4年ぶり2回目の北海道・幌尻岳に登ってきた。百名山登山達成を願う山友を連れて、百名山の中でも最難関と言われる幌尻岳に再挑戦である。
1日目は、登山口に近いホテルまでの移動だけだ。新千歳空港からレンタカーを借りて、新冠郡新冠町のホテルヒルズに宿泊する。新冠町は、日本有数のサラブレッド産地として栄えている。近年は、レコードと音楽による街づくりを進めていて、町内にある「新冠レ・コード館」には、60万枚を超えるレコードが所蔵されている。「新冠レ・コード館」で、好きな曲をリクエストして、大型スピーカーでレコードの音を楽しみ、ハイセイコーの像を見たりしてホテルに入った。
2日目の朝、朝食を食べてホテルを出る。雲一つない青空となり、天気には恵まれそうだが、かなり気温は高そうだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/6c/1f191891754c4fd8fd92db05252d0c0d.jpg)
ホテルの前には、幌尻岳の説明板が設置されている。
「日高山脈の主峰幌尻岳は、標高2052mある山脈の最高峰となる。この山には、氷河時代に形成された圏谷(けんこく、またの名をカール)があり、このカールは、雨が降ると沼のようになり、沼が7つあることから、地域の人達は古くから「七つ沼カール」と親しみをこめて呼んでいる。数々の動植物が生息し、北海道の大自然を物語る豊かな自然を誇っている。そのため、「日本百名山」にも選ばれており、平取町側と新冠町、日高町、帯広市側の四方から登山を楽しむことができる。アイヌの人達の間では、幌尻岳を舞台にした様々な伝説があり、古来から神様がいる山として崇拝し、祈りを捧げていたといわれている。アイヌ語で、「ポロ・シリ(大きな・山)」と呼ばれ、日高路での霊山とされている。以上のことから、豊かな自然を有し、アイヌ文化や伝説が息づくところとして、名勝ピリカノカに選定された。(平成25年10月17日)」
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幌尻岳の説明板の前で出発前の写真を撮って、幌尻岳の登山口へと向かう。ただ、登山口までは、ホテルから60キロ以上先だ。20数キロ舗装道路を走ってから、40キロほどの林道を砂埃を立てながら進む。
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11:15。やっと、登山口となるイドンナップ山荘の駐車場に到着する。駐車場には、20台ほどの車が止まっていた。
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イドンナップ山荘の裏手にある”幌尻岳新冠陽希コース”のモニュメントの前でまず写真を撮っていく。このモニュメントは、プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんによって、イドンナップ山荘ゲートから頂上までの約23㎞を完全人力登山してもらうことを目的に設置されたものだ。
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最初のゲートを越えると、”幌尻岳新冠陽希コース”の始まりだ。これから先は、車は入ることが出来ない。
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2.5キロほど先にある3番目のゲート。自転車やバイクが入ることができないようなゲートで、回転部分から人と荷物のみ通り抜ける事ができる。
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ゲートから橋を渡る。
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そこから延々と15キロほど林道を歩くと、奥新冠ダムだ。
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ポロシリ山荘まで2キロの看板が見えると先が見えてきたとホッとする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/1b/26a1d460d4c7a53f9d8fa45867dac3e4.jpg)
残り2キロがなかなかの急坂となり、30分以上かけて進むと、新冠ポロシリ山荘が見えてきた。
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16:01。この日のゴールとなる新冠ポロシリ山荘に到着する。距離にして17キロほどを5時間近く歩いた。
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山荘は、無人の避難小屋だが、既に15人ほどの登山者が入っていた。我々もさっそく、食事の支度をして夕食を食べ、翌日の山頂アタックに備えて早々に眠りに着く。
参考1.2日目のコースマップ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/8d/b9d8c544eaf08857eea31c2a8d71044c.jpg)
参考2.2日目の高低図&コースタイム
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「2021幌尻岳登山ツアー:3日目新冠ポロシリ山荘~幌尻岳~イドンナップ山荘~ホテルヒルズ」に続く。
1日目は、登山口に近いホテルまでの移動だけだ。新千歳空港からレンタカーを借りて、新冠郡新冠町のホテルヒルズに宿泊する。新冠町は、日本有数のサラブレッド産地として栄えている。近年は、レコードと音楽による街づくりを進めていて、町内にある「新冠レ・コード館」には、60万枚を超えるレコードが所蔵されている。「新冠レ・コード館」で、好きな曲をリクエストして、大型スピーカーでレコードの音を楽しみ、ハイセイコーの像を見たりしてホテルに入った。
2日目の朝、朝食を食べてホテルを出る。雲一つない青空となり、天気には恵まれそうだが、かなり気温は高そうだった。
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ホテルの前には、幌尻岳の説明板が設置されている。
「日高山脈の主峰幌尻岳は、標高2052mある山脈の最高峰となる。この山には、氷河時代に形成された圏谷(けんこく、またの名をカール)があり、このカールは、雨が降ると沼のようになり、沼が7つあることから、地域の人達は古くから「七つ沼カール」と親しみをこめて呼んでいる。数々の動植物が生息し、北海道の大自然を物語る豊かな自然を誇っている。そのため、「日本百名山」にも選ばれており、平取町側と新冠町、日高町、帯広市側の四方から登山を楽しむことができる。アイヌの人達の間では、幌尻岳を舞台にした様々な伝説があり、古来から神様がいる山として崇拝し、祈りを捧げていたといわれている。アイヌ語で、「ポロ・シリ(大きな・山)」と呼ばれ、日高路での霊山とされている。以上のことから、豊かな自然を有し、アイヌ文化や伝説が息づくところとして、名勝ピリカノカに選定された。(平成25年10月17日)」
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幌尻岳の説明板の前で出発前の写真を撮って、幌尻岳の登山口へと向かう。ただ、登山口までは、ホテルから60キロ以上先だ。20数キロ舗装道路を走ってから、40キロほどの林道を砂埃を立てながら進む。
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11:15。やっと、登山口となるイドンナップ山荘の駐車場に到着する。駐車場には、20台ほどの車が止まっていた。
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イドンナップ山荘の裏手にある”幌尻岳新冠陽希コース”のモニュメントの前でまず写真を撮っていく。このモニュメントは、プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんによって、イドンナップ山荘ゲートから頂上までの約23㎞を完全人力登山してもらうことを目的に設置されたものだ。
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最初のゲートを越えると、”幌尻岳新冠陽希コース”の始まりだ。これから先は、車は入ることが出来ない。
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2.5キロほど先にある3番目のゲート。自転車やバイクが入ることができないようなゲートで、回転部分から人と荷物のみ通り抜ける事ができる。
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ゲートから橋を渡る。
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そこから延々と15キロほど林道を歩くと、奥新冠ダムだ。
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ポロシリ山荘まで2キロの看板が見えると先が見えてきたとホッとする。
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残り2キロがなかなかの急坂となり、30分以上かけて進むと、新冠ポロシリ山荘が見えてきた。
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16:01。この日のゴールとなる新冠ポロシリ山荘に到着する。距離にして17キロほどを5時間近く歩いた。
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山荘は、無人の避難小屋だが、既に15人ほどの登山者が入っていた。我々もさっそく、食事の支度をして夕食を食べ、翌日の山頂アタックに備えて早々に眠りに着く。
参考1.2日目のコースマップ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/8d/b9d8c544eaf08857eea31c2a8d71044c.jpg)
参考2.2日目の高低図&コースタイム
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「2021幌尻岳登山ツアー:3日目新冠ポロシリ山荘~幌尻岳~イドンナップ山荘~ホテルヒルズ」に続く。