スキーから帰った翌日の日曜日は、特に予定がなかったのだが、妻がウォーキングに出かけるというので一緒についていくことにした。遠州鉄道に乗って西鹿島駅で降りると、妻の友達とも合流しウォーキングをスタートする。9:15。まずは、天竜川に向かって歩き出す。
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天竜川に架かる鹿島橋を渡る。青空が広がりこの日もいい天気だ。
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天竜川に架かる鉄橋は、天竜浜名湖鉄道の線路だ。
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鹿島橋を渡り切り、右側の細い道に入ると、筏問屋「田代家」がある。田代家は、徳川家康の遠州経略に協力した功績で、天竜川の筏川下げと諸役免除の特権を与えられたことを機に天竜川の筏問屋経営を始めた。重厚な佇まいの屋敷には天竜川舟運の資料などが展示されており、主屋と土蔵の2棟は国の登録有形文化財だ。
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田代家の庭には、遠州最古の紀州みかんの木が植わっている。来場者には、この遠州最古のみかんを味わうことが出来る。実の色は温州みかんと比べるとやや薄く、種がたくさんあって多少酸っぱい。
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田代家から二俣の中心部を抜け、二俣小学校を過ぎると清瀧寺がある。清瀧寺には、徳川家康の長男で、織田信長に謀反の疑いをかけられ二俣城で切腹したという岡崎三郎信康の墓がある。岡崎三郎信康は、本来なら徳川家康公の嫡男として二代将軍になっていたかもしれない戦国時代の悲運の武将だ。清龍寺は、まさしく信康を供養するために家康により建立された寺であり、清瀧寺の名を与えたのも家康自身である。
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信康ゆかりの清龍寺には、本田技研の創始者である本田宗一郎が、少年時代弁当を早く食べたいために正午を知らせる鐘を30分前に、ここで突いたという。
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清瀧寺の本堂へ向う坂の途中には池があり、その池に一筋の水が滝のように落ちている。この水は、裏山から湧き出た水で、未だに枯れたことがないという。
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清瀧寺の隣には、本田宗一郎ものづくり伝承館がある。国の登録有形文化財(建造物)に登録されている旧二俣町役場を改装した建物で、昭和初期の面影が残っている。1階には本田宗一郎の軌跡をたどる年譜や写真・映像、関係者の談話、遺品、初期のバイクなどが展示されている。2階は関連図書が閲覧できるほか、ものづくりの楽しさを伝えるワークショップや、特別展などのイベントスペースになっており、本田宗一郎の「人となり」や「ものづくりの精神」に触れることができる施設である。初めて入館したが、無料で見学出来るのがありがたく、今回のウォーキングでは一番面白かった施設だ。
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バイク好きにはたまらないようなイラストが、売店で販売されている。
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本田スーパーカブ。耐久性と経済性に優れ、発売開始後50年以上を経ても多くの原設計を引き継ぎ、改良を続けながら継続生産販売されている。本田技研工業の調べでは、スーパーカブの累計生産台数は2017年10月時点で1億台に達し、輸送用機器の1シリーズとしては世界最多の生産台数および販売台数を記録しているという。まさに本田の最高傑作だ。
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初期の名車もずらりと展示されている。
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2階には、精密イラストレーションの第一人者柴田制作所柴田賢二氏のイラスト原画が展示されている。
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陸軍中野学校二俣分校校趾碑。陸軍中野学校二俣分校とは、ゲリラ戦要員の短期育成を目的とした大日本帝国陸軍の教育機関。帝国陸軍の解散とともに廃止された。諜報や防諜、宣伝など秘密戦に関する教育から、ゲリラ戦術の教育に変化していった中野学校とは異なり、当初からゲリラ戦術、破壊工作の訓練を目的に設置された施設だったという。しかし、二俣にこのような学校があったとは思いもよらなかった。
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浜松市天竜区山東にある光明山光明寺は、奈良時代(養老元年・717年)に行基により開創された遠州地方の名刹だ。毎年1月の第3日曜日に大黒天像の大祭「初甲子祭」が開かれる。この日はちょうど「初甲子祭」の日に当たり、多くの参拝者で賑わっていた。
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周囲約10mの一本杉の木で彫られた日本最大級の黄金に輝く大黒様(高さ約4m)。この日、光明山の大黒様にお参りをした後に、新しいお財布をおろすと特にご利益がいただけると言われているそうだ。
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光明寺の前には、光明山古墳(墳長83m)がある。浜松市内最大の前方後円墳だ。ただ、残念なことに雑草が生い茂り、一見するとただの小山にしか見えないような状態になっている。
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ウォーキングも後半になってきたころ、ケーキ屋さんがあったので、ランチのデザート用にショートケーキを買っていく。
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“天竜山の市”の広場で、ランチとデザートでしばらく休憩する。その後、曹洞宗の古刹で、可睡斎(袋井市)の末寺に当たる栄林寺に立ち寄る。
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東谷山栄林寺の毘沙門天を祀る毘沙門堂。
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12:50。天浜路ヘルシーウォークのゴールとなる天竜二俣駅に到着する。ここで、ウォーキングを完歩したというスタンプがもらえる。約7キロのお手軽ウォーキングだった。
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しかし、ここで終わりではやや歩き足りない。そこから、さらに歩いて飛龍大橋を渡り、西鹿島駅まで歩く。
