で八海山Tシャツを購入する。どんなTシャツかっていうとこんな感じだ。みんなモデルになって前と後をそれぞれ撮影する。
18:15。小屋の外を見ると、真っ赤な夕日が沈んでいくのが見えた。
雲を真っ赤に染めて富山湾に夕日が沈んでいく。
赤い夕焼け空の下には、妙高山、火打山もシルエットとして浮かび上がっている。こんな美しい夕焼けを見られるとは思ってもいなかった。明日の天気は、間違いなく晴れそうだ。
参考1.八海山ロープウェイ山頂駅~千本檜小屋までのコースマップ
参考2.八海山ロープウェイ山頂駅~千本檜小屋までの高低図
「2018八海山登山:2日目千本檜小屋~入道岳」に続く。
少し上がったところには、八海山大神の石像が建っている。八海山大神は國狭槌尊(くにさつちのみこと)の仏教的呼称だという。となりには、木花咲耶姫(このはなのさくやひめ)の名前も見える。
登山開始の景気付けに鐘を鳴らす。
視界が広がったところから景色を見ると、周りは雲海で囲まれていた。高いところは雲が薄くなってきており、雨が止みそうな感じではある。
妙高山、火打山らしき山影も見えてきた。
5合目あたりまでは、緩やかなハイキングコースの感じだったが、6合目の女人堂手前辺りから険しい道になってきた。
13:30。女人堂に到着する。山岳信仰により女人禁制だったころ、女性はここまでしか登れなかった場所だ。現在は、避難小屋になっておりトイレもある。休憩には、ちょうどいい場所だ。雨は大分上がってきていたので、ここでカッパを脱ぐことにした。
昔の女性達は、ここから奥宮を参拝したという。先の方に見えるピークは薬師岳だ。
7合目を過ぎると、長い鎖場が延々と続いている。雨で岩が濡れていて滑りそうなので慎重に進んでいく。
14:35。長い鎖場が終わると8合目の薬師岳に到着する。
薬師岳からは9合目の千本檜小屋が見えている。そして、その奥に聳える岩峰は、八海山の八ッ峰の一つ地蔵岳だ。
千本檜小屋はけっこう近くに見えるのだが、やはり簡単に行ける場所ではなかった。一旦山を下ってから登り返す。14:40。鎖場を登りきると千本檜小屋に着いた。
雨は止んできたものの、登山道は濡れており岩も滑りやすい。この日は、そのまま山小屋でのんびりすることにした。小屋で買ったビールと麓で買ってきた八海山を飲みながら宴会だ。小屋番の話では、この日に泊まる登山者は我々6人しかいないとの事だった。結構キャンセルがあったらしい。おかげで、2階の部屋は貸し切り状態となり贅沢な気分になった。
1階は、八海山大神が祀られた祭壇があり、行者たちが登ってきた際の行が行われるようだ。
夕食は、山盛りのカレーライスだ。じっくり煮込んだカレールーが美味しかった。
夕食が終わったところで、小屋の周りを散策。
小屋の真正面に見えるのは、日本百名山の越後駒ヶ岳だ。数年前、越後駒ヶ岳の山頂から八海山を眺めて、今度は八海山に登ろうと心に決めたのがやっと叶ったなあと感慨が深くなった。
小屋の横に立てかけてあった八海山八ッ峰コースマップだ。何といっても、八海山と言ったらこの八ッ峰コースを完全踏破しなければ意味がない。地図を見ただけでもドキドキワクワクしてしまう。
八海山登山記念に全員で八海山Tシャツを購入する。どんなTシャツかっていうとこんな感じだ。みんなモデルになって前と後をそれぞれ撮影する。
18:15。小屋の外を見ると、真っ赤な夕日が沈んでいくのが見えた。
雲を真っ赤に染めて富山湾に夕日が沈んでいく。
赤い夕焼け空の下には、妙高山、火打山もシルエットとして浮かび上がっている。こんな美しい夕焼けを見られるとは思ってもいなかった。明日の天気は、間違いなく晴れそうだ。
参考1.八海山ロープウェイ山頂駅~千本檜小屋までのコースマップ
参考2.八海山ロープウェイ山頂駅~千本檜小屋までの高低図
「2018八海山登山:2日目千本檜小屋~入道岳」に続く。