とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2020指宿菜の花マラソンツアー:1日目韓国岳登山

2020-01-14 21:54:39 | 山登り
昨年に引き続いて指宿菜の花マラソンに参加する事になった。今年で39回目となる歴史ある大会である。さて、今回もマラソンだけではもったいないので、近くの山を登ろうと、百名山・霧島山の最高峰である韓国岳に登ることにした。朝一の便で鹿児島空港に飛び、レンタカーで大浪池登山口に向かう。11時過ぎ、大浪池登山口に着くと、そこそこの車が泊まっていた。


今回のメンバーは、私を入れて6人。天気予報では、一日中曇りで翌日は雨になるとの事で、薄曇りで陽が射していなかった。


歩き出しの登山道は、しっかりで整備されていて、一般の観光客でも散策できそうな石畳の道だ。


30分ほど歩くと、薄日が差して少し明るくなってきた。


歩きだして40分。大浪池に到着する。大浪池は、霧島山にある直径630m、周囲約2kmのほぼ円形の火口湖だ。


大浪池の名称の由来は、近くの村に子供のいない夫婦がおり、山の神に祈ったところ女の子を授かり「お浪」と名付けた。美人であったため18歳になったとき結婚の申し込みをいくつも受けたが断り続けた。ある夜、彼女は山の池に飛び込み実は竜神の化身だったというもので、「お浪の池」がやがて「大浪の池」と呼ばれるようになったという。


大浪池は、西回りと東回りのコースがあり、今回は左手にある西回りコースへ向かう。


所々からブルーに輝く大浪池を望むことが出来る。そして、その先にあるお椀をかぶせたような山が霧島山最高峰の韓国岳だ。


西側を見ると、霧島高原が一望できる。いつの間にか雲が取れて青空が広がってきていた。


大浪池を半周近く回ってきたころ、韓国岳が、ぐっと近くになってきた。


火口の縁から一旦下っていく。


鞍部の分岐まで来ると、えびの高原と韓国岳の分岐だ。


東回りコースとの分岐を過ぎると、急な階段が続くようになる。


よくぞこれほどの長い階段を作ったものだと感心するほど長く続いている。


見晴らしのいい場所から後ろを振り返ると、大浪池より大分高い場所にいるのがよくわかる。


そして上を見上げると、まだまだ階段が続いている。


13:55。やっと山頂に到着する。予想外にいい天気となり、下方の大浪池がきれいに見える。大浪池を擁する火山の標高は1412m、水面の標高は1241mあり、常時水を湛える火口湖としては日本で最も高い場所にあるという。


南東側には、今も活発な火山活動を続けている新燃岳と霊峰高千穂峰もくっきり見える。まさに霧島火山群を一望だ。


韓国岳山頂1700mで山頂記念写真。


頂上から下を覗くと、直径900m、深さ300mの火口が見える。雨が続くと池ができるそうだ。


14時を過ぎており、下山を考えるとあまりゆっくりもできない。昼食休憩を少し取ってから下山を早々に開始する。


階段の段差が大きいので、下りも慎重に下りないといけない。


分岐から登り返すと、やっと大浪池が見える場所まで戻ってきた。


大浪池西回りと東回りの分岐まで戻ってきた。


東回りのコースは、西回りよりは少し時間がかかるようだ。


大浪池からは、整備された石段の道を下っていく。


16:45。無事、全員登山口に到着する。お疲れさまでした。


その後、指宿まで2時間以上かけて移動する。宿に着いてから、食事もしないで砂蒸し風呂に直行する。10分ほどの砂蒸しだったが、十分体が温まった。


21時過ぎ、宿に戻り、遅い食事をとってから翌日のマラソンの準備をして眠りに着く。長いけど充実した一日だった。

参考1.韓国岳のコースマップ


参考2.韓国岳の高低図とコースタイム


「2020指宿菜の花マラソンツアー:2日目指宿菜の花マラソン」に続く。