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西鹿島駅まで歩くと10キロほど歩いたことになる。この辺りは何度も来たことがあるのだが、いろんな施設や名所をゆっくり見た事がなく、名前は知っていても、初めての場所が多く新鮮な気持ちで見て回ることが出来て良かった。
参考.今回のコースマップ
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天竜川に架かる鹿島橋を渡る。青空が広がりこの日もいい天気だ。
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天竜川に架かる鉄橋は、天竜浜名湖鉄道の線路だ。
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鹿島橋を渡り切り、右側の細い道に入ると、筏問屋「田代家」がある。田代家は、徳川家康の遠州経略に協力した功績で、天竜川の筏川下げと諸役免除の特権を与えられたことを機に天竜川の筏問屋経営を始めた。重厚な佇まいの屋敷には天竜川舟運の資料などが展示されており、主屋と土蔵の2棟は国の登録有形文化財だ。
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田代家の庭には、遠州最古の紀州みかんの木が植わっている。来場者には、この遠州最古のみかんを味わうことが出来る。実の色は温州みかんと比べるとやや薄く、種がたくさんあって多少酸っぱい。
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田代家から二俣の中心部を抜け、二俣小学校を過ぎると清瀧寺がある。清瀧寺には、徳川家康の長男で、織田信長に謀反の疑いをかけられ二俣城で切腹したという岡崎三郎信康の墓がある。岡崎三郎信康は、本来なら徳川家康公の嫡男として二代将軍になっていたかもしれない戦国時代の悲運の武将だ。清龍寺は、まさしく信康を供養するために家康により建立された寺であり、清瀧寺の名を与えたのも家康自身である。
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信康ゆかりの清龍寺には、本田技研の創始者である本田宗一郎が、少年時代弁当を早く食べたいために正午を知らせる鐘を30分前に、ここで突いたという。
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清瀧寺の本堂へ向う坂の途中には池があり、その池に一筋の水が滝のように落ちている。この水は、裏山から湧き出た水で、未だに枯れたことがないという。
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清瀧寺の隣には、本田宗一郎ものづくり伝承館がある。国の登録有形文化財(建造物)に登録されている旧二俣町役場を改装した建物で、昭和初期の面影が残っている。1階には本田宗一郎の軌跡をたどる年譜や写真・映像、関係者の談話、遺品、初期のバイクなどが展示されている。2階は関連図書が閲覧できるほか、ものづくりの楽しさを伝えるワークショップや、特別展などのイベントスペースになっており、本田宗一郎の「人となり」や「ものづくりの精神」に触れることができる施設である。初めて入館したが、無料で見学出来るのがありがたく、今回のウォーキングでは一番面白かった施設だ。
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バイク好きにはたまらないようなイラストが、売店で販売されている。
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本田スーパーカブ。耐久性と経済性に優れ、発売開始後50年以上を経ても多くの原設計を引き継ぎ、改良を続けながら継続生産販売されている。本田技研工業の調べでは、スーパーカブの累計生産台数は2017年10月時点で1億台に達し、輸送用機器の1シリーズとしては世界最多の生産台数および販売台数を記録しているという。まさに本田の最高傑作だ。
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初期の名車もずらりと展示されている。
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浜松市天竜区山東にある光明山光明寺は、奈良時代(養老元年・717年)に行基により開創された遠州地方の名刹だ。毎年1月の第3日曜日に大黒天像の大祭「初甲子祭」が開かれる。この日はちょうど「初甲子祭」の日に当たり、多くの参拝者で賑わっていた。
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周囲約10mの一本杉の木で彫られた日本最大級の黄金に輝く大黒様(高さ約4m)。この日、光明山の大黒様にお参りをした後に、新しいお財布をおろすと特にご利益がいただけると言われているそうだ。
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光明寺の前には、光明山古墳(墳長83m)がある。浜松市内最大の前方後円墳だ。ただ、残念なことに雑草が生い茂り、一見するとただの小山にしか見えないような状態になっている。
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ウォーキングも後半になってきたころ、ケーキ屋さんがあったので、ランチのデザート用にショートケーキを買っていく。
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“天竜山の市”の広場で、ランチとデザートでしばらく休憩する。その後、曹洞宗の古刹で、可睡斎(袋井市)の末寺に当たる栄林寺に立ち寄る。
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東谷山栄林寺の毘沙門天を祀る毘沙門堂。
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12:50。天浜路ヘルシーウォークのゴールとなる天竜二俣駅に到着する。ここで、ウォーキングを完歩したというスタンプがもらえる。約7キロのお手軽ウォーキングだった。
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しかし、ここで終わりではやや歩き足りない。そこから、さらに歩いて飛龍大橋を渡り、西鹿島駅まで歩く。
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西鹿島駅まで歩くと10キロほど歩いたことになる。この辺りは何度も来たことがあるのだが、いろんな施設や名所をゆっくり見た事がなく、名前は知っていても、初めての場所が多く新鮮な気持ちで見て回ることが出来て良かった。
参考.今回のコースマップ
